Everyone, Good Monday!
[2024vol⑮]
2024年第15週。
4月第2週。
今週は水曜日の10日に、
決算記者会見が目白押し。
イオン㈱、㈱セブン&アイ・ホールディングス、
そして㈱ライフコーポレーション。
決算発表の季節だ。
マスコミは忙しい。
すでに発表した企業もあるし、
今日も重要な記者発表があった。
商人舎流通SuperNews。
サンエーnews|
営業収益2276億円・6.6%増/経常利益169億円・46.2%増
㈱サンエーは営業収益2276億円
前年同期比6.6%増。
営業利益164億6400万円(47.1%増)、
経常利益168億9300万円(46.2%増)。
営業利益率7.2%、経常利益率7.4%。
7%台に回復した。
新城健太郎社長を筆頭に、
全幹部、全社員が頑張った。
経営方針は、
「もっといい方法はないか考えよう」
これは具体的で、いいなあ。
人財力、仕組み力、商品力の向上に取り組んだ。
そして企業理念の浸透と七大基本の徹底。
既存店の活性化、効率化を図り、
顧客満足度の向上に努めた。
既存店売上げは通期で6.6%増。
凄い決算だった。
おめでとう。
フジnews|
営業収益8010億円2.0%増・経常利益174億円30.0%増
㈱フジの連結営業収益8010億円、
対前年増減率2.0%増。
営業利益151億1000万円(33.5%増)、
経常利益173億7400万円(30.0%増)。
営業利益率1.9%、経常利益率2.2%、
いずれも前年を0.5ポイント上回った。
2024年3月1日から本格的な経営統合に進む。
その弾みとなる決算だ。
ウエルシアnews|
売上高1兆2173億円6.4%増/経常利益478億円8.4%減
ウエルシアホールディングス㈱は、
売上高1兆2173億円、
前年同期比6.4%増。
1兆円を2000億円も上回った。
営業利益432億3100万円(5.3%減)、
経常利益477億5600万円(8.4%減)。
増収減益。
営業利益率3.6%、経常利益率3.9%。
売上総利益が30.5%から30.4%に微減、
販管費率が26.5%から26.8%に増加。
1年間に102店舗の新規出店、
40店舗の閉店。
期末店舗数は2825店舗となった。
㈱ツルハホールディングスとの合併を、
2027年に控えて、
成長軌道は衰える気配がない。
月刊商人舎4月号では、
池野隆光会長のロングインタビューで、
その考え方を存分に語ってもらう。
さて私は千葉県木更津のホテルに宿泊した。
朝、宮本洋一ブルーチップ㈱社長は、
北海道に向けて出立した。
それを見送ってから、
鈴木國朗さんと木更津をクリニック。
まず三井アウトレットパーク木更津へ。
日本のアウトレットモールのなかで、
第2位に入る。
三井不動産の運営。
年間売上高は550億円に至る。
第1位は御殿場プレミアムアウトレット。
こちらは三菱地所・サイモンの開発・運営で、
年商は800億円を超える。
商人舎2023年7月号で特集した。
Outlet Center Age
三井・三菱&イオンのそれぞれ
朝9時半の開場、
ショップのオープンは10時。
朝10時にはすべてのショップの入り口に、
店員が一人ずつ立っていて、
最初に通り過ぎる顧客にお辞儀をする。
それから店の奥に戻っていく。
それがルール化、習慣化されている。
私たちは1時間、
思い思いに店を回って、
買物をすることにした。
このアウトレットモールの真ん中あたりに、
フードコートがある。
昼頃にはずいぶん顧客が増えて、
軽食を食べたり、お茶を飲んだりして、
休憩している。
私はアメリカのアウトレットにも、
毎年のように訪れる。
日本で成功するには、
アメリカの完全コピーをすること。
もちろんテナントは日本の企業も入ってよろしい。
三井不動産、三菱地所・サイモンに続いて、
積極的に取り組んでいるのは、
イオンモールだ。
それからベイシア木更津金田店へ。
2019年12月6日にリニューアルオープンして、
スーパーセンターになった。
食品のフルライン売場に、
ノンフードを加えた。
インナーを広くとって、
アパレルを充実させた。
ワンプライスショップのセリアを、
インストアのテナントで入れた。
人口が増えつつある木更津で、
いい商売をしている。
プライベートブランドも、
「ベイシアプレミアム」を開発して、
「もっと! 良いものをより安く」のキャッチフレーズで、
大々的に展開している。
この木更津には、
コストコの本部が移転してきた。
コストコ木更津倉庫店も大繁盛している。
千葉県の木更津が、
今、熱い。
いい勉強になった。
では、みなさん、今週も、
商売商売、勉強勉強。
Good Monday!
〈結城義晴〉