結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年08月12日(土曜日)

オーケーの競合店対抗値下げ補填と公取委の判断

お盆の連休。

昨日の山の日に続いて、
今日は土曜日。
明日の日曜日が盆の入り。

しかし台風7号が、
日本列島に近づいている。
非常に強い台風で、
お盆に列島を直撃しそうだ。

夏の甲子園も真っ盛り。
第105回全国高校野球選手権記念大会。
いつの間にか2回戦が進んでいる。

わが神奈川からは、
慶応義塾高校が代表となって、
1回戦は勝利した。

1916年の夏の大会で、
一度、全国優勝している。

楽しみだ。

私は商人舎オフィスに出て、
原稿執筆。

甲子園を見る暇はない。

このところずっと、
土曜も日曜も祝日もなかった。

そして最後の章を書き上げた。

さて商人舎流通スーパーニュース。
公取委news|
「オーケーが競合店対抗値下げの補填取りやめ」と発表

オーケーの競合店対抗値下げ。
「他店より高い商品がございましたら、
お知らせください。値下げします」

これはウォルマートと同じ。
プライスマッチング政策。

ナショナルブランド商品について、
オーケーが競合店の価格より高い場合、
「競合店に対抗して値下げしました」
POPをつけて値下げする。
o-kw--

業界では有名だ。

それは構わない。

しかしオーケーは、
このプライスマッチングのときに、
納入業者に補填の要請を行っているとの報が、
公正取引委員会に入った。

ここで「補填」のことが説明されている。
オーケーが競合店と同額まで引き下げる際、
差額分の全部または一部を納入業者の負担とする。

これは優越的地位の濫用である。

公取委はその観点から、
問題の有無確認のため、
オーケーに資料を求めた。

するとオーケーから自発的に、
「値下げ補填自体を取りやめた旨」の報告があった。

ということは補填の要請は、
やっていたことになるのか。

そこで公正取引委員会は、
今後の懸念はなくなったものと判断して、
これ以上の対応を行わないこととした。

オーケーは対抗値下げは止めない。
しかし利益を自分で吐き出すことになる。

まあ、当たり前のことなのだが。

今日のブログは、
これでおしまい。
IMG_5802 (002)3
107歳まで生きた篠田桃紅さん。

「人は欲張っては
いけないんで、

一つ得られれば
一つ失うことは

覚悟しないとね」

はい。

〈結城義晴〉

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