横浜は今日も雨。
1日中、商人舎オフィスで、
原稿の手直し。
いい記事となった。
ご期待ください。
山陽新聞の一面コラム「滴一滴」
地方新聞の巻頭言を読むのも好きだ。
「春本番となってきた」
「心弾む春だが、
この季節ならではの注意すべきことがある」
「春の5K」
花粉、黄砂、強風、乾燥、寒暖差。
ローマ字表記で頭文字がKとなる五つ。
納得。
気象キャスターの片山美紀さん。
著書『気象予報士のしごと』で、
「春の8K」を紹介する。
先の5Kに三つを加える。
雷、火災、変わりやすい天気。
コラムのまとめ。
「きちんと、気を緩めず、気を付ければ、
きっと、心地よい春になる」
その通り。
しかし、
心地よい春とはならなかったのが、
大谷翔平。
ロサンゼルスのドジャースタジアムで、
記者会見を開いて、 声明を発表した。
水原一平元通訳の違法賭博問題。
450万ドル(約6億8000万円)を、
大谷の口座から送金した窃盗の疑い。
大谷は自身の関与をきっぱりと否定した。
しゃべり方や表情を見ていたが、
嘘がないことがはっきりした。
安心した。
政倫審の自民党安倍派幹部たちとは、
まったく違っていた。
「僕が口座からブックメーカーに対して
誰かに送金を依頼したことは
まったくありません。
結論から言うと、一平さんが、
僕のお金を盗んでうそをついていた」
現時点で判断すれば、
説明責任は果たしたと思う。
しかし今回の問題は、
FBIの捜査で判明した。
大谷の口座から違法なブックメーカーへ、
多額の送金があったからだ。
大谷が疑われるのも、
ある意味で仕方ない。
一平通訳も当初は、
自分の負債を大谷が肩代わりしたと、
話していたらしい。
しかしその後、発言を翻した。
「翔平は何もしらなかった」
大谷が知ったのは、
韓国でのパドレス戦のあとだった。
それを大谷自身が説明した。
信頼し、頼っていた相棒に裏切られた。
「ショックという言葉が正しいとは思わないし、
それ以上のうまく言葉で表せないような感覚で
1週間過ごしていた」
これは正直な言葉だ。
心中察するに余りある。
あとはプレーに集中してほしい。
それが私たちの願いだ。
さて商人舎流通SuperNews。
ロピアnews|
3/25「ロピア沖縄国際通り店」/フランチャイズで沖縄県初進出
昨日の3月25日(月曜日)にオープンした。
OICグループ初のフランチャイズ方式。
「ロピア」フォーマットの商品と売り方とブランドを、
パッケージ化して展開する。
オープン前日の24日から、
いつものように取材に行こうと考えていた。
那覇の国際通りの1032㎡(312坪)の店舗。
ロピアとしては小型店である。
しかしこれは米国のトレーダー・ジョーに、
化けるかもしれない。
OICグループの新年度方針発表会で、
激励講演をした際に、
ロピア幹部とも相談した。
そして、
店頭が落ちついてから訪れることにした。
現地では記者発表会が開かれた。
日経新聞が現地記者の報告を掲載した。
開業初日は約1万人の顧客があった。
FC責任者の相川博史取締役が発言した。
「商業地としての沖縄県の可能性は大きい。
将来的には20〜30店舗を出していける」
フランチャイジーは㈱野嵩(のだけ)商会。
「フレッシュプラザユニオン」を20店展開する。
同社の仲村知充専務に会って話したが、
経営陣も現場もやる気満々。
ロピア九州営業本部の店で研修を受けて、
商品化やオペレーションを学んだ。
手ごたえを感じているようだった。
私はこの店の成功を確信した。
全国のスーパーマーケットから、
フランチャイジーの申し込みが殺到するかもしれない。
沖縄県では、
㈱サンエーや金秀商事㈱、イオン琉球㈱と、
激しい競争が展開される。
チェーンストアが、
新しいエリアに出店する際、
同じような店が増えるだけで、
価格競争が激しくなるだけでは、
社会的な意味がない。
それまでになかったフォーマットで、
それまでになかった購買や消費を、
生み出さねばならない。
関西に進出した時にも、
中京や仙台、福岡のときにも、
私はそれを指摘した。
沖縄でも同じことだ。
それが現代の競争である。
〈結城義晴〉