月曜日にニューヨークから帰って、
火曜日は第一屋製パン㈱のZOOM役員会、
水曜日は㈱True Dataのオンライン取締役会。
内容はすべて理解し、
難なく発言を繰り返した。
ただしそれぞれの会議のあとは、
午後一杯、ずっと寝ていた。
木曜と金曜はブログだけ書いて、
あとは寝ていた。
そして今日の土曜日には、
ずいぶんよくなった気でいたが、
喉の右下の辺りがキリリと痛む。
そこから痛みがつき上げてくると、
続いて咳が出始めて止まらない。
この繰り返し。
三度三度食事のあとには薬を飲む。
もう少しかかるのか。
今日も山本恭広編集長から、
写真が送られてきた。
「商業経営問題研究会」が開催された。
Retail Management Learning Circle。
RMLCと略す。
現在の新生RMLCは、
代表世話人の高木和成さんが中心となって、
継続されている。
元ユニー㈱幹部の高木和成さん、
元西友から㈱たいらや元社長の村上篤三郎さん、
元西友の井口征昭さん、
そして山本編集長。
論客揃いで、議論は白熱する。
しかし最近はこういった勉強会は少なくなった。
コンサルタント同士でも、
議論する姿は見られないし、
議論が得意ではないようだ。
しかしRMLCのメンバーは、
いつも正解を求めて、
真摯に議論する。
素晴らしい。
今回のテーマは、
「スーパーマーケットの、
ディスカウントフォーマット」
高木さんはヤオコーのフーコットを、
1号店から全部見ていて、
高い評価をしている。
井口さんはいつもクールに、
企業の戦略を分析する。
村上さんは社長経験から、
実現の可能性と競争力を論じる。
私も元気ならば参加したいくらいだった。
ベルクのクルベも面白い。
月刊商人舎9月号で私は書いた。
「ヤオコーのフーコットが
絶対的な安さを追求しているのに対して、
ベルクのクルベは相対的な安さを演出している。
それはそれでいいけれど、
『仕組み』は必要である」
「クルベに求められるのは
まだまだ『学習』の態度である」
このRMLCは、
会の名前で単行本を発刊している。
東洋経済新報社。
『小売業界ハンドブック』
故杉山昭次郎先生の「杉山ゼミ」以来の、
由緒ある研究会だ。
西暦2000年以前から、
30年以上も継続している。
続けれられていること自体が、
素晴らしい。
さて床に臥せっているが、
スポーツ界は1年の大詰めを迎えている。
日米ともにプロ野球は最高潮。
日本はまず阪神タイガースが、
セントラルリーグ優勝を決めた。
今年のタイガースは、
圧倒的に監督のチームだ。
岡田彰布。
大阪の北陽高校から早稲田大学。
そして阪神タイガース一筋。
監督としては阪神で5年、
オリックスで3年。
阪神監督時代の2005年に、
セリーグ優勝を果たしている。
今回は二度目。
ちなみに、
元サッカー日本代表監督の岡田武史は、
早稲田大学の同級生だ。
同姓で大阪市出身で早稲田の同級生。
岡田武史も阪神ファンだ。
私は岡田が早稲田に入って、
1年でレギュラーとして神宮球場に登場したとき、
球場で見ている。
レフトを守った姿を今でも覚えている。
監督として大成したのはうれしいことだ。
一方、パリーグ優勝は、
オリックスバファローズ。
3年連続のパリーグ制覇。
こちらは投手のチーム、
もっと言えば山本由伸のチームだ。
2021年、2022年と連続投手五冠。
日本プロ野球界のエースだ。
バッファローズも、
千葉ロッテマリーンズを破って、
パリーグ優勝。
拮抗した面白い日本シリーズになる。
楽しみだ。
メジャーリーグも、
優勝決定シリーズ。
アメリカンリーグは、
レンジャーズvsアストロズ。
テキサス同士の闘いは均衡。
スリリングだ。
ヒューストン・アストロズが、
3勝2敗でリードして、
第6戦に臨む。
アストロズのホセ・アルトゥーベがいい。
168センチの小柄な二塁手だが、
首位打者3回、盗塁王2回獲得。
ナショナルリーグは、
ダイヤモンドバックスvsフィリーズ。
こちらも勝ったり負けたり。
逆転ゲームが多くて面白い。
フィラデルフィア・フィリーズが、
3勝2敗と勝ち越している。
日米ともにベースボールは最高潮。
1年が終わっていく。
ラグビーのワールドカップも、
最後になった。
アスリートの躍動する姿を見ていると、
咳込んでばかりの己が情けない。
元気にならねば。
〈結城義晴〉