昨日、東京駅から高崎駅まで、
新幹線を利用した。
キャッシュレス専用セルフレジが入っている。
お弁当と酒は、
裏側の対面レジに回る。
どんどん増えていくだろう。
便利だ。
米国のアマゾン・ゴーは、
究極のショートタイム購買を実現した。
だがもう、モデルショップとなっていて、
そのシステムをお披露目する場でしかない。
しかしその利便性追求のコンセプトは、
こんな駅のホームにまで広がっている。
今日は商人舎オフィス。
昨日のクリニックは、
暑さもあって疲労困憊。
午後出社にしてもらったら、
単行本の本文のゲラが出そろった。
もう三校。
つまり三度目の校正。
これが最後の通し読みとなる。
その間に山本恭広編集長が、
人名と社名の索引をつくってくれた。
編集スタッフの鈴木綾子さんは、
参考文献の書店名、発行年度を、
丁寧にチェックしてくれた。
亀谷しづえGMは総チェックと、
外部編集者の二宮護さんと、
やり取りしてくれた。
商人舎総出の単行本の仕上げ。
感謝します。
良い本にしましょう。
そんな忙しい中でも、
商人舎流通スーパーニュースは公開される。
その海外ニュース。
アルディnews|
ウィン・ディキシーとハーヴィース約400店を買収
米国アルディは1979年に、
ドイツから進出してきた。
ドイツでは単体小売企業として最大。
米国でも2000店を超えて、
確かなポジショニングを獲得している。
その米国アルディが、
一挙に約400店舗を買収する。
相手はサウスイースタン・グローサーズ。
2022年米国チェーンストア順位で第58位。
スーパーマーケットのランクでは12位。
店舗数は419店で年商は67億6000万ドル。
売上高は前年比で18%減と低迷していた。
売却するのは、
Winn-Dixie(ウィンディキシー)の
アラバマ州・フロリダ州・ジョージア州、
そしてミシシッピ州の店舗。
それからジョージア州のHarveys(ハーヴィーズ)。
どちらも米国アルディが出店していないエリアだ。
ノース・カロライナ州とサウス・カロライナ州に、
サウスイースタン傘下のBILO(バイ・ロー)がある。
それは残る。
とくにウィンデキシーは老舗だ。
2018年3月に連邦破産法11章を適用申請して、
一度、倒産している。
1970年段階、ウィン・デキシーは、
全米第15位の小売業、
スーパーマーケットでは全米第9位。
年商50億ドルだった。
2000年になると、
小売業第19位で年商159億ドル、
スーパーマーケット第5位を堅持していた。
そのウィンデキシーが、
アルディ傘下となる。
2024年上半期に取引完了。
米国アルディは2023年内に、
自力で120店舗を開設して、
店舗数を2400店舗に拡大する計画。
今回の買収で南東部に進出して、
2024年には3000店が視野に入る。
アルディUSのジェーソン・ハートCEOは語る。
当面、バナーはそのままにして、
商品や価格政策をアルディ型にする。
ああ、あのウィンデキシーが、
アルディになる。
栄枯盛衰は激しくなるばかりだ。
20年も前から言っているが、
アメリカと比べると日本はいまだに、
「スーパーマーケット天国」である。
〈結城義晴〉