今回は時差ボケがひどい。
夜中に眠れない。
眠れないから仕事する。
そして明け方になる。
それからウトウトする。
だから時差ボケは続く。
今日は午後2時半に、
新横浜から新幹線。
感謝したくなる。
新大阪に着いて、
定宿のシェラトン都ホテル大阪へ。
すぐに隣の上本町の近鉄百貨店へ。
そのレストラン街の「ねぎ美人亭」。
アルヘイムフードサービス㈱が経営している。
このアルヘイムは、
ベーカリーショップを展開し、
同時にこのねぎ美人亭を運営している。
今、㈱万代の傘下にある。
万代の幹部の皆さんと会食。
明日は万代知識商人大学第8期の修了式。
その前夜祭。
阿部秀行社長、
加藤健新副社長(3月1日付)、
そして芝純常務と河野竜一取締役。
鉄板焼きのフルコースで、
最後はお好み焼き。
ニューヨークでも何度も日本食を食べた。
それでもこの純関西風の料理は、
日本に帰ってきた実感を味わわせてくれた。
もちろん年末から年始までの、
商売の状況など話し合って、
実に有意義だった。
月刊商人舎1月号掲載の新店、
紀伊川辺店は絶好調だとか。
明日もよろしくお願いします。
さて、
日本ボランタリーチェーン協会。
一般社団法人。
昨日はその賀詞交歓会が、
東京ドームホテルで開催され、
商人舎からは山本恭広編集長が参加した。
会場は地下1階の天空の間。
記念講演と祝賀会の2部構成。
記念講演には2人の講演者が登壇。
1人目は古屋星斗さん。
リクルートワークス研究所主任研究員。
テーマは「未来予測2040」。
「働き手が1100万人不足になる」として、
これからの10年間の取り組みを語った。
試行錯誤が必須とのこと。
起こるだろうことはあらかた、わかっている。
だが解決法はわからないことばかり。
さらにわかっていないことが起こる。
それが実は大事だ。
ドラッカーの言う「予期せぬこと」。
それは何だ? と聞いても、
わかっていないことだからわからない。
ドラッカーはしかし、
イノベーションは「予期せぬこと」から、
最も多く生まれると見抜いた。
だからイノベーションが起こる。
それだけは確かだ。
続いて、白鳥和生さん。
日本経済新聞社総合編集センター調査グループ調査担当部長。
本来は小泉進次郎さんの予定だった。
もちろん人気の自由民主党衆議院議員。
しかし小泉さんは今、
政治改革刷新本部のメンバーを務める。
その議論は大詰め。
だからキャンセルとなった。
白鳥さんのテーマは、
「人財を生かす企業経営」。
従業員、チーム、会社の、
ウェルビーイングを果たしつつ、
企業のパーパスを実現する考え方を話した。
第一部が終わって、
第二部の賀詞交歓会。
最初に能登半島地震被災地への黙とう。
その後、井原實会長の挨拶。
昨年6月に協会会長に就任した。
「もう一度原点に戻り、
協会のパーパスを議論した。
第1に会員の拡大、
第2に教育などの人的支援、
そして第3に広報活動。
この3つを進めていく」
井原さんは協会活動の方針を明確に語った。
続いて乾杯のスピーチと音頭は、
日本小売業協会会長の野本弘文さん。
野本さんは東急グループ代表を務める。
「ドラッグストアが食品を品揃えする時代。
業態の際がなくなる業際化が進んでいる。
組み合わせが必要となる」
「いろいろな業種の団体が集まる、
ボランタリーチェーン協会のネットワークが、
ますます重要になる」
協会の意義を語ってくれた。
私はこれを「業態地殻変動」と呼ぶ。
業態が衰退し、フォーマットの時代に入ると、
地殻変動が起こる。
「業際(ぎょうさい)化」も起こる。
つまり業態の時代には、
業態間競争は起こらないが、
フォーマットの時代になると、
異業態間に競争が発生する。
業態は社会的機能だが、
その一定の機能が十分に満たされて、
もっともっと便利で高度な役割が要求される。
それに応えるものがフォーマットである。
だからフォーマットは多様な競争の中にある。
乾杯後は約1時間の懇談。
中締めは協会アドバイザーの中津伸一さん。
25年間、事務局として協会活動に携わってきた。
ジャスコ副会長の林信太郎さん、
日本優良家具販売協会会長の村内道昌さん、
東京経済大学教授の宮下正房さん。
各分野を代表する歴代の会長のもとで、
ボランタリーチェーンの普及と会員拡大に貢献した。
その自分の協会活動を振り返った。
お疲れ様でした。
日本ボランタリーチェーン協会にも、
イノベーションのチャンスがあるし、
それを成し遂げねばならない。
ニューヨークのVC「ショップライト」の、
ウェグマンズに負けない革新を思い出した。
〈結城義晴〉