ヤオコー松戸上本郷店。
本日オープン。
商人舎流通スーパーニュース。
(商人舎らしい正確な報道を続けます。
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ヤオコーnews|
557坪・年商25億円のヤオコー松戸上本郷店11/28オープン
山本恭広商人舎編集長が取材に行った。
千葉県松戸市。
JR上野東京ライン-常磐線北松戸駅、
新京成線上本郷駅または松戸新田駅、
それぞれ1キロ以内。
北松戸からタクシーで10分。
市民病院の跡地に、
松戸上本郷ショッピングセンターが新設された。
ヤオコーが核店舗で、
マツモトキヨシ、セリアなどが出店。
店舗レイアウトは、
青果と惣菜を両翼に配置した。
ヤオコーの標準型レイアウトだ。
その売場先頭の青果売場。
オープン前から長い行列ができた。
反時計回りのレイアウトだが、
第一主通路に青果、精肉、鮮魚の三部門が集約された。
最も力を入れたのが精肉売場。
黒毛和牛を部位別に品揃えした。
冷凍肉、冷凍魚介は、
第一主通路に面したリーチインで訴求する。
加工肉は日配部門に括られて、
生鮮売場と対極の第三主通路側に、
ゾーニングされた。
オープン後1時間以上経っても、
顧客の列は続いた。
売場面積557坪、年商予定25億円。
実に効率のいい店だ。
この店舗には、
ある画期的な試みが込められた。
それは月刊商人舎12月号で、
謎解きしよう。
競合はサミット松戸新田店。
2007年にオープン。
商業施設グリーンマークシティーは、
サミットが開発した。
スーパーマーケットのサミットストア、
衣料品のコルモピアが入居している。
今年11月1日にリニューアルオープンして、
ヤオコーの出店を迎える。
この北松戸は今、
必須の視察エリアだ。
今日は、
伊藤園陳列コンテスト審査。
審査員は6人。
全員そろってスタート。
「お~いお茶」秋の陳列コンテスト。
店舗賞は大型コースと小型コース。
そのうえに伊藤園のキャンペーンが加わった。
「お茶で日本を美しく。」
日本各地の環境保全-整備活動を支援する活動。
「お茶で日本を」が伊藤園らしくてとてもいい。
そして「美しく」は陳列コンテストにもぴったりだ。
すでに全国から優れた作品が選ばれていて、
その中から優秀賞と最優秀賞を選考する。
今回も力作が集められたが、
結構、すんなり決まった。
最後に意見が分かれた場合には、
全員で議論して決める。
店舗賞の選考が終わったら、
今度は企業賞。
全国から選ばれた企業の作品を比べて、
決まりました。
お楽しみに。
最後に審査員がそれぞれ講評をして終わる。
日本の小売業のプレゼンテーションは、
アメリカに追い付いてきたと思う。
ヤオコーやサミットの写真を見てほしい。
かつては全然、歯が立たなかった。
格段の真価を見せている。
この陳列コンテストも貢献している。
そして恒例の写真撮影。
食品商業誌上に掲載される公式写真。
右側が伊藤園のトップの皆さん。
中央から本庄大介社長、周介副社長、
そして神谷茂専務。
左側の私の隣に、
松井康彦商人舎特別プロデューサー、
三浦慶太食品商業新編集長。
その後、スタッフ全員で記念写真。
審査委員会が終わると、
伊藤園のお茶をいただきながら、
いつものように情報交換と懇親。
商人舎11月号が話題になって、
オーケー銀座店とウェグマンズNYCに関して、
私からいろいろ解説した。
後列左が小林哲也販売促進部部長。
『チェーンストア』を持ってくれている。
朝日新聞一面の「折々のことば」
昨日の第2922回。
A person’s back tells me more than the front.
(ソール・ライター)
Saul Leiter。
1923年~2013年。
アメリカの写真家-画家。
「人の背中は
正面より多くのものを
私に語ってくれる」
『ソール・ライターのすべて』から。
企画-佐藤正子、編集-鎌田恵理子、幻冬舎刊。
「背中は自分では見ることができず、
無防備に晒(さら)されるほかないもの」
「でも正面の顔だってじつは同じだ」
「顔はよりによって
自分だけが見ることができない。
そんな顔から他人は情報をたっぷり得る。
なかなかに怖いこと」
商品にも「顔」がある。
「フェース」と言う。
そのフェースを顧客に見せることが、
陳列技術の基本中の基本だ。
顧客は商品の顔から、
情報をたっぷり得る。
しかし顧客は商品や売場の背中からも、
情報をたっぷり得ている。
なかなかに怖いことだ。
〈結城義晴〉