今日はその南港のインテックス大阪。
フードストアソリューションズフェア2023。
略称はFSSF2023。
今日、明日の2日間、
このインテックス大阪4・5号館で開催。
3号館では外食産業フェアが行われ、
食品産業に関わる西日本の商業者が集まる。
今年で6回目になる。
西日本の有力スーパーマーケット企業22社が、
副主催企業として名を連ねる。
コロナが明けて、
今年も出展は過去最高となった。
500社600小間。
その出展企業の皆さんも参加。
開会宣言は千野和利さん。
協賛の一般社団法人離島振興地方創成協会理事長。
西日本を中心とした出展者が多い。
しかも各県別に小さな企業の出展が多い。
実にいい傾向だ。
地産地消の考え方を実行に移し、
そこから産業を振興させるためにも、
地域の食文化を守るためにも、
こうしたフェアの存在価値は高い。
副主催企業のトップの皆さんは、
10時の開会前に会場を視察。
千野さんが離創協のブース内容を説明した。
バイヤーたちがやってきて、
試食し、商談する。
やっとコロナ前の姿に戻ってきた。
㈱万代の阿部秀行社長も、
自ら会場を回る。
一つひとつ商品を吟味して、
価値ある商品を探す。
会場の一角にセミナー会場がある。
商人舎は3年前からセミナー企画を担当。
会場の席数も増えた。
多くの受講者が事前申し込みしてくれている。
初日の第1講座は、
みどりの食料システムがテーマ。
近畿農政局次長の佐竹健次さんが仕切る。
パネラーは、
山口農園社長の山口貴義さん。
もう一人が、
㈱平和堂の武藤貴信さん。
生鮮食品事業部青果課課長。
商人舎ミドルマネジメント研修会で、
S級の成績を収めた。
プライベートブランド「E-WA!」の開発や、
農産品の問題解決に関して、
詳しく説明してくれた。
現場からの報告はとても良かった。
第2講座のテーマは、
「関西の食文化とSDGs」
大阪・関西万博2025に向けた、
パネルディスカッション。
小山和彦さんはその万博事務局。
2025年日本国際博覧会協会機運醸成局企画部審議役。
万博キャラクターのミクシャクも登場。
そして石髙晃二さんは、
神戸国政調理製菓専門学校日本料理教授。
最後に㈱コノミヤ社長の芋縄隆史さんが登壇。
地産地消やSDGsの考え方を話してくれた。
芋縄さんはフードバンクの事業を展開して、
スーパーマーケットを先導している。
最後に全員が登壇。
芋縄さんが締めた。
関西万博へ向けて大阪マーケットは、
徐々に盛り上がってきている。
昼食のために事務局控室に行ったら、
森下留寿さんとばったり。
㈱ライフコーポレーション専務。
第3講座は、
㈱ハローデイの加治敬通社長。
講演を終えたばかりの芋縄さん(右)と、
講演前の加治さん、
さらに㈱サニーマート社長の中村彰宏さん。
この3人はほぼ同世代。
明日は中村さんが登壇する。
加治さんに経営を語ってもらう1時間。
私はコーディネーターとして登壇。
コロナ下で決断した「良い戦略」の話は、
実によかった。
先代から社長を引き継いだ当時、
「寝ても覚めても新しい試み」に挑戦した話、
ディスカウントストアとの闘いの話、
「三本指」の話も、
いずれもとても良かった。
私は「良い戦略と悪い戦略」の話でまとめた。
加治さん、ありがとうございました。
初日最後、第4講座は小平昭雄さん。
惣菜サミット名誉会長。
小平さんは名誉会長となった。
まだまだ元気いっぱいだ。
月刊商人舎の最終校了と重なった。
控室で最後の原稿執筆や校正をしながら、
終日を過ごした。
ホテルではJTBの面々と、
10月のスペシャルコースの打ち合わせ。
さらに原稿を書いて、
最後の校正をして、
長いながい1日が終わった。
「お疲れ様」と自分に言った後で、
あわてて訂正した。
「お元気様」
今日はハローデイの挨拶を忘れてはいけない。
(つづきます)
〈結城義晴〉