7月2日。
「真ん中の日」の記念日。
1年の真ん中の日を祝うために制定された。
1月1日から12月31日までは365日。
そのちょうど真ん中、
183日目が7月2日。
あまり意味はないけれど。
私は今日も一日、
横浜商人舎オフィス。
原稿手直しと原稿執筆。
長いながいパネルディスカッションを、
丁寧に文章化して入稿した。
さらっと流して聞いていたことも、
丹念に言葉を拾って原稿にすると、
意外に面白い。
いや、実にいい。
月刊商人舎7月号、
乞う! ご期待。
さて商人舎流通スーパーニュース。
値下げが相次いでいる。
検索の窓に「値下げ」と打ち込むと、
ずらりと記事が出てくる。
イオンnews|
トップバリュ32品目を値下げ、昨年からの値下げは累計120品目
イオン㈱が7月3日(水)から、
プライベートブランドを値下げする。
「トップバリュ」32品目。
夏の生活シーンで活用する商品中心だ。
イオン、イオンスタイル、マックスバリュ など、
全国約1万店舗。
イオンが昨年から価格改定した品目は、
累計で120品目となる。
イオンだけではない。
イトーヨーカ堂news|
ヨーカドー&ヨーク223店で食品・日用品100品目値下げ
㈱イトーヨーカ堂は7月1日(月)から。
購入頻度が高い食料品と日用品100品目を値下げ。
食料品は30アイテム、日用品は70アイテム、
値下げ幅は約5%~20%で、平均すると約10%。
4月に第1弾として71品目を下げたがその第2弾だ。
合計で171品目となる。
イトーヨーカドー119店舗、ヨーク104店舗。
合計すると223店舗で展開する
ユニーnews|
「第2回価格総選挙」で商品決定、7/1から最大300品目値下げ
ユニー㈱は「第2回価格総選挙」を実施した。
値下げする商品と価格を、
パート・アルバイト従業員の投票によって決める。
より地域に密着した商品ラインアップを目指した。
選ばれた商品を含む最大300品目の値下げは、
アピタ・ピアゴ・ユーストア130店舗で、
7月1日(月)からスタートする。
イオンともイトーヨーカ堂と異なる値下げだ。
「価格総選挙」は今年4月に第1回を実施した。
投票結果に基づいて130店舗が、
それぞれに商品を選定した。
すると値下げしてほしい人気商品は、
エリアごとに異なる傾向が見られた。
パート・アルバイト従業員の多くは、
店舗の商圏で生活をする顧客でもある。
その本音を聞くことによって、
商圏ごとに異なる、
「本当に値下げしてほしい」商品と、
その価格を知ることができる。
店舗ごとに選ばれた商品を含む最大300品目は、
徹底した競合調査を行って地域最安値を目指す。
期間は設けず、対象品目は定期的に更新していく。
ユニーでは9月頃に、
第3回「価格総選挙」を実施する。
面白い。
ローカルチェーンでも値下げが行われる。
アルビスnews|
食卓応援企画第7弾・9月末まで計300品がお買い得
アルビス㈱は食卓応援企画の第7弾。
7月1日(月)~9月30日(月)の3カ月間。
全66店舗で300 品の価格据え置き、
および値下げ企画を実施する。
東武ストアnews|
7月の「これ得!値下げ宣言」は257品目、最大40%値下げ
㈱東武ストアは「これ得! 値下げ宣言」。
食品・生活用品の厳選257品目を、
最大40%値下げする。
同社は昨2023年8月から、
家計を応援する「値下げ宣言」を実施している。
6月1日からはすでに2社が値下げをしている。
平和堂news|
PB「くらしモア」100品目を期間限定で値下げ
平和堂は日本流通産業㈱と共同開発の、
「くらしモア」の100品目を、
6月1日(土)から7月31日(水)まで値下げ中。
第1弾は2月1日(木)から2カ月間、
同じく「くらしモア」100品目の値下げ宣言を行った。
イズミnews|
「全力応援値下げ」を実施/60品目を1カ月間最大3割引き
㈱イズミは6月1日(土)から6月30日(日)の1カ月間。
消耗頻度の高い食品、日用品計60品目を、
従来価格から最大3割程度を値下げして販売した。
値下げの季節が来ている。
総務省の4月の「家計調査報告」。
二人以上の世帯の家計消費支出が、
21年2カ月ぶりに増加に転じた。
しかし一方で、物価高を背景に、
食料品の支出を減らす傾向は続く。
つまり節約志向である。
昨年、一昨年ほどではないにしても、
今年4月以降も食品メーカーの値上げは続く。
円安水準が長期化して、
「円安不況」が訪れる。
コロナ禍を経て、
「禁欲円」と「享楽円」が鮮明になった。
禁欲円はあくまで禁欲的に使われる。
そのニーズに応える動きである。
それでも利益には、
ストイックであらねばならない。
ゆめゆめ忘るべからず。
〈結城義晴〉