今日も一日、原稿執筆。
午前中は自宅で、
セルコレポートの連載を書いた。
結構いいものになった。
会社に出てからは、
月刊商人舎8月号の長編を入稿した。
常盤勝美さんに執筆してもらった記事だ。
これも力作のいい原稿です。
そのあとは、
単行本の原稿執筆。
当初、思い描いていた内容が、
どんどん深まっていく。
それは厚い本になっていくことを意味する。
私自身、不気味な感じもあるが、
それも仕方がない。
何とかしましょう。
予定通りの内容になっても、
まったく面白くはない。
セレンディピティこそ、
創作の醍醐味だ。
朝日新聞「折々のことば」
第2801回。
鷲田清一さんの編著。
今日もE・M・フォースターの言葉。
イギリスの批評家・小説家。
1879年1月1日生まれ、1970年6月7日没。
イギリスを代表するヒューマニスト。
英知は、
長いあいだ正しく維持された
人間関係から生まれるのだ。
まさにその通りだと思う。
「老年については、
やれ不機嫌だ、哀れだ、
高慢だなどといわれるが、
老年は老いぼれるのとは別に、
英知とも深く結びつく」
「それは個人が長い時間をかけて
人びとの間で培った”業績”であり、
ガイドとして役立たずとも
“見本”としては貴重だ」
(フォースターの随想「老年について」から)
とくに年季の入った商人は、
人びととの間に、
業績として人間関係を培っている。
岡田卓也さんが今、
その最高峰ということになる。
伊藤雅俊さんも、
清水信次さんも、
業績としての人間関係において、
独自の、多大な「業績」をもっていた。
まさに英知の人たちだった。
だから私など70歳となっても、
足元にも及ばない。
彼らのことを思うと、
いつも恐縮せざるを得ない。
そして石原靖曠、島田陽介、
両先生も英知の塊のような人たちだ。
石原先生が87歳、
島田先生が86歳。
現役コンサルタントだ。
どれだけの人間関係か、
どれだけの英知か。
それに鈴木哲男先生。
74歳。
9・12(火)
商人舎15周年記念セミナー。
もう、これ以上のプログラムはない。
商人舎発足の会の発起人の皆さんも、
ご参加くださる。
ヤオコーの川野幸夫さん、
エコスの平富郎さん。
イシダの石田健二さん、
ライフコーポレーションの岩崎高治さんも。
玉生弘昌さんも、
松井秀夫さんも、
村上徳三郎さんも、
そして宮本洋一さんも。
フォースター。
「知恵は増えて精力は衰える」
精力も衰えない人たちばかり。
楽しみだ。
そのときに合わせて、
原稿執筆も最後の追い込み。
頑張ります。
佐藤一斉の「言志四録」
少(わ)かくして学べば、
すなわち
壮にして為すこと有り、
壮にして学べば、
すなわち
老いて衰えず、
老いて学べば、
すなわち
死して朽ちず。
やはりこれです。
学び続けます。
〈結城義晴〉