昨日は林廣美先生が、
わざわざお越しくださった。
惣菜マーチャンダイジングの第一人者。
御年87歳。
来年9月3日に満88歳で米寿。
お目出度い。
凄い。
そのうえすこぶるお元気。
頭も冴えまくっている。
ずっと話し続けて、
途切れることがない。
それも実にいい話ばかり。
スーパーマーケットの、
惣菜のおいしさの基本中の基本、
美味しいご飯の炊き方をはじめ、
貴重なノウハウが、
林先生の頭の中に詰まっている。
さまざまな「林式」がある。
どこかの企業に紹介したいところだが、
かつてのようにずいずい出かけて行って、
直接指導することはもうなさらない。
しかしお話を聞くだけでも役に立つ。
そこで商人舎で「林式」の本を、
出すことになっている。
米寿記念本。
その具体的な打ち合わせ。
『惣菜の教科書』は、
ムックだった。
ベストセラ―でロングセラーだった。
1994年5月の発刊。
『サミットスタディ』は、
その前年の1993年4月刊。
いずれも㈱商業界の食品商業別冊号。
私が編集長で、
山本恭広現商人舎編集長は。
食品商業編集記者だった。
協力して、すごい別冊号を、
次々につくっていた。
米寿本はこれらに負けないものにしたい。
じっくり打合せをした。
ランチは歩いて1分のレストラン。
シェ・フルール横濱。
そして前菜9品の盛り合わせ。
これが一品一品、素晴らしい。
それから魚料理は、
渡り蟹のトマトクリームパスタ。
この店の名物。
私は和牛頬肉の煮込み。
選ぶことができる。
自家製パンはオリーブオイルで食べる。
最後にデザートとコーヒー。
料理の専門家の林先生も大満足。
食事のあとも話し続けた。
林先生は若い編集者のころ、
作家の開高健さんと交流があった。
料理のことをずいぶん教えられたとか。
商人舎公式ホームページ。
「林廣美の今週のお惣菜」
786回を数える人気ブログ。
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朝日新聞「折々のことば」
第2930回。
健康でいたい、
そのために何をすればいいか、
という課題はすべて
ストレスになります。
……健康を害しています。
(横尾忠則)
「歳がいくと、眼は霞み、
耳は遠くなり、すぐに息が切れる。
ハンディキャップだらけだ」
「けれど健康を取り戻そうとするのは、
そもそも老いる身体への反逆」
「そこで“ハンディこそ僕の自然体”と
思うようにした」
「目的など掲げず、
シンプルに“快食快便快眠”、
そして絵を描くこと」
横尾忠則さんも87歳。
林先生と同じ。
健康でいようとすればするほど、
ストレスがかかる。
わかる。
林廣美も結城義晴も、
“快食快便快眠”、
そして仕事。
やります。
〈結城義晴〉