71回目の誕生日。
大げさに祝うほどのことでもないが、
それでもFacebookやMessengerで、
多くのお祝いの言葉をいただいた。
心から感謝したい。
喜寿の77歳、
傘寿の80歳、
米寿の88歳、
卒寿の90歳。
そして白寿の99歳となると、
これは大いに祝うのがいいだろう。
イオン名誉会長相談役の岡田卓也さんは、
1925年9月19日生まれで、
いま、満97歳。
2週間ほどで満98歳になられる。
来年の元旦で数え年99歳の白寿。
凄い。
失礼ながら「化け物級」と呼んで、
心から尊敬しているが、
最後に残った岡田卓也さん。
100歳が百寿、
108歳が茶寿、
111歳が皇寿となって、
120歳は大還暦。
ダイエー創業者の故中内功さんは、
大還暦の120歳まで生きて、
経営を続けると言った。
その心意気は必要だ。
そしていまや医学は、
それを可能たらしめようとしている。
今日思ったことがある。
ウラジーミル・プーチンは、
1952年10月7日生まれで私と同年。
習近平は1953年6月15日で一つ下。
彼らよりも長生きして、
ロシアと中国の行く末を見てやりたい。
どうやら共産主義は、
民衆を愚鈍にするようだ。
カール・マルクスや、
ウラジーミル・レーニンは、
純粋にユートピアを目指したが、
そのことは知らなかった。
プーチンや習は、
それを利用している節がある。
しかし必ず破綻が来る。
私はそれを見なければならない。
ワシントンDC。
“I have a dream
that one day on the red hills of Georgia the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood”
私には夢がある。
いつの日か、ジョージアの赤い丘で、
元奴隷の息子と元奴隷所有者の息子が、
一緒に兄弟愛に満ちた食卓につくのです。
マーティン・ルーサー・キング牧師の言葉。
今日、思ったことだ。
そして中原中也。
「幸福」
幸福は厩(うまや)の中にゐる
藁(わら)の上に。
幸福は
和(なご)める心には一挙にして分る。
頑(かたく)なの心は、不幸でいらいらして、
せめてめまぐるしいものや
数々のものに心を紛らす。
そして益々(ますます)不幸だ。
幸福は、休んでゐる
そして明らかになすべきことを
少しづつ持ち、
幸福は、理解に富んでゐる。
頑なの心は、理解に欠けて、
なすべきをしらず、ただ利に走り、
意気銷沈(しょうちん)して、怒りやすく、
人に嫌はれて、自らも悲しい。
されば人よ、つねにまづ従はんとせよ。
従ひて、迎へられんとには非ず、
従ふことのみ学びとなるべく、学びて
汝が品格を高め、そが働きの裕(ゆた)かとならんため!
中也にしては最後がちょっと説教臭いが、
「徒然草」第百五十五段にある。
「世に従はん人は、
先(ま)づ機嫌を知るべし」
世間に従って生きていこうとする人は、
まず時機を見定めることである。
中也はまずは世間に従え、と教える。
幸福は日常の中にある。
幸福は平和な心にある。
幸福は、休んでいる。
明らかにすべきことを少しずつもって、
幸福は理解に富んでいる。
私もそうして生きていこうと思う。
ありがとうございました。
〈結城義晴〉