㈱OICグループの経営方針発表会。
「おいしいグループ」は、
主にロピアを展開するホールディングカンパニー。
スーパーバリューやアキダイ、
さらに外食のイートピア、
食品製造業や卸売業を傘下にもつ。
食品産業をバーチカルに統合する。
そして「おいしい日本の食」を世界に発信する。
2月末決算はすぐに集計されて、
そのうえで新年度方針が出される。
だから毎年3月前半に開催される。
このスピード感がロピアとOICの真骨頂だ。
ロピア全店のチーフと店長が参加する。
ロピアのチーフと店長は経営者だからである。
今回はグループ企業からも参加があって、
1000人規模となった。
横浜みなとみらいのパシフィコ会議センター。
1階のメインホールを使って、
楽しむ発表会となった。
はじめに髙木勇輔代表取締役社長が、
基本的な考え方を、
わかりやすく説明した。
それから浜野仁志取締役が、
経営数値の報告をした。
それから、
子会社のとんがり社員たちの座談会など、
様々なイベント。
堅苦しい経営方針を発表するわけではない。
ハイライトの一つは、
23年度のMVPの発表。
モスト・バリュアブル・プレーヤー。
関東・東北、中部、関西、九州の各営業本部、
OIC本部、グループ企業から、
優れた実績を上げた40数名。
最後に全員が立ち上がって、
盛大な拍手を受けた。
タイトルは、
「革新せよ、成長せよ。」
革新せずに企業規模が大きくなることを、
「膨張」という。
経営や現場の革新が、
スケールの拡大につながる。
それが「成長」である
1月と2月に4つの班が米国研修をした。
私がコーディネーター。
2015年から4班ずつ180人が研修を受けた。
2021年と2022年はコロナ禍で中止したが、
8年間にわたって研修は継続された。
これまで延べ1400人以上が私とともに、
アメリカで学び、私の講義を聞いてくれた。
まず、そのニューヨーク研修の報告をした。
それからアメリカの大変化。
研修に参加していない人たちにも、
アメリカの先進性を学んでもらう。
そのうえでロピアの経営戦略の本質を知ってもらう。
商人には「本籍地と現住所」がある。
中途入社やスカウト組が多いロピアにとって、
本籍地と現住所は重要な考え方だ。
ファーストリテイリングは今、
第4創業期にある。
そのエピソードは、
これもロピアにとって有益だ。
ロピアは「ロープライス・ユートピア」を標榜する。
ロープライスとユートピアは、
トレードオンの関係にある。
そのトレードオンを成し遂げるには、
組織で学習することだ。
みんなで、学ぶことだ。
個人の学習なしに、
組織の学習はない。
私の激励はそこに帰結する。
最後の最後は、
「自ら、変われ!」
自分が変わらねば、
仲間を変えることはできない。
自分が変わらねば、
会社を変えることはできない。
方針発表会の最後は、
髙木秀雄名誉会長の挨拶。
みんなに感謝しつつ、
膨張ではなく成長が必要だと呼びかけた。
その後、3階の広間で、
懇親会。
私は高木勇輔さんと長々と話し込んだ。
それから多くの人と交流した。
私の右隣が内田貴之さん、
そして相川博史さん。
内田さんは㈱スーパーバリュー社長、
相川さんは㈱ロピア東北・北海道営業本部長・FC事業部長。
私の左が菊池孝利さん。
OICホールディングス組織管理本部長。
佐藤博和さんは今、
スーパーバリュー営業統括。
顔つきが変わってきた。
商人ねっとの工藤恵理佳さんと東恩納歩さん。
ニューヨークではお世話になった。
そして水元仁志さん。
3月から台湾支社長。
「今はコンサルじゃないんで」と言いつつ、
久しぶりのツーショット。
懇親会の合間に2024年US研修団の、
報告会優秀チームの表彰。
相川団長から商品が手渡された。
そして4班4チームの表彰者たち。
その本当の成果を出す時は、
これからだ。
膨張ではなく、
真の成長をしてほしい。
革新によって、
成長してほしい。
それがOICグループに結城義晴が望むことだ。
〈結城義晴〉