結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年09月29日(金曜日)

仕事と商売の「ダークパターン」の「不徳不義」

チェーンストア―産業ビジョン
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このホームページ巻頭に、
お知らせが掲載された。

[目次]は、
第一章 「一粒の麦」のチェーンストア
第二章 1.0 と 2.0、そして3.0 と4.0
第三章 「産業革命」なしに「流通革命」は起こらない
第四章 日本の産業革命とチェーンストア1.0
第五章 「流通革命」とチェーンストア2.0
第六章 ダイエーのチェーンストア2.0
第七章 業態チェーンストア
第八章 チェーンストア3.0 の時代
第九章 マーケティングとチェーンストアの関係

本当にお陰様で、
アマゾンのランキングでも、
[経営戦略]領域で上がってきた。

ありがたいことです。

商人舎にお申し込みの場合は、
ささやかな割引制度があります。

よろしくお願いします。

さて、
ラグビーワールドカップ2023。
フランスで開催されている。
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20カ国の代表チームが参加して、
4つのプールに分かれて予選を戦っている。

日本代表はプールD。
初戦はチリに圧勝、
第2戦はイングランドに完敗。

そして第3戦。

世界ランキング12位のサモアと、
同13位のジャパン。
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終始、押されながらも、
相手のレッドカード退場があって、
28対22の勝利。

最後の最後は、
ワントライ&ワンゴールで逆転、
という危ない局面になったが、
逃げ切った。

ただし私は安心して見ていた。

このジャパンは強い。

もう世界のベスト10に入っているだろう。

残すはアルゼンチン戦。
この試合に勝てばベスト8。

実に楽しみなことだ。

私は午前中は自宅で、
テキストづくり。

午後は商人舎オフィスで、
月刊誌10月号の入稿。

さて商人舎流通スーパーニュース。
第2四半期決算が次々に発表されている。

平和堂news|
第2Q増収増益/営収2080億円2.3%増・経常69億円24.2%増

営業収益が2079億6000万円で、
対前年増減率2.3%増。
営業利益は63億8600万円で32.3%増、
経常利益も69億1600万円で24.2%増。

部門別の動向は、
食品が2.7%増、衣料品が2.0%増、
住居関連品が0.1%減。イトーヨーカ堂が、
アパレルからの撤退を表明しているが、
このクオーターで平和堂は伸びた。

総合スーパーの「総合」に、
衣料品や住居関連は必須だ。

昨2022年の8月。
平和堂の「衣住ポジショニング」勉強会で、
2日間続けて5時間の講義をした。

平和堂本部のHATOC。
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ここに来ると、
故夏原平和さんのことが思い出される。
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そして一段と熱がこもる。
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衣料と住関連に対して檄を飛ばした。

少しずつでも効果が出てきたとしたら、
うれしいことだ。
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頑張れ。

山陽新聞の巻頭コラム、
「滴一滴」
ときどき地方紙にも目を通す。

「せいては事を仕損じる」
「急がば回れ」
「短気は損気」
日本のことわざ。

西洋の格言にもある。
「急ぎは失敗の母である」

「洋の東西を問わず、
焦ってしまう気持ちが結果的に、
良くない事態につながることは少なくない」

そんな心の焦りや心理などを巧妙に突く。
それが「ダークパターン」だ。

「商品やサービスを売るウェブサイトで、
利用者が気づかない間に、
不利な判断や意思決定をしてしまうよう
誘導する」

たとえば、
「”残りわずか”といった、
売り切れ間近のような表示」

消費者庁の「2022消費者意識基本調査」

「ネットでの予約や購入の際に、
ダークパターンを見かけたり、
経験したりしたことのある人は
約9割にも上った」

具体例。
「残りわずか」をはじめとして、
「◯人が閲覧中」
「◯人が購入済み」

「特典の有効期限を
カウントダウンで表示するタイマー」

顧客を焦らせて、購入を誘う。

コラム。
「漢字の”焦”の成り立ちは、
鳥を下から火であぶっている形との説がある」

コラムは注意を喚起する。
「ダークパターンにあおられ焦らぬよう、
用心、用心」

しかし商売をする側は、
知らず知らずのうちに、
「ダークパターン」を使っていることがある。

そちらの方が本当は怖い。

2021年。
米国カリフォルニア州は、
消費者プライバシー法で、
サービスの解約手続きにおける、
ダークパターンを禁止した。

オンラインビジネスにかぎらず、
顧客を焦らせて購買を誘うのは、
よろしくない。

倉本長治は言っている。
「事実を故意に隠す」のは、
「不正ではないが、
不徳であり、不義であろう」
倉本長治モノクロ

「不徳」は人としての道理に背くこと、
「不義」は人としての道理から外れること。

仕事や商売には隠された真実が多い。
「不徳不義」から無縁でありたい。

〈結城義晴〉

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