月刊商人舎8月号。
通巻136号。
刷り上がってきました。
嬉しい瞬間です。
特集は、
’24商売のヒント
経営と営業のテーマ資源「チョットいい話」実例集
[Cover Message]
商売のヒント。実例を集めてみました。一つひとつが「チョットいい話」ばかり。しかしここから大きなイノベーションが生まれるかもしれない。新聞や雑誌の小さなコラムからも、企業が発信するニュースリリースからも、売場を歩いていて目に留まった商品やサービスからも、そして法律の改正やさまざまなルールの変更からも、経営と営業のテーマ資源を見つけることができる。テーマは商売にとって、最大の資源である。それを買う人たちが歓喜し、働く人たちが躍動するような、本格的な革新につなげてほしい。2024年商売のヒント、いざ、お届けしよう。
その表紙。
素晴らしい。
デザイナーの七海真理さん。
注文もしないのに、
カラーリングに意図を込めてくれた。
そう、パリオリンピックの色です。
みなさんも、8月号を、
楽しんでください。
凄いデザイナーというものは、
なんでもテーマにしようと考えている。
そう思った。
ありがとう。
雑誌の内容は、以下。
商売のヒントが18ケース並んでいる。
実例はそれぞれのケースごとに、
3例から5例が記してある。
短い事例だ。
だから読みっぱなしにしないでほしい。
何か一つでも、やってみようと考えて、
実行に移してほしい。
その際の注意点は、
[特集のまえがき]に書いておいた。
「小さなイノベーションを起こせ!」
そして[Message of August]
問題解決せよ。
ルネ・デカルト、近代哲学の父。
難問に際しては、
「よりよく解くために、
必要なだけの小部分に分割すること」
「もっとも単純で
もっとも認識しやすいものから始めて、
少しずつ、
階段を昇るように」
まず必要なものだけ小さく分ける。
単純なものからスタートする。
わかりやすいことから始める。
階段を一段ずつ昇るように続ける。
ピーター・ドラッカー。
小さく始めよ。
シンプルさを貫け。
ケース・バイ・ケースで。
ウォルマートのサム・ウォルトンは、
しつこく言い続けた。
「Think small!」
「小さく考えよ!」
そのためには、
「Think one store at a time!」
「1度に1店ごとに考えよ!」
つまり1件ずつ検討せよ。
それを支えるために、
意思疎通せよ、意思疎通せよ。
神は現場にあり、地に耳をつけよ。
現場に責任を、そして権限を与えよ。
「商売のヒント」は、
ヒントで終わらせてはならない。
問題を解く手掛かりを、
問題解決に結びつけねばならない。
そこで結城義晴。
ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
小さく・狭く・濃く・深く。
こまかく、きびしく、しつこく。
〈結城義晴〉
今月の[編集後記]。
楽屋裏のささやきなので級数は小さく。
ウィークデーに毎日、商人舎流通スーパーニュースを配信していると、雑誌で特集にするほどのテーマではないけれど、いい話がたくさん出てくる。それを集めてみると、面白い。それが今月号だ。そしてベルクやアオキスーパー、マルトなどが熱心にそういう課題に取り組んでいることがわかった。うれしいことだ。頑張れ。(義)
友人たちと飲食店に行くとタイミングを合わせるように1970年代のポップスまたは90年代のEDMが流れる。当時、心身を揺さぶられた「昭和40年男」。AIが認証して世代にマッチした選曲をしているのか、と勝手に想像している。(恭)
むかーし、百貨店でアルバイトをしていた時、雨を知らせるオルゴール調の「Raindrops Keep Fallin’ on My Head♪」が流れていたのを思い出した。あれ、「I’m singing in the rain♪」だったか?(綾)
この夏の暑さは体に堪える。気象が異常なのか、わが身が老いたからか、あるいはその両方か。そんななか、18年物の冷蔵庫が遂に力尽きた。先ず冷蔵室から、そして野菜室へ…。何故か製氷室と冷凍室は撤去されたその日まで頑張ってくれた。(磯)
今月号の商売のヒントは18事例となった。これだけ並ぶと、何か、ピピっと感じてもらえるものがあると思う。いや書き手としては思いたい。それにしても日本列島のこの暑さ。ご自愛の上、盆商戦、頑張ってください。(亀)
読者の皆さんは例外なく、
IDとパスワードをもっているはずです。
まずはそれを眺めてください。
雑誌は9日に発送して、
多分、月曜日の12日に手元に届くはず。
東京近隣ならば10日かもしれない。
楽しみにしてください。
全力特集です。
さて、パリ五輪。
もうあとわずか。
藤波朱理、20歳。
レスリング女子53キロ級で金メダル。
圧倒的に強かった。
決勝戦の相手は、L.ジェペス グスマン。
エクアドルの23歳。
世界ランク1位。
何度もタックルを決めて点数を稼ぎ、
相手には一瞬のすきも見せず技を完封。
10-0のテクニカルスペリオリティ勝ち。
公式戦連勝記録は137に伸びた。
これだけ差がつくことは、
本当に珍しい。
女子レスリングフリースタイルは、
階級の体重差が以下のようになっている。
フリースタイル 50kg級
フリースタイル 53kg級
フリースタイル 57kg級
フリースタイル 62kg級
フリースタイル 68kg級
フリースタイル 76kg級
藤波は53kg級だが、
彼女があまりにも強すぎるので、
57kg級や50kg級にクラスを変更した有力選手が、
多いのではないか。
そんなことまで考えさせられるほど、
藤波朱理はイノベートしていた。
パリ五輪はもう終盤。
雑誌の表紙でシンパシーを表現できて、
チョット満足だ。
ありがとう。
〈結城義晴〉