Everyone, Good Monday!
[2024vol㉝]
2024年第33週。
8月第3週。
ハッピーマンデーは、
山の日の祝日の振り替え休日。
夏の連休が始まった。
商売はお盆商戦真っ只中。
台風5号が岩手県大船渡市付近に上陸。
東北地方を横断した。
東北太平洋側に上陸する例は珍しい。
2016年の台風10号が岩手県に、
2021年の台風8号が宮城県に上陸。
今回は3例目。
極端気象はこんな異例の台風を生み出す。
お見舞い申し上げたい。
朝3時58分に起きて、
NHKで閉会式を見た。
男子競泳のレオン・マルシャンが登場。
今大会に4つの金メダルを獲得。
黒のネクタイとスーツ姿。
聖火の火をランタンに移す。
一方、サンドニのフランス競技場。
まずは選手団の入場。
いつもギリシャの国旗から。
オリンピックは、
ヨーロッパ文明を核にしている。
それを知らしめるような恒例行事だ。
日本の日の丸が入ってきた。
その旗手は北口榛花とSHIGEKIX。
女子やり投げの金メダリストと、
ブレイキン男子で4位入賞を果たした半井重幸。
残念ながら次のロス五輪では、
ブレイキンが除外された。
楽しそうに選手団が入場を終わらせた。
オリンピック新記録のシファン・ハッサン。
そして国歌吹奏。
金メダルのハッサン(オランダ、31歳)と、
銀メダルのチグスト・アセファ(エチオピア、27歳)。
アセファが世界記録保持者、
ハッサンは世界2位の記録をもつ。
強い者が勝ったのがパリのマラソンだった。
上空から黄金の旅人ゴールデンボイジャー降臨。
謎の地球外生命体という想定。
このゴールデンボイジャーが、
近代オリンピックの歴史をたどる。
クーベルタン男爵の足跡を追う。
最新オリンピックは、
2024Paris。
それを象徴するサモトラケのニケ。
ルーブル美術館の正面に展示されている。
その間に様々な事件が起こった。
しかし五輪のもとに、
アスリートたちが集い、競った。
トニー・エスタンゲ組織委員会会長の挨拶。
そしてトーマス・バッハ国際オリンピック委員会会長。
トニー・エスタンゲは、
カヌー競技の金メダリスト。
2000年のシドニー、2004年のアテネ、
そして2012年のロンドンで金メダルを獲得。
ザヒア・ジウアニ指揮、
ディヴェルティメント・オーケストラ。
オリンピック旗が、
アンヌ・イダルゴ/パリ市長からバッハ会長へ、
そしてカレン・バス/ロサンゼルス市長へ。
それからH.E.R.(ハー)による米国国歌。
グラミー賞、アカデミー賞、エミー賞受賞。
スポーツとミュージックは、
世界を結ぶ共通のものなのだ。
そして突然、競技場の天井に、
トム・クルーズが現れる。
ミッションインポッシブルの音楽を背景に、
このまま会場まで飛び降りて、
オリンピックフラッグを受け取ると、
モーターバイクで去っていく。
そのあとは映像。
トムはバイクでスタジアムの外に出ると、
エッフェル塔のわきを疾走して、
シャルル・ド・ゴール空港へ。
バイクのままジェット機に乗り込んで、
ロサンゼルスへ向かう。
すぐにロス上空。
映画のようにパラシュートでダイビング。
着地するとハリウッド。
五輪マークが組み合わされている。
五輪旗はビーチに届けられ、
ここから米国ミュージシャンたちが主役となる。
4年後はどんなオリンピックになるのだろう。
一方、フランス競技場は、
閉幕に向けて最後の熱唱。
フランス人歌手イズーが熱唱したのが「マイウェイ」。
故フランク・シナトラの代表曲。
しかしこの原曲は「コム・ダビチュード」。
クロード・フランソワの曲を、
ポール・アンカが歌詞を変えて、
シナトラに提供した。
それを世界に知らしめようとしたのか。
どこまでも自己主張の強いParis2024だった。
それでも実にいいオリンピックだった。
私は堪能した。
スポーツと音楽。
人類に共通する活動。
それが国や人種や宗教、そして紛争を、
乗り越えるものであることを教えてくれた。
ありがとう。
では、みなさん、今週も、
全力でMy Wayを行こう。
Good Monday!
〈結城義晴〉