そごう・西武労働組合。
8月最後の日の午前0時から、
西武池袋本店でストライキに入った。
1962年の阪神百貨店以来、
61年ぶりの百貨店のスト。
組合員約900人が始業から終日職場を離れた。
西武池袋本店は臨時休館した。
このストライキは、
憲法28条で認められている。
団結権、団体交渉権とともに、
労働者の権利である。
正式な手続きを踏むかぎり、
会社は処分できない。
ストライキに参加した組合員は、
その時間の賃金はカットされる。
通常はその分を組合費で補塡する。
これに対して、
セブン&アイ・ホールディングスは、
取締役会を開いて、
そごう・西武を9月1日に、
売却することを決めた。
そごう・西武の林拓二前社長は
8月1日に解任されている。
セブン&アイ取締役会は、
強硬手段に出たことになる。
会社の所有権は、
フォートレス・インベストメントに移る。
かといって、
セブン&アイの責任が免れるわけではない。
しっかりと話し合いをしたうえで、
解決に向かってほしい。
物言う株主と、
物言う労働組合。
トレード・オンの考え方で、
両者の納得が得られるのが、
一番良いだろう。
あちらを立てて、こちらも立てる。
少なくとも、
西武池袋本店は、
世界に誇る百貨店として、
営業を続けてほしいものだ。
私の池袋西武を、
守ってくれ!
私は今日も時事通信ホール。
2023紀文正月フォーラム。
2階のホールの裏に控室がある。
ありがたい。
その控室に弓削渉副社長が来てくれた。
国際事業室長として海外を担当している。
今たいへんな時だ。
12時半に入って、
私の講演は15時28分から。
珈琲など飲みながら、
モニターですべての講演を聴いている。
13時30分に開演。
冒頭に堤裕紀文食品社長のスピーチ。
紀文食品からのご挨拶。
基調講演は、
和文化研究家の三浦康子さん。
そして紀文食品からの提案。
正月担当の堀内慎也さん。
最後は結城義晴の「檄」。
前向き・上向き・外向きで、
年末年始商戦を乗り切ってほしい。
後ろ向き・下向き・内向きはNG!
ポスト・コロナ時代の決断。
この3年間、ずっと言い続けてきた。
「変化の時代に選びうるのは、
確実な損失か、不確実な利益かの、
いずれかである」
講演会場の外のホワイエ。
「紀文と大相撲」のプレゼンテーション。
試食タイムのために、
「楽でん」の調理人が準備を進める。
楽でんは紀文の直営店。
新橋にあるおでん屋だ。
練り製品や正月用品を売るには、
本当の味を知っておく必要がある。
懇親会と謳っているが、
「試食していただきたい」との、
紀文の願いがこもった会である。
ラルズ社長の猫宮一久さん。
コーネル大学ジャパン伝説の一期生。
それから東急ストア執行役員のお二人。
私の隣が小林賢治さん。
営業本部商品統括室グロサリー食品部長。
それから川西秀樹さんは、
営業本部商品統括室長。
右は紀文食品の林直人営業本部東京第二支社長。
講師陣。
私の隣が三浦康子さん、
堀内慎也正月ユニット部部長。
懇親会が終わると紀文食品の締め。
高柳謙一郎営業企画部部長が仕切る。
最後は國松浩常務営業本部長、
年末商戦戦略委員会委員長。
締めが終わると、全員で試食。
私は堤社長、國松常務とスリーショット。
お疲れさまでした。
ありがとうございました。
あちらを立てて、
こちらも立てる。
トレード・オンの時代です。
〈結城義晴〉