結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年06月10日(月曜日)

商人舎6月号発刊!![決算特集]’23年度「絶好調」の総括

Everyone, Good Monday!
[2024vol㉔]

2024年第24週。
6月の第3週。

今度の日曜日が、
世界中の「父の日」。

そして今日6月10日は、
「時の記念日」

いつも感心するのだけれど、
英語には“Punctuality”という言葉がある。
「時間厳守」と言った意味。
「定時性」と訳される。
「時間どおりに運行されること」、
人に使えば「時間を守る几帳面さ」のこと。

「punctual」は形容詞で、
「時間や期限を守るような」といった意味。

英語がすごいのではなく、
そのおおもとのラテン語に、
「punctualis」という言葉があって、
これが「時間を守る」意味だ。

ラテン語はローマ帝国の公用語だ。
2000年以上前にこの概念があった。

時間は守ることも大事だが、
「時間」はそれ自体が、
何物にも代えがたい貴重なものだ。

拙著『コロナは時間を早める』では、
冒頭で「三千年紀」という言葉を使って、
遠大な時間の流れと、
その中の一瞬の大切さを強調した。

「三千年紀」は、
西暦2001年から3000年までの、
1000年間のことだ。

西暦3000年のころはいったい、
どんな世界になっているのだろうか。

想像もつかないけれど、
興味は尽きない。

さて、
月刊商人舎6月号、
本日発刊!!
202406_coverpage
[決算特集]
’23年度「絶好調」の総括
「過去最高」を全体像の中で位置づける!

[CoverMessage]
2024年2月期・3月期決算。イオンは過去最高を更新して増収増益。セブン&アイ・ホールディングスは減収ながらも営業利益過去最高。ライフコーポレーションは売上高過去最高。ヤオコーも営業収益・営業利益ともに過去最高。マツキヨココカラ&カンパニーは4期連続で過去最高。ローソンも過去最高。三越伊勢丹も高島屋も営業利益は過去最高。
業態別に代表企業が過去最高を記録し、準ずる企業もほとんどが絶好調。過去最高連発の中で、とくに絶好調のチェーンは何をどうしているのか。30年以上も増収や増益を継続する企業はどこがどう違うのか。23年度決算特集は、日本小売業ランキングを明らかにしつつ、その「絶好調」を客観的に総括する。

目次。
202406_contents
第1部が、
’24日本小売業ランキング

第2部が、
業態別の下克上

第3部が、
KPI順位の注目躍進企業

そして、
[特別企画]
ポジショニング店舗づくり
ロピアとヤオコーにフォーマット進化が現れた!

ロピア蘇我島忠ホームズ店
原点回帰と模倣困難性の大仕掛けでポジショニングを強化する
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OIC(オイシー)グループの㈱ロピアの出店攻勢が止まらない。23年度は15店舗を出店して、営業収益21.3%増。本拠地の関東から関西、中部、そして九州、東北と飛び火出店を展開した。沖縄にはフランチャイズ方式で出店した。こうした飛び火出店やフランチャイズが可能となるのは「ロピア」のフォーマットが地域性を超えた魅力を有するからだ。そのポジショニングが強力だからである。ロピアのポジショニングを再確認するチャレンジングな店舗が登場した。「ロピア蘇我島忠ホームズ店」である。

ヤオコー武蔵浦和店
10年越しで開発した斬新デザインの 「シン・ヤオコー」店舗
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㈱ヤオコーが5月15日(水)、なんとも斬新な新店をつくった。埼玉県浦和市にオープンした「ヤオコー武蔵浦和店」である。今期1号店となる新設店舗である。埼玉県内では100店舗目、さいたま市では15店舗目の店舗だ。ヤオコーブランドが知れ渡ったドミナントエリア内への出店だが、オープンはもちろん、週末も多くのヤングファミリーで賑わっていた。顧客の期待値の高さがわかる。

[結城義晴の述懐]
ポジショニングとは「とんがり★こだわり」だ!

さらに[巻末特別企画]
日本最初のセブン-イレブンオーナー
山本憲司が語る
「私とセブン-イレブンの50年」
202406_seven-yamamoto
これ、面白い。

ここでも[結城義晴の述懐]
セブン-イレブン「裏物語」の真実

ほかの人が書けないことを、
ズバリと書いた。

ぜひ、読んでください。

そして[Message of June]
とんがれ★こだわれ

何によって憶えられたいか?
ピーター・ドラッカーの問い。
13歳の宗教の授業で牧師の先生から聞かれた。
そして彼は一生、自らに問い続けた。

何によって憶えられたいか?
これこそポジショニングである。
競争市場のなかの自社、自店、自分が、
どんな立ち位置をとるか。

それをはっきりと決め、
それを主張し、印象づける。
自分のポジションをくっきりと表明する。
何によって憶えられたいか?

店がフォーマットを構築するとき、
基本業態の原理と鉄則を堅持したうえで、
自分らしいポジショニングを創造する。
それが現代の競争力そのものとなる。

そのために、
自分らしくあれ。
とんがれ★こだわれ。
自分の顧客に知らしめよ。

この店しかないと思われる店。
コストコのように、
イケアのように。
トレーダー・ジョーのように。

そのために、
自分らしくあれ。
とんがれ★こだわれ。
志を定めよ。〈結城義晴〉
202406_message

お陰様で、いい雑誌になりました。
ご愛読のほど、お願いします。

では、皆さん、今週も、
とんがれ★こだわれ。

Good Monday!

〈結城義晴〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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