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平和堂news|
2代表取締役体制へ/平松社長CEOと夏原行平副社長COO
㈱平和堂が2月5日付で新体制になる。
平松正嗣さんが、
代表取締役社⾧執行役員CEOとなる。
夏原行平さんが代表権をもって、
代表取締役副社⾧執行役員COOとなる。
管理本部⾧兼経営戦略本部⾧。
CEOとCOOが復活する。
故夏原平和さんが会長CEOで、
平松さんが社長COOだった。
それが再現される。
いい体制だ。
夏原行平さんは、
2012年5月に取締役SM営業部⾧となり、
2014年5月、常務取締役店舗営業本部⾧。
営業統括本部副本部⾧を兼任した。
それから2015年5月に専務取締役となって、
以来、店舗営業本部⾧、経営企画本部⾧、
管理本部⾧、中国室⾧などを歴任。
このたび代表取締役副社長COOとなる。
50歳。
いい時期だ。
2009年、
コーネル大学RMPジャパンでは、
伝説の一期生。
一方、夏原陽平さんは、
取締役専務執行役員営業統括本部⾧に昇格。
コーネル大学ジャパン奇跡の二期生。
平松さんのもとで、
兄弟で営業と管理を分担する。
小杉茂樹さんも取締役専務執行役員に昇格して、
開発本部⾧の役を担う。
コロナ禍のキャズムから脱する年。
いいタイミングだ。
㈱万代では3月1日に、
加藤健さんが副社長に昇格して、
コーポレート本部を管掌する。
加藤さんは45歳。
若返りが進む。
新しい、難しい時代がやってくる。
若い力で時代を駆け抜ける。
さて1月23日朝8時、
万代天王寺店がオープンした。
大阪市阿倍野区天王寺。
昨日の24日、
万代知識商人大学8期の修了式のあとに、
訪問した。
道を挟んでホームセンターのコーナン。
スーパーマーケットとホームセンターが並んで、
顧客にとっては便利な商業集積だ。
売場は約500坪。
右側のメイン入口を入ると青果売場。
これは万代の定石。
通路幅が広くて、
カートショッピングしやすい。
対面風のつくりで、
作業場も備えている。
もう一つはお買い得の野菜。
エノキタケやダイコン、レタス、トマトなど。
当然ながら顧客はお買い得商品を、
次々とカートに入れていく。
ロの字型に平ケースを配置して、
真ん中に作業場を設けた。
万代の鮮魚売場の定番スタイル。
従業員は作業しながら、
声をかけて販売する。
万代の「立ち売り」だ。
ここでは飛び切りの鮮度の魚介類を売る。
壁面は平ケースと多段ケースの「鮮魚市場」
壁面も対面コーナーにして、
万代の人間力を前面に押し出す。
平ケースではオリジナルブランドのステーキ。
万代の「万」をネーミングした「よろず牛」
3㎝はありそうな分厚いステーキ。
シャトーブリアンは1700~2100円ほど。
これも買って帰りたい。
オープン初日、
畜産部門は22%の構成比をはじいた。
そして店舗左翼の惣菜売場。
真っ白な什器につくりたての惣菜を並べる。
チェックアウトは、
セミセルフレジと完全セルフレジ。
オープン初日は2800万円を売り上げた。
売場には万代カレッジの修了生たちが、
応援に駆け付けていた。
いずれも店舗運営部のエリアマネジャー。
左から小倉貴行さん(2期生)、
青野克宣さん(4期生)、
近藤圭介さん(2期生)。
(ノリのいい大阪のおばちゃんも特別参加)
真ん中は店長の森智史さん(6期生)。
左は水谷哲成さん(2期生)、
カスタマーサービス担当。
好調のスタートだが、
森店長は気を引き締める。
万代ではどこに行っても、
知識商人大学修了生がいる。
1年間の企業内大学で学んだあとこそ、
「学習する組織」の中核を担ってほしいものだ。
小学生・中学生・高校生のころ、
さらに専門学校や大学生のころ、
学ぶことは仕事だった。
だからつまらなかったり、
苦しかったりした。
しかし仕事に就いてみると、
学ぶことは楽しみに変わる。
役職が上がれば上がるほど、
学ばねばならない。
そしてその喜びややりがいは、
どんどん大きくなる。
個人が学習することによってのみ、
組織は学習する。
ただし人が学習したからといって、
必ずしも「学習する組織」になるわけではない。
が、個人の学習なくして組織の学習なし。
トップは誰よりも、
学習しなければならない。
〈結城義晴〉