商人舎流通スーパーニュースも、
再開です。
ご愛読のほど、
お願いします。
単行本は、
表紙デザインが上がってきた。
デザイナーの七海真理さんから、
いくつかの案が出て、
それを見て全員が意見を出す。
それらに七海さんが応えて、
変更を加えてくれる。
素早い。
あっというまに変更案が、
メールで返ってくる。
しかし七海さんが、
最初に出してくれたデザインのB案に、
ちょっと手を加えたものが、
最終案として決まった。
素晴らしい。
私は大満足。
普通の単行本とは違う。
ポジショニング。
いい表紙です。
ここでは見せられないけれど、
楽しみにしてください。
さて小川晴也さんが、
エージシュート。
凄い!!!
自分の年齢と同じスコアで、
ラウンドすること。
私もひとつの目標にしているが、
今はまったく手に届くレベルにもない。
80歳を超えなければできないと思う。
8月10日、
74歳での達成。
日々の節制と研鑚のたまものだ。
愛でたい。
あやかりたい。
さて、久しぶりに糸井重里さん。
「ほぼ日」のエッセイ「今日のダーリン」
いつもいいことを言ってる。
「そのなかでも、
どれがいちばん好き?」
という質問。
子どもたちに、
「パパとママと
どっちが好き?」
ある、ある。
「いままで見た映画のベストスリーは?」
「行ったことのある土地で、どこがいちばん好き?」
「どこのとんかつが、いちばんですか?」
いろんなかたちで、
聞いたり聞かれたりしている。
「質問する側の気楽さと、
考えて答える側のたいへんさは、
釣り合いがとれてないような気がします」
同感。
「よく考えてみると、
ぼくは、ふだんから、この
“どっち”とか”らんきんぐ”とかの
発想があまりなくて。
“これはいいなぁ”と思っているときに、
“こっちのこれよりも”と
わざわざ思い出しません」
「パパが好き」は、
「ママよりも」じゃないじゃないか?
「このとんかつはうまい」というときに、
「それがじぶんの1番かどうかを
真剣に考える必要もないし、
思いつくままに、
あれも、それも、いいね、と、
順位なんか考えずに
言いたいだけ言えばいいですよね」
そのとおり。
「たぶん、いまの社会というのは、
いやでも判断をせざるを得ないことがあるから、
ふだんから、その練習をしておけって
いうことなのかな。
「ぼくは、いまのじぶんの
“順不同”な感じが好きだなー」
順不同な感じって、
コンテスト型競争のことを言っている。
質問はレース型競争的な感覚。
「たしかに判断とか順位付けって、
必要なことも多いんだけど」
そのとおり。
レース型競争も、
コンテスト型競争も、
どちらもあります。
好き嫌いっていうことは、
順位をつけられない。
好きか、嫌いか。
それでいいのです。
お客様も、
好きか嫌いかで、
お店や商品を選んでいる。
でも糸井さんに、
まずい! と思われたとんかつは、
悲惨だ。
そんなとんかつを出してはいけない。
〈結城義晴〉