特集は、
ドラッグストアの爆発点?!
[10兆円3万店]M&A産業の行方
[Cover Message]
薬剤師の数だけ「薬局」があった。そこからドラッグストア業界は始まった。酒屋やパン屋がまずコンビニエンスストアに変わったように、八百屋、魚屋、肉屋がスーパーマーケットに業態転換したように、薬局・薬店がドラッグストアに変貌した。だから圧倒的に数多の小企業の業界だった。
それが今や1兆円チェーンが3社も登場しようとしている。さらになんとトップ2社が経営統合して、2兆円を超え、3兆円を視野に入れる。彼らは世界第4位のドラッグストアチェーンとなり、アジアを目指す。そして「業界」は「産業」となった。
薬剤師の数だけ存在していた小さな店々が連続的な経営統合によって巨大チェーンとなり、産業のスケールは10兆円・3万店へと爆発する。その時に一番大切なものは何か。その爆発点の原理とはどんなものか。そしてその軌道は何処に向かうのか。「産業の論客」の言葉を噛みしめつつ、「M&A産業の行方」を描き出す。
ウエルシアホールディングス㈱会長にして、
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会会長。
池野隆光独白
10ページ1万5000字。
ロングロングインタビュー。
結城義晴は、
寡占から鼎占へのプロセスが、
産業の爆発点であることをシンプルに解明する。
もう一つ。
店舗研究特集は、
MEGAドンキ成増店
これは魔境のポジショニング戦略だ!
3月13日、都内最大級のMEGAドン・キホーテ成増店がオープンした。ダイエー成増店撤退跡への居抜き出店だ。国内最大の総合スーパー企業となった㈱パン・パシフィック-インターナショナルホールディングス(PPIH)はポジショニング戦略でも抜きん出たユニークさをもつ。その経営理念と国内成長戦略を分析し、そしてしたたかな最新店の全貌をお届けしよう。
写真100枚超、15ページ。
成増店を丸裸にする。
是非ともweb版商人舎で見てほしい。
流通専門カメラマン結城義晴の本領発揮!!
ダイエーがイトーヨーカ堂が、
西友がマイカルがユニーが、
捨ててきた部門とカテゴリーが、
ドンキ流に再構築されて、
魅惑的に表現される。
[特別レポート]
総菜製造ロボットの未来
合言葉は「ロボフレ」
CaseStudyは、
マックスバリュ東海
――惣菜盛り付け全工程の自動化
原島一誠ベルク社長、本誌初登場。
今度、ゆっくり話しましょう。
最後に[新店の注目点]
トップバリュ5割の特化型実験店
MZ世代ターゲットの「まいばすけっと仲町台駅南店」
突き詰めていくとこれは、
トレーダー・ジョーになってしまう。
さて、どうか?
さて今日は、
決算発表の日。
㈱セブン&アイ・ホールディングス、
イオン㈱とイオン北海道㈱、
そして㈱ライフコーポレーション。
夕方の17時から、
セブン&アイ。
商人舎流通SuperNews。
セブン&アイnews|
営業収益11兆4718億円2.9%減ながら営業利益過去最高
井阪隆一社長がいつものように、
細かく説明した。
減収ながら過去最高益だった。
それから取締役や子会社のトップとともに、
質疑応答。
ヨークベニマルの大高耕一路社長も初登場。
イトーヨーカ堂の山本哲也社長への質問も多かった。
昨日のこのブログで書いたように、
中間持ち株会社つくって、
スーパーストア事業を分離し、
再上場を狙っていく。
イオンnews|
営業収益9兆5536億円4.8%増/売上高・利益とも過去最高更新
イオンは過去最高を更新した。
来年の2月期には10兆円の大台を達成する。
15時から札幌で開催されたのが、
イオン北海道の会見。
私はオンラインで参加した。
青栁英樹社長がやや早口で説明した。
西友の9店舗を譲受する件に、
質問が集中した。
北海道の鼎占の行方や、
イトーヨーカドーの3店を、
ロピアが譲り受ける話にも質問が及んだ。
ライフコーポレーションは16時から。
岩崎高治社長は上機嫌。
コロナ特需の2021年2月期を除けば、
すべての項目で過去最高。
ライフnews|
’23年度営業収益8097億円と過去最高・20期連続増収
好調な2024年2月期決算。
コロナ禍のあと、
如何にスピードアップできるかが、
各社の実力となる。
〈結城義晴〉