体調は回復してきた。
しかしCOVID-19は長引く。
まだ声はかすれている。
ときどき咳込むこともある。
気長に少しずつ、
平常に戻していこうと思う。
夜中に原稿を書いて、
午前5時に寝た。
そして9時に目が覚めた。
しかしまた寝た。
すると12時半に目が覚めた。
まるで作家のような生活だが、
決していい状態ではない。
アメリカから帰って、
コロナにかかって、
まだ時差が残っているのか。
菊名記念病院に慰問に出かけて、
それから商人舎オフィスに出社。
そして連載記事を書き上げた。
事務所の自分のデスクで執筆するのは、
とても捗る。
私は何処でも書ける。
新幹線の中、飛行機の中、
東横線や山手線でも、
席に座れば書ける。
つまり乗り物の中。
前にも書いたが、
「月山」で第70回芥川賞を受賞した森敦。
「原稿は、朝早く電車に乗って
山手線をぐるぐる回って
車内でサラ紙に書くんです」
「書斎は山手線」
それとなく他人に見られている緊張感が、
原稿を書く緊張感と連鎖して、
捗るのかもしれない。
私は喫茶店やホテルのラウンジでも書けるし、
もちろん自宅の自室と会社のデスクが主戦場だ。
これからも続けていくのだろう。
さて今日は、
重要な発表。
第21回ミドルマネジメント研修会が、
9月19日(火)~21日(木)に開催された。
11社から80名の参加があった。
その缶詰合宿の二度の理解度判定テストと、
セミナー終了後の課題レポートを、
厳正に審査して成績をつける。
S・A・B・C・D。
テストは記述式の回答と計数問題。
レポートは2000字から1万字。
今回は充実したレポートが多かった。
そのなかでS級獲得者が15名出た。
その15名を発表しよう。
あいうえお順。
阿部真人さん
㈱マツモト店舗運営部副店長
稲垣亮介さん
㈱平和堂 アルプラフーズマーケット大河端店長
今岡英昭さん
㈱万代 神戸北町店農産 チーフ
入江悠介さん
㈱万代 システム部事務 チーフ
黒澤誠さん
㈱OICグループ(旧ロピア・ホールディングス)
物流本部物流部部長
小林圭吾さん
㈱山星屋 中四国支店営業課
小林靖幸さん
㈱平和堂 地域共創事業部 地域共創課課長
高岡伸治さん
㈱関西スーパーマーケット
第1店舗運営グループ
トレーナーチームシニアスタッフ
津田和子さん
㈱関西スーパーマーケット
営業推進室営業企画チームチームリーダー
西崎伸夫さん
㈱関西スーパーマーケット 永和店店長
波田野加奈さん
㈱関西スーパーマーケット
人事グループ人事教育チームミドルスタッフ
東口研人さん
㈱マツモト 店舗運営部副店長
細野真平さん
㈱マツモト 店舗運営部副店長
眞住居慶さん
㈱万代 開発部事務 チーフ
山田憲昭さん
㈱平和堂 ノースウェスト店店長
おめでとう。
このS獲得者は商人舎が、
優れた知識商人であることを保証します。
もちろんAやBの成績の人たちも、
よく学んだ。
商人舎ミドルマネジメント研修を、
立派に修了したことを、
結城義晴が保証します。
みんな、おめでとう。
しかしこれからが皆さんの実力を発揮するときです。
実績を上げて、
評価に応えてください。
お願いします。
最後に今月の商人舎標語を再び。
商売が救うもの
商売は顧客を救う。
顧客の日々の生活を支え、
有事のときには命さえ救う。
商売は生産者を救い、
製造業と卸売業を救う。
小売業が販売することで収益は還元される。
商売は店を救い、会社を救う。
店が繁盛し利益を上げれば会社は発展する。
従業員もその家族もそれによって養われる。
商売は日本経済を救い、
日本の民主主義社会を救う。
資本主義社会も共産主義社会も商売が救う。
しかし商売が救うものは、
何よりも商売をしている人間である。
働く者であり、経営する者である。
ヨークベニマル創業者の大髙善雄は、
戦前の腕利き新聞記者を辞して、
野越え山越えの商売を始めた。
ニチイ創業者の西端行雄と春枝は、
小学校の熱血先生を辞めて、
戸板商売から再出発した。
ヤオコーの川野幸夫は、
弁護士になる夢を捨てて、
スーパーマーケットに身を投じた。
商売はそれを為す者を救う。
それに真剣に立ち向かう者を救う。
商売はそこに働く者を救う。
商売は顧客を救う。
商売は社会を救う。
そして商売は人間を救うのだ。
〈結城義晴〉