関東甲信地方も昨日、梅雨明けした。
連日の猛暑日。
最高気温が自分の体温と同じ。
所によっては体温を超える。
だから空気はむっとしている。
私は朝9時半からオンライン会議。
㈱True Dataの取締役会。
自宅から参加した。
取締役会のメンバーも変わって、
新鮮な気分だ。
業績はお陰様で順調です。
ゼブラ企業を目指している。
産業社会になくてはならない存在。
午後からは横浜商人舎オフィス。
暑い中を大阪からやってきてくれた。
JTB大阪第三営業部の面々。
奥が第四課課長の前田崇さん、
右が営業担当課長の御池達也さん、
そして左が商人舎担当の森川泰弘さん。
2024商人舎US研修スペシャルコース。
11月11日(月)から16日(土)。
今回はニューヨーク。
今回から新しい試み。
前日の10日(日)に羽田で、
「2024USリテール」の講演会を開催します。
そのあとで懇親会をする。
翌日の朝、旅立つ。
7月下旬から募集開始。
ご期待ください、
ご参加ください。
さて、山本恭広商人舎編集長。
早朝から成田に向かった。
商人舎流通スーパーニュース。
イオンリテールnews|
千葉初・最大規模の「そよら成田ニュータウン」7/19開業
イオンリテール㈱のショッピングセンター。
「ボンベルタ成田」を全館改装。
「ボンベルタ」はもともと、
ジャスコの百貨店だった。
1992年の開業。
1980年3月、ダイエーは、
フランスのプランタン百貨店と提携して、
合弁会社オ・プランタン・ジャポンを設立。
1981年3月6日、神戸に、
1号店「プランタン三宮」を開業した。
その後、82年に北海道のプランタン新さっぽろ、
84年に大阪にプランタンなんば、
東京にプランタン銀座をオープン。
その後、すべて閉鎖した。
一方、イトーヨーカ堂は、
ロビンソン百貨店を展開していた。
1978年、札幌松坂屋と提携し、
翌1979年、ヨークマツザカヤを開業。
1984年、アメリカの百貨店ロビンソンと提携して、
㈱ロビンソン・ジャパンを設立。
1985年、ロビンソン春日部、
1990年、宇都宮店開店。
2000年、小田原店開店。
こちらもすべて撤退。
ジャスコは1970年代から、
地方百貨店を救済の形として傘下に入れていた。
茨城県の伊勢甚グループ、
宮崎県の橘百貨店など。
1983年9月23日、直系百貨店として、
埼玉県に「ボンベルタ上尾」を開業。
地方百貨店を次々にボンベルタに転換していった。
それらも順次撤退して、
最後に残ったのがボンベルタ成田1店だった。
その店も今年2月29日に閉店。
コングロマーチャントによる百貨店は、
すべて失敗に終わった。
イオンはその物件を、
イオンリテールの「そよら」によって、
蘇らせようとしている。
そよらは2020年にスタート。
イオンリテールの都市型ショッピングセンター。
いずれもネイバーフッド型(NSC)、
あるいはコミュニティ型(CSC)の商業集積で、
千葉県では初の展開である。
そよら成田ニュータウン、
売場面積約3万5730㎡(1万808坪)、
専門店は約80店。
「そよら」としては最大規模。
面積としてはリージョナル型(RSC)を展開したいが、
核店舗が見当たらない。
RSCには複数の百貨店が必要だ。
JR成田駅、京成成田駅から西に約1.8㎞。
成田ニュータウンの中心地。
周囲には集合住宅、公園が多い。
イオンスタイルと専門店が入る5階建ての本館と、
スポーツジム、シネマが入る新館。
交差点の斜め向かい側には、
カスミフードスクエア赤坂成田店がある。
こちらは2002年オープン。
そよら成田ニュータウンは、
17日にソフトオープンしている。
いまやイオンの定石である。
そしてグランドオープンには開店の9時を前に、
店舗入り口前に約800人の顧客が並んだ。
イオンスタイルの1階は、
4150㎡のフード&ドラッグ。
レジゾーンとコンコースを挟んで、
食品売場とドラッグ&コスメがゾーニングされる。
もともと百貨店だから多層階の館である。
だから中央部にエスカレータスペースがある。
それによって、
スーパーマーケットとしては、
レイアウトしにくい。
食品売場は時計回りで、
まず青果から和日配で顧客を誘導する。
奥主通路は鮮魚、精肉。
右翼は惣菜、ベーカリー。
センターの右翼側に冷凍食品売場。
主通路突き当たりの鮮魚売場は、
対面コーナーで丸物を扱う。
精肉売場の平オープンケースでは、
「お楽しみ袋」が大展開された。
黒毛和牛の肩ロースステーキ用、
焼肉用1㎏を詰め合わせて1袋5000円。
これが飛ぶように売れる。
館全体では約80のテナントが入る。
ボンベルタ時代からの専門店も一部、
引き続き出店している。
新規テナントの主なものは、
3階のダイソーの3フォーマット、
4階のTSUTAYA。
今秋には2階にコーナンが入る予定だ。
館全体で年間400万人の来館者を見込む。
総合スーパーからスタートしたチェーンストア。
その最大手チェーンは、
いずれも百貨店を志向した。
百貨店はあこがれの的だった。
しかしそれらは例外なく失敗した。
そのあとにスーパーマーケットや、
ドラッグストア、ホームセンター、
アパレルチェーンが入り、
専門店群が誘致される。
これは歴史が証明した事実である。
〈結城義晴〉