商人舎US研修ベーシックコース。
ご参加の皆さん、
あらためてお礼を言います。
ありがとうございました。
とてもいい研修会でした。
皆さんの学ぶ姿勢が相互に作用しあって、
事務局を含めた今年の50人が、
「学習する組織」となりました。
さて5日目のすべての講義が終わって、
自由研修の時間になった。
それぞれが思い思いにプランをつくって、
よく学びよく遊ぶ。
ショッピングセンターや店舗を訪れたり、
観光したり、ショーを見たり、
街を歩いたり、買物したり。
それぞれが今度は自由に、
アメリカの時間を過ごす。
それもいい学習です。
私たち事務局が行ったのは、
The Sphere。
「スフィア」。
意味は「球、球体、球形」
球形の大型アリーナ。
2万人を収容できる。
昨2023年9月29日、
マディソンアスクエガーデン社によって開業。
高さ336フィート(102m)、
幅516フィート(157m)。
ホテルべネツィアンの敷地にオープン。
私たちのホテルからも、
夜には浮き上がって見える。
今、球体の中で行なわれている演目は、
「Postcard From Earth」
スフィアのドームの中には、
15万7000の超指向性スピーカーがある。
「ウルトラ・ダイレクショナル・スピーカー」という。
ビーム・フォーミング技術が備わっていて、
一つひとつの席ごとに、
最高の音質と音量が計算され、届けられる。
演目によっては特定エリアを、
特定外国語席として提供することもできる。
さらに席に着いてショーを楽しむ間、
音を深みのある「振動」として体感できる。
「インフラサウンド・ハプティック」、
触覚・超低周波音システム。
入り口からドームの中に入ると、
不思議な空間が現れる。
目眩がする。
アリーナの急な階段状の客席に着くと、
すぐに場内が暗くなって、
演目が始まる。
「地球からの絵葉書」
宇宙から帰還した宇宙飛行士二人。
目覚めて、地球の美しさを再発見する。
監督はダーレン・アロノフスキー。
ロシア系ユダヤ人のアメリカ国籍。
55歳。
2010年の「ブラック・スワン」、
2023年の「ザ・ホエール」などを監督。
世界の山岳や海中、
人間の祭りやイベントの映像が、
臨場感たっぷりに描かれる。
これも海中の微生物。
海の生き物の大群。
座席にいると振動が直接伝わってくる。
祭りの灯。
地球からのメッセージ。
面白かったし、
あっという間に1時間が過ぎた。
ラスベガスにまた一つ、
名所が増えた。
そのあとタウンスクエアへ。
ホールフーズが核となったライフスタイルセンター。
研修団で2日目にやってきた。
アメリカ最大の楽器のチェーンストア。
1959年、ハリウッドで創業。
本部はカリフォルニア州ウェストレイクビレッジ。
304店舗、年商21億4000万ドル(3200億円)。
楽器のスーパーストア。
つまり超大型店の専門大店。
その中のアコースティック部門へ。
小型のフォークギターを見に来た。
古希を超えて、
小ぶりのギターが欲しくなった。
YAMAHAの小型アコースティック。
なかなかいい。
これはミッシェルの4弦ギター、珍しい。
ちょっと食指が動いた。
しかしほしいと思っていたのがMartin。
店員も一番先に持ってきた。
Martin LX1。
シリアルナンバーは418427。
これに決めた。
little Martinという。
リトルマーチンを背負って、最高の気分。
後ろ姿はこんな感じです。
1978年に全米を回ったときに、
最後にサンフランシスコに来て、
ギターを買った。
店は1853年創業のシャーマン・クレイ。
1980年代までには約60店舗に増えたが、
2013年に閉鎖した。
そこでオベーションを買った。
1111-1モデル。
生まれてはじめて手に入れたのは、
ヤマハの初心者用ギターだった。
今、家には3本のギターがある。
右がオベーション、
真ん中がギブソンJ100。
左がソリッドギターのギブソンレスポールモデル。
ここにリトルマーチンLX1が加わる。
本当にうれしい。
45年半ぶりにアメリカでギターを買った。
45年分、若返った気がした。
心からありがとう。
〈結城義晴〉