今日は本来ならば、
月刊商人舎9月号の責了の日。
しかし全体に執筆と入稿が遅れた。
特集が1本と特別企画が3本。
例月よりも盛りだくさんの企画となった。
夕方、切り上げて、
新横浜から新幹線に乗る。
駅弁はこれ。
「米沢牛と鮭はらこめし」
㈱松川弁当店作。
おいしかった。
キリン一番搾りも飲んで、
そのまま寝てしまった。
大阪港の夜景。
海の近くにインテックス大阪がある。
明日からFSSF2023。
フードストアソリューションズフェア。
今夜、原稿を書き上げて、
明日は山本恭広編集長に任せる。
助かります。
私は会場を巡って、
それからセミナーを全部聴講する。
セミナーには責任がある。
もちろん明日は、
㈱ハローデイの加治敬通社長の講座で、
聞き役をする。
頑張ります。
ほぼ日の糸井重里さん。
毎日書くエッセイ。
「今日のダーリン」
「対談とかインタビューとか、
たくさんあるけれど、
“おもしろいインタビュー”をやるには
“好奇心”が必要なんじゃないか、
と言った人がいて」
そこで糸井は考えた。
「他人には気づかれないようなところで、
その人が丁寧にやっていることだとかがあって、
それをしっかり見てますよ、
というのはあるなぁ」
「つまり、いいところを見てる人が
ここにいます、ということを
伝えることは多いです」
「ぼくが対話をするときって、
その人のことを尊敬したくて、
好きになりたくてたまらない
っていう気持ちでやることが
ほとんどなのです」
私も同じだ。
「だから、基本的に
好きな人としか話していません」
私も同じ。
「で、それは同時に、
いじわるな視線でもあるわけです」
「こういうことで困ったりしてないかなぁとか、
こんなことはだれにも気づいてほしくないなぁとか、
そういうことも、目に入っちゃうわけですから」
「でも、そういう
いじわるな視線というのも、
あるのはしょうがないのです、
好きだから見えちゃう」
「その目は、攻撃につかうと
武器になるのでしょうが、
妙な言い方ですが”愛”があると
お手伝いもなります」
その通り。
「”好奇心”と言えば”好奇心”なのですが、
“奇を好きな心”というより、
“貴が好きな心”かな」
「”貴方の尊さ”が好きなんだと思うのです」
同感です。
私も加治さんと、
そのように向き合います。
加治さんは1964年、福岡生まれ。
丁度ひと回り違う辰年で、
同じ福岡県人。
話は弾みます。
糸井。
「嫌いな人はどうするか?」
「嫌いになれないところを探します」
これも同感。
是非、聞きに来てください。
他の人たちではできない対談となります。
最後に日経新聞のDeep Insight。
コメンテーターの小竹洋之さん。
「バラマキはもうやめよう」
「政府は異例の低金利に安住し、
バラマキと批判されても仕方ない
財政出動を繰り返す」
「ガソリンや電気、ガスの
負担増を抑える補助金は、
その一例である」
その通りだ。
「国際通貨基金(IMF)によると、
世界170カ国・地域が22年に投じた
化石燃料関連の補助金は7兆ドルにのぼり、
20年に比べて2兆ドル増えた」
7兆ドルは約1000兆円だ。
「エネルギー価格の高騰にあえぐ
家計や企業に対し、
広範な支援策を講じるのは
日本だけではない」
世界中の国がやっている。
「だが脱炭素との整合性や
市場機能のゆがみを顧みず、
9兆円超もの予算を計上して
一律に補助し続けるのは問題が大きい」
「岸田文雄首相は9月末の期限を
安易に延長するのではなく、
支援対象を真の弱者に絞るべきだった」
「国の一般会計の総額は
過去最大の114兆円規模に膨らみ、
現時点で金額を明示しない事項要求も
際限なく広がる」
「今秋に編成する23年度補正予算とともに、
大盤振る舞いに終始する懸念は拭えない」
「大混乱を招かずに債務問題に対処した国は、
安定した金融環境を維持し、
適切なタイミングで財政引き締めに転じ、
経済を成長させることで目的を達した――」
バリー・アイケングリーンらの著書、
『国家の債務を擁護する』から。
フランス革命戦争後やナポレオン戦争後の英国、
南北戦争後の米国、
普仏戦争後のフランス、
そして第2次世界大戦後の主要先進国。
「財政再建の努力と
良好な経済環境がかみ合わなければ、
巨額の債務を整理できなかった」
「日本も危険な賭博に興じる
ギャンブラーであり続けるわけにはいかない。
少なくとも選挙向けのバラマキは
もうやめてほしい」
無責任なバラマキには腹が立つ。
それに岸田文雄首相は、
どう見てもギャンブラータイプではない。
賭博をしたら失敗するに違いない。
民間企業の経営では、
こんなことをやってはいられない。
バラマキはやめよ。
我々の税金だ。
〈結城義晴〉