Everybody! Good Monday!
[2023vol㊶]
2023年第41週。
10月第2週。
今日の月曜日は、
ハッピーマンデー制度で、
スポーツの日の祝日。
しかし全国的に曇天で、
太平洋岸と関西は雨。
昨日、スポーツをしたので、
今日は休養。
急ぐ原稿執筆はない。
いや、『チェーンストア』後編は、
もう執筆日程も決めた。
そのプレッシャーはいつもある。
COVID-19パンデミックが始まって、
世界中が閉塞された状態になった。
私も講演の仕事など、
ほとんどなくなった。
取材やインタビューもできなかった。
雑誌は発刊し続けたけれど。
そこで本を書くことを決意した。
2020年から構想して2021年4月に、
『コロナは時間を早める』を書いた。
2022年はちょっと一休みのつもりだったが、
出版社からの要請があって書き直した。
新装版『店長のためのやさしいドラッカー講座』
そして今年2023年9月に、
商人舎15周年に向けて、
『チェーンストア――産業ビジョン』を上梓し、
2024年のはじめに、
『チェーンストア――戦略マネジメント』を刊行する。
本当にありがたいことだ。
本を書く環境、本を出す状態。
読者の皆さんの反響。
それが私の周辺にある。
ありがたい。
この気持ちを忘れてはいけない。
明日から、
ダラス・ニューヨークを訪れる。
最も発展しているエリアがダラス。
最も尖がっているスポットがニューヨーク。
その両地域を一気に駆け巡る。
モチベーションは上がる。
イマジネーションは広がる。
そしてイノベーションのヒントは数多。
その「ニューヨークタイムズ」
10月6日の記事。
今年のノーベル平和賞受賞者を記事にした。
ナルゲス・モハマディさん。
〈ノルウェー・ノーベル委員会〉
イランで最も著名な人権活動家。
女性の権利を主張して、
政府の弾圧と戦ってきた。
彼女は現在、テヘランのエヴィン刑務所で、
懲役10年の刑を受けて服役している。
「反国家プロパガンダを広めた罪」
51歳のモハマディさん。
刑務所内からもイラン政府を、
率直に批判してきた。
そのモハマディさんの、
ニューヨークタイムズへの書面声明。
「私の人権擁護活動に対する
世界的な支持と評価のおかげで、
私はより決心し、責任感が増し、
情熱が増し、希望が持てるようになった」
「私はまた、この認識によって
イラン国民が変化を求めて抗議活動を
より強力かつ組織化することを願っています」
「勝利は近づいています」
モハマディさんの夫タギ・ラフマニさんと、
16歳の双子の子供アリさんとキアナさんは、
フランスに亡命中。
彼女は8年間子供たちに会っていない。
夫のラフマニさん。
「これは、不当な法律が存在する社会で
何十年もイランの変化を求めて闘ってきた
すべての人権活動家にとっての賞でもある」
イラン人女性はこれで2人、
ノーベル平和賞を受賞した。
一人目は人権弁護士シリン・エバディさん。
モハマディさんの長年の指導者だ。
モハマディさんは1972年、
イラン中部の都市ザンジャーンで、
中産階級の家庭に生まれた。
イランのガズヴィーンの大学で物理学を学び、
そこですぐに活動に参加し始めた。
イランの知識界で著名な夫とは、
夫が教える地下授業に参加したときに出会った。
夫婦は結婚生活のほとんどを、
刑務所に出入りすることで過ごしている。
今年初めの英国紙タイムズのインタビュー。
モハマディさんが語る。
「刑務所の壁が高くて近くて
視界を遮っているにもかかわらず、
私は地平線と未来に
目を向け続けなければ
なりません」
どんなに壁が高くても、
地平線と未来に目を向ける。
そうしなければ、
生きてはいられない。
私たちもそれをしよう。
ニューヨークが、ダラスが、
私たちを待っている。
私たちも地平線と未来に目を向けよう。
そうしなければ、
生きてはいられない。
では、みなさん、今週も、
地平線と未来に目を向けよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉