1月12日、午前7時に、
横浜エアーターミナルへ。
通称、YCAT。
リムジンバスに乗り込んで、
ベイブリッジを渡る。
横浜港が美しい。
今日から21日まで、
ロピアのアメリカ研修会。
その第一陣の出発。
掲げられたロピタを目印に、
団員が集合してくる。
団長の相川博史取締役が、
研修の目的を説明。
ロピアは全チーフがこの米国研修を受ける。
今回は1月と2月で200名となる。
11時05分発のJAL006便。
しかし15分ほど遅れて出発。
12時間15分のフライト。
今回は映画を3本見た。
快適な旅で、
ジョンFケネディ国際空港に到着。
すぐに専用バスで、
ロングアイランド地区へ。
なんといっても最初はウォルマートへ。
世界最大の小売業にして、
世界最大の企業。
鳥が一列に屋根に並んでいる。
やってくる顧客を眺めているようだ。
そして星条旗がはためく。
これこそアメリカの象徴だ。
ウォルマートは金曜にもかかわらず、
多くのお客がやってきている。
アメリカは来週の月曜が、
キング牧師記念日の祝日。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの誕生日を
国民の祝日としたもの。
三連休を前に、
たくさんの品を買い出しにきている。
質問にも答える。
5000坪級のスーパーセンターの次は、
1万平方フィートのトレーダー・ジョーへ。
280坪のリミテッドアソートメントストア。
ここでは店長のインタビューもできた。
現地コーディネーターの
浅野秀二さんが活躍した。
しかし顔出しや店内撮影はNG。
そこで買物をして感謝。
ウォルマートと同じように、
主に二つのフォーマットを展開する。
ディスカウントストア「ターゲット」と
食品強化の「スーパーターゲット」。
そしてこの店で驚くものを発見した。
実にいい店だった。
詳細は月刊商人舎で報告しよう。
同じモールの一角にある
アルディ。
ドイツ発祥のボックスストア。
トレーダー・ジョーも、
アルディ資本の傘下にある。
2023年末段階で、
全米に2813店を展開する。
全米チェーンストアランキングでは、
合わせて15位。
アルディは店数では、
ウォルマート、クローガーに次いで、
全米第3位となった。
ニューヨーク・ニューアーク地区において、
市場占拠率では19%の1位。
ただしボランタリーチェーンだから、
企業によって、店によって、
善し悪しがある。
この店は乱雑ではあるものの、
大繁盛店だった。
ボランタリーチェーンの実力が、
飛躍的に向上している。
初日の視察の最後は、
ブルックリン地区。
ホールフーズ環境対策店。
店中に環境対応の工夫が施され、
2階の屋上部分には、
水耕栽培の温室「ゴッサムグリーン」がある。
久々に訪問した。
新築の時も美しい店だと思ったが、
時が経っても美しさが磨かれている。
そんな印象を受けた。
こうしてニューヨーク初日は、
6店舗を視察した。
そしてホテルへ。
ミッドタウンにある
ザ・ニューヨーカー・ウィンダムホテル。
チェックインして荷物を部屋に収めると、
専用バスで夕食会場へ。
ベンジャミン・プライムステーキハウス。
1皿が2人前。
テンダーロインとサーロインを、
両方味わえるステーキの王様。
この店には岸田総理もやってきた。
マネジャーが出てきて、
嬉しそうにツーショットの写真を見せてくれた。
本物の味を食べて、学んでもらう。
それがロピアの研修だ。
機内でちょっと仮眠したが、
講義をし続けて、
24時間以上も活動した。
これから10日間、
ニューヨークを駆け巡る。
しばしのお付き合いを、
お願いしておく。
(つづきます)
〈結城義晴〉