㈱OICグループ丸の内オフィス。
「オイシー・グループ」と読んで、
㈱ロピアの親会社。
11時から ロピアのアメリカ研修報告会。
第4陣は2月13日に出発して、
17日に帰国した。
ニューヨークの大雪で、
出発が8時間遅れたが、
奇跡的な弾丸スケジュールをこなして、
大きな成果を上げた。
7つのグループの発表のあと、
全員で投票。
きわめて妥当な結果となって4班が優勝。
感動ある売場とロープライスの実現。
そのために何をするか。
具体的な提案があった。
4班の視点と発表は、
私が言うトレードオンの問題意識だ。
おめでとう。
それから浅野秀二先生の講評。
浅野先生はオンラインで、
サンフランシスコから参加。
商人舎の亀谷しづえGMも鋭い指摘をして、
この報告会の意義を高めた。
最後に2月の団長の井上裕一さんが、
締めのコメントを発して、
第4陣の報告会は終わった。
丸の内オフィスにいたので、
第4陣リーダーの宋昌錫さんが、
直接、挨拶に来てくれた。
宋さんは新規事業の社長に就任して、
張り切っている。
いくつかアドバイスしたが、
きっと成功させるだろう。
大いに期待したいものだ。
ランチを挟んで、
午後13時から第3陣の報告会。
こちらは2月9日出発、13日帰国。
午前中と同じように7グループが発表して、
全員で投票。
こちらも妥当な結果となって、
2班が優勝した。
エコバッグをマーケティングした研究で、
内容が濃いものとなった。
「テキストの185ページを開いて!」と初めて、
イノベーションのタブーを話した。
それからまた浅野先生、亀谷GM、
井上団長のそれぞれの講評。
いずれも内容のある指摘だった。
こちらは古舘青洲リーダーのチームが、
予想通り優勝した。
そのマーケティングの視点を、
マーチャンダイジングや店づくり、
さらに新規事業開発に、
大いに活用してほしい。
最後に事務局と写真。
商人ねっと㈱のみなさん。
左から工藤恵理佳さん、東恩納歩さん、
そして河本眞友子さん。
OICグループの丸の内オフィスを辞して、
大手町を歩く。
丸の内仲通りの彫刻。
名和晃平のTrans-Double Yana(Mirror)。
2012年製作のアルミニウム製。
イゴール・ミトライ作「眠れる頭像」
1983年、大理石作品。
アメリカに行っていたけれど、
体調管理はよくできていて、
田嶼先生に褒められた。
一方、山本恭広商人舎編集長。
「SIPストア」の記者発表会に行った。
松戸商工会議所の会議室。
50名を超えるマスコミが集まった。
スライドを使った概要説明は約30分。
説明会の後、バス2台に分乗して、
SIPストア1号店に移動。
「セブン-イレブン松戸常盤平駅前店」
現地で迎えてくれたのがこのお二人。
永松文彦㈱セブン-イレブン・ジャパン社長、
加藤聖子㈱イトーヨーカ堂執行役員食品事業部長。
恒例のフォトセッション。
トレーニングストアを兼ねた直営店を、
増床して改装した店舗。
売場面積は約2倍の約88坪となった。
横長のレイアウト。
売場は右側にコンビニゾーン。
ファストフード、飲料、パンが並ぶ。
左側にはスーパーマーケットゾーン。
生鮮三品、日配品、冷凍食品、調味料など。
セブンプレミアムデリカも中核商品だ。
このゾーンには、
イトーヨーカ堂の商品が加えられている。
売れ筋上位アイテムである。
生鮮食品は「Peace Deli流山キッチン」から供給。
昨年3月の稼働。
取り扱いアイテム数は約5300。
通常のセブン-イレブンより、
2000アイテム品揃えを拡大した。
内食対応のアイテムに加えて、
ロフト、アカチャンホンポなど、
グループの他業態の売れ筋から、
高頻度アイテムを拾った。
グループ企業のリソースを最大活用して、
次世代セブン-イレブンを模索する。
「SIPストア」と称するが当面、
フォーマットとしての横展開は、
想定していない。
次世代セブン-イレブンを模索している。
それに足りない売り方や商品について、
情報収集をして、
それを成果にする。
ご存知のようにセブン-イレブンは、
フランチャイズチェーンだ。
その2万店を超える加盟店のための、
実験店という位置づけだ。
そこにイトーヨーカ堂が、
協力するという構図だ。
この、話題の「SIPストア」は、
コンビニエンスストアとスーパーマーケットの、
コンビネーションストアである。
月刊商人舎3月号で、
じっくり分析しよう。
〈結城義晴〉