今日は東京・東銀座。
時事通信ホール。
2023紀文正月フォーラム。
いまや業界の風物詩。
はじめに堤裕さんのご挨拶。
紀文食品代表取締役社長。
基調講演は三浦康子さん。
人気の和文化研究家。
テーマは、未来の想い出をつくろう
「行事育」におけるお正月の意義。
「行事育」は、
三浦さんが提唱しているコンセプト。
日本の行事を楽しみながら、
子どもの心や家族の絆を
育てていこうという考え方だ。
紀文のキャンペーンなども、
三浦さんのアドバイスで進められている。
わかりやすくて、良い講演だった。
受講者に質問を出しておいて、
干支を数えている12秒の内に、
考えてもらう。
三浦さん独自の面白い趣向で感心した。
そのあとは「紀文からのご提案」
堀内慎也さん。
紀文食品の年末商戦戦略委員会副委員長。
データや調査をもとに、
2023年の年末商戦を分析し、
さらに網羅的に紀文からの提案を発表した。
毎年のようにこの講演をして、
どんどんうまくなっている。
裏のスペースでは紀文の若手が、
ずらりと揃って真剣に聴いていた。
最後が結城義晴の講演。
2011年から続けてこの場で話している。
もう12年で干支が一巡り。
はじめに月刊商人舎2月号の紹介。
特集は「年末年始の”凄い売り”」
昨年末の12月30日、31日と、
関西で年末商戦の取材をした。
それをもとに「ハレの方程式」を考え出した。
今回の講演の中心は、
「ハレの方程式」となった。
正月というハレの場で、
どんな商売をしたらいいか。
そして享楽円販売の6つの条件を提示した。
前向き・上向き・外向きで、
年末年始を乗り切ってほしい。
ご清聴、感謝したい。
フォーラムが終わって、
懇親会。
三浦さんとツーショット。
この懇親会は、
ある意味で「試食会」だ。
紀文の正月商品を、
薄味の上品な味付けで食べる。
トップやバイヤーにとって、
いい経験になる。
明日も同じフォーラムがあるが、
是非、懇親会は試食会だと思って、
参加してほしいものだ。
最後の最後に紀文食品の皆さんと写真。
真ん中の私の隣が堤社長、
左が國松浩取締役常務執行役員営業本部長、
右が堀内慎也さん。
会長の保芦将人(ほあしまさひと)さんが、
6月11日に逝去された。
83歳で、現役の会長の死去。
会社には衝撃が走ったが、
それでも立派な正月フォーラムとなった。
保芦さんも喜んでくださるだろう。
私も大変お世話になった。
10月6日にお別れの会が開かれる。
今日はご冥福を祈りつつ、
全力を込めて講演した。
合掌。
〈結城義晴〉