10月下旬の夏日。
神奈川県で最高気温27.0度。
私の体温は37.0度。
ずっと寝ていて、
夏日の実感はない。
通常の風邪ならば、
熱が出て、それを下げれば、
咳や喉の痛み、鼻水と、
着々と進行していって、
快癒に向かう。
新型コロナは、
熱を下げても、
咳と喉の痛みが続く。
敵は粘り強い。
薬を飲んで、
水分をとって、
きちんと食事をして、
寝る。
幸いに食欲は衰えないし、
味覚も確かだ。
夜中に咳がひどくて、
眠れないのが辛い。
それでも、
ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ。
さて今日は、
CGCグループ創立50周年記念式典。
東京都港区のオークラ東京。
山本恭広編集長と亀谷しづえGMが参加した。
参加できなくて、
本当に残念だ。
1973年10月27日、
㈱シジシージャパンとして設立。
㈱三徳社長の堀内寛二さんが実質的な創業者だ。
大手チェーンストアに対抗するために、
中小スーパーマーケットが共同出資して、
コーペラティブ・チェーンとして設立された。
私は1977年からかかわったから、
46年間、シジシーを見ていることになる。
2023年10月1日現在、
208社が参加し、加盟店舗数4433店。
グループ総年商は5兆0213億円に上る。
関西スーパーの北野祐次さんが、
スーパーマーケットのシステムをつくったとすれば、
三徳の堀内さんは組織をつくった。
北野さんは2013年2月12日に逝去されたが、
堀内さんは2004年5月4日に亡くなられた。
会場はプレステージタワー2階オーチャード。
15時に開会。
冒頭はCGCグループの歌。
全員が起立して歌う。
開会挨拶は岩崎裕文CGCジャパン取締役会長。
㈱マミーマート社長。
昨年、前会長の原和彦さんから、
後を引き継いだ。
㈱アクシアルリテイリング社長の原さんは、
10年間、会長職を務めた
岩崎さんはCGCの良さを3つ挙げた。
「商品」「教育」「トップ間の交流」だ。
その後、CGCの歩みの記念映像が上映された。
「CGCグループ 異体同心事 半世紀」
「異体同心」の意味は、
「一人ひとりの力は小さくても、
皆が同じ気持ちで事にあたれば
大きな力を発揮できる」
CGCグループの基本的な心がまえが、
凝縮された言葉だ。
映像も良くまとめられていた。
代表挨拶は、堀内淳弘さん。
CGCジャパングループ代表。
寛二さんのご長男だが、
どんどん似てきた。77歳。
「異体同心事」のこれからを、
「地球環境の保全」に向けることと語った。
軽妙な語り口で、
たびたび会場の笑いを誘った。
来賓祝辞はお二人。
はじめに京谷裕さん。
三菱食品㈱社長。
そして高宮満さん。
キユーピー㈱社長。
ん~、トップ企業の社長も若返った。
50周年を記念して、功労者が表彰された。
会員企業からは原和彦㈱原信会長(中)と、
宗兼邦生㈱フレスタ会長(左)。
原さんはCGCジャパン会長職を10年間務めた。
宗兼さんは中国地方をはじめとする、
西日本の会員企業のとりまとめに尽力した。
アソシエイツ企業からは
亀田製菓佐藤勇相談役(中)と、
日本ハム木藤哲大会長(左)。
CGCは「スカスカ撲滅」活動を進めている。
商品包装の余剰スペースを省いて、
資材の削減、配送効率の向上を図るのが狙いだ。
両者はその活動に率先して対応した。
会を締めくくったのは、
堀内要助CGCジャパン社長。
16時30分、時間通りに記念式典は終了。
このあと、懇親会が開かれたが、
会員企業・アソシエイツ企業のトップだけの参加。
来場者にお土産として配られたのは、
CGCグループの歴史が編纂された2冊。
フルカラーの50年史と、
1993年発行された「二十年史」の再販版。
さらに記念品として、
栃木県大谷町の天然地下蔵熟成ワインと、
PBオープナーも添えられていた。
CGCジャパン、50周年。
本当におめでとう。
堀内寛二さんは組織をつくった。
今、208社4433店。
総年商5兆0213億円。
次の50年はそのCGCグループの組織に、
激変が訪れるだろう。
それは楽しみなことだと考えたほうがいい。
〈結城義晴〉