Everyone, Good Monday!
[2024vol㉛]
2024年第31週。
7月最終週。
今週木曜日はもう8月。
パリ五輪は8月11日(日)まで。
最終日に、
チームゲームと女子マラソンがあり、
閉会式が行われる。
それまでちょうど2週間。
夏の甲子園は8月7日から17日間。
そしてパラリンピックは8月28日開幕。
世界中がパリ五輪の話題に湧き上がる。
それはそれでとてもいい。
今日は栃木県佐野市で今年最高気温。
41.0℃が観測された。
観測史上2番目の暑さ。
横浜の街も道を歩いていると、
照り返しで40℃は超えている。
帽子や日傘がないと外は歩けないほどだ。
それでも元気に仕事仕事。
私の今週は月刊商人舎8月号の入稿漬け。
毎日、原稿を手直しし、執筆する。
毎日新聞巻頭コラム「余録」
相場の世界の格言。
「漁師は潮を見る」
「潮の流れを読み取って
漁師が最適な漁場を探すように、
投資も相場の流れを把握しないと、
成果が上がらない」
そんな意味だとか。
円相場は今月上旬に、
約37年半ぶりの円安・ドル高水準をつけた。
しかし「足元で円高方向に大きく振れている」
「相場の潮目が変わった」との見方も広がる。
その背景にあるのは、
日米金利差が縮小に向かうとの思惑だ。
インフレの鈍化傾向を理由に、
米国の中央銀行が利下げに動く可能性が高まる。
一方で日銀の追加利上げの時期が近づいている。
「水と異なり、お金は、
低いところから高いところに
流れる」
コラム。
「日米の金利に変化の兆しが出てきたことで、
一方的な円売り・ドル買いに
ようやくブレーキがかかった格好だ」
「円安による燃料や食料品、原材料の高騰に
悩まされてきた家計や中小企業には、
ひとまず朗報だ」
本当か?
「ただ、今後の景気や物価動向次第では、
日米双方の金融政策変更が先送りされ、
円安がぶり返す懸念もある」
それはいつものこと。
11月には米国大統領選が控える。
円相場への影響も懸念される。
ドナルド・トランプ前大統領は、
もし政権に復帰するとしたら、
「自国の輸出産業に有利になるよう
ドル高是正策を推進する構え」だ。
「そうなれば、日本経済は一転して、
急激な円高リスクにさらされる恐れがある」
イオンの前身岡田屋の家訓。
「上げで儲けるな、
下げで儲けよ」
今、漁師のごとく潮を見るときだ。
もちろんそれによって金融経済で儲けよ、
と薦めているわけではない。
その動静を見定めて、
実体経済への影響を読み取ることは有益だ。
顧客やマーケットの動きを読み取る必要がある。
さて商人舎流通スーパーニュース。
True Data ニュース|
消費財メーカー向けSaaS型データ分析ツール提供開始
㈱True Dataの新しいサービス商品。
8月1日(木)からリリースする。
消費財メーカー向けSaaS型データ分析ツールの提供だ。
ネーミングは「Eagle Eye Dash Board」
食品スーパーマーケット版と
ドラッグストア版。
2種類がある。
食品・飲料、日用品、化粧品、OTC医薬品に関して、
統計化された購買データが閲覧できる。
データに基づいた意思決定に役立つし、
資料作成も簡単にできる。
私は2008年から16年も、
このTrue Dataの社外取締役を担っている。
どうしても贔屓目になるだろうが、
客観性を担保しつつ見ても、
「Eagle Eye Dash Board」は、
いいツールだ。
この「Eagle Eye Dash Board」は、
考えるためのツールである。
考えるマーケターを養成する。
メーカーの営業担当も小売業のバイヤーも、
資料づくりに時間を取られている。
そのマンアワーは膨大なものだ。
「Eagle Eye Dash Board」はその時間を、
セービングする。
そして自分で考察し、分析する時間を保障する。
わかりやすいツールを使いこなして、
漁師の潮を見る目を養ってほしい。
では、みなさん、今週も、
よく考え、よく行動しよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉