結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年12月09日(土曜日)

林廣美と横尾忠則87歳の「快食快便快眠・そして仕事」

昨日は林廣美先生が、
わざわざお越しくださった。

惣菜マーチャンダイジングの第一人者。
御年87歳。

来年9月3日に満88歳で米寿。
お目出度い。
凄い。

そのうえすこぶるお元気。
頭も冴えまくっている。
ずっと話し続けて、
途切れることがない。

それも実にいい話ばかり。

スーパーマーケットの、
惣菜のおいしさの基本中の基本、
美味しいご飯の炊き方をはじめ、
貴重なノウハウが、
林先生の頭の中に詰まっている。

さまざまな「林式」がある。

どこかの企業に紹介したいところだが、
かつてのようにずいずい出かけて行って、
直接指導することはもうなさらない。

しかしお話を聞くだけでも役に立つ。

そこで商人舎で「林式」の本を、
出すことになっている。

米寿記念本。

その具体的な打ち合わせ。

『惣菜の教科書』は、
ムックだった。
ベストセラ―でロングセラーだった。
1994年5月の発刊。
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『サミットスタディ』は、
その前年の1993年4月刊。
いずれも㈱商業界の食品商業別冊号。

私が編集長で、
山本恭広現商人舎編集長は。
食品商業編集記者だった。

協力して、すごい別冊号を、
次々につくっていた。

米寿本はこれらに負けないものにしたい。
じっくり打合せをした。

ランチは歩いて1分のレストラン。
シェ・フルール横濱。IMG_E97473

アミューズ。
シェフの力が入った茶碗蒸し。
IMG_E97413

そして前菜9品の盛り合わせ。IMG_E9743

これが一品一品、素晴らしい。

それから魚料理は、
渡り蟹のトマトクリームパスタ。
この店の名物。

肉料理は二つからチョイス。
豚肉のソテー。IMG_97493

私は和牛頬肉の煮込み。
選ぶことができる。

自家製パンはオリーブオイルで食べる。

最後にデザートとコーヒー。

料理の専門家の林先生も大満足。 IMG_E97463
食事のあとも話し続けた。

林先生は若い編集者のころ、
作家の開高健さんと交流があった。
料理のことをずいぶん教えられたとか。

商人舎公式ホームページ。
「林廣美の今週のお惣菜」
786回を数える人気ブログ。

ご愛読のほど、お願いします。

朝日新聞「折々のことば」
第2930回。

健康でいたい、
そのために何をすればいいか、
という課題はすべて
ストレスになります。
……健康を害しています。
(横尾忠則)

「歳がいくと、眼は霞み、
耳は遠くなり、すぐに息が切れる。
ハンディキャップだらけだ」

「けれど健康を取り戻そうとするのは、
そもそも老いる身体への反逆」

「そこで“ハンディこそ僕の自然体”と
思うようにした」

「目的など掲げず、
シンプルに“快食快便快眠”、
そして絵を描くこと」

『老いと創造 朦朧(モーロー)人生相談』から。
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横尾忠則さんも87歳。
林先生と同じ。

健康でいようとすればするほど、
ストレスがかかる。

わかる。

林廣美も結城義晴も、
“快食快便快眠”、
そして仕事。

やります。

〈結城義晴〉

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