結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年08月13日(火曜日)

「商売のヒント」金銀メダルはベルクとアオキスーパーか?

㈱商人舎は火曜日から、
夏季休暇に入っています。

商人舎流通スーパーニュースは、
平日に毎日配信するものですが、
今週はニュースが更新されません。

悪しからず。

もっともこのお盆の時期には、
各社からのニュースリリースも、
極端に少なくなります。

店舗現場は繁忙期、
それ以外は休眠状態。
対比的な企業活動となります。

さて月刊商人舎8月号。
特集・商売のヒント
経営と営業のテーマ資源「チョットいい話」実例集
202408_coverpage

さまざまな商売のヒントを拾い集めた。

楽しんで読んでください。
202408_contents
1本ずつの原稿の最後に、
編集部の独断で★を入れた。

★は星一つ、
★★は星二つ、
★★★は星三つ。

実現させると面白そうな内容は、
★★★。

あくまでも独断と偏見。

すべてのケーススタディは、
意欲的なものだった。

私が面白かったのは、
「座るレジ」。
202408_13register1

ヨーロッパでは、
当たり前のように採用されている。

それにベルクとアオキスーパーが挑戦した。

「ギネス世界記録への挑戦」も面白い。
顧客もパートタイマーさんたちも、
率先して取り組んでいる。
202408_10guiness_summit

「店内音楽が売上げを左右する」は、
HarvardBusinessReviewのコラムに着想を得た。

「従業員の安全は足元から守る」は、
ある雑誌の取材記事があって、
その記事を書いた記者が教えてくれた。

これもベルクが先行した。

「バーチャルリアリティ」も面白い。
ウォルマートとイオンとベルク。
202408_03vr_belc_1

今回の「商売のヒント」に、
金メダルを出すとすれば、
ベルクになるだろうか。

そして銀メダルはアオキスーパーか。

別にメダルを差し上げるわけではないが、
地道な取り組みを高く評価しよう。

ありがとうございました。

このヒントをイノベーションにつなげるには、
[Message of August]

問題解決せよ。

ルネ・デカルト、近代哲学の父。
難問に際しては、
「よりよく解くために、
必要なだけの小部分に分割すること」

「もっとも単純で
もっとも認識しやすいものから始めて、
少しずつ、
階段を昇るように」

まず必要なものだけ小さく分ける。
単純なものからスタートする。
わかりやすいことから始める。
階段を一段ずつ昇るように続ける。

ピーター・ドラッカー。
小さく始めよ。
シンプルさを貫け。
ケース・バイ・ケースで。

ウォルマートのサム・ウォルトンは、
しつこく言い続けた。
「Think small!」
「小さく考えよ!」

そのためには、
「Think one store at a time!」
「1度に1店ごとに考えよ!」
つまり1件ずつ検討せよ。

それを支えるために、
意思疎通せよ、意思疎通せよ。
神は現場にあり、地に耳をつけよ。
現場に責任を、そして権限を与えよ。

「商売のヒント」は、
ヒントで終わらせてはならない。
問題を解く手掛かりを、
問題解決に結びつけねばならない。

そこで結城義晴。
ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。
小さく・狭く・濃く・深く。
こまかく、きびしく、しつこく。
〈結城義晴〉
202408_message

ご愛読のほどお願いします。

さてオリンピックの間に、
株式相場が荒れた。

一体何だったのだろう。

その解明は日経新聞「大機小機」
「株価底入れまでの遠い道のり」

「ここから株価はどうなるのか。
過去の経験則が物語る2つの予測を
述べておきたい」

コラムニストは客人さん。

第一に、
「今回のように高値からの下落率が
2割を超えるような場合、
再び株価がその高値を超えるまでには
相当な時間がかかるのが普通だ」

直近の事例は、
2020年の株価急落だ。
もちろん新型コロナウイルス禍が原因。

「この時は、直近高値から3割の暴落となって
高値の奪回まで8カ月を要した」

それでも歴史的にみると、
「これは例外的に短い方である」

政策当局が財政・金融両面において、
迅速かつ大規模な対策を打って、
早期の相場回復を図ったからだ。

それに対して今回は、
第1に米国景気の悪化懸念が原因、
第2の根本原因は、
米国株安と為替のドル安円高だ。

日米の政策当局の対応が、
株価調整の期間を短縮させることになるか。

第二に、
「株安が転換点を迎え底入れする頃までには、
これまでの株式市場に関する楽観論が一掃され、
悲観論がまん延することになるだろう」

「底入れ」とは、
株価が一定期間の下落基調の後で底をつけ、
その後上昇に転じること。

投資家がこれ以上、下がらないと判断して、
買い始める時期のことで、
それによって株価が支えられ、
上がっていく。

底入れまでは悲観論が蔓延する。
それがコラムニストの読みだ。

8月3日の日本経済新聞電子版、
「個人の投資心得」に関する記事。

「慌てることはない。
マーケットとはこういうもの」

コラムニスト。
「株価が底入れする頃までには、
市場でこうした緩い雰囲気が
一掃されていることだろう」

「投資家の方々には、
そこへの遠い道のりに向けた
頭の体操と心の準備をしておくことを
お勧めする」

底入れまでは遠い道のり。

私は株式投資は一切しない。
けれど株価が下がり続けることは、
不況そのものを意味するし、
消費にも影響が出る。

さらに上場企業の買収案件が増えてくる。
それは覚悟しておかねばならない。

〈結城義晴〉

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