投開票日はいつも日曜日。
小売業やサービス業は、
日曜日は書き入れ時で、
なかなか仕事を休めない。
最近は期日前投票ができるようになった。
そうは言っても投票率はその分、低くなる。
小売業、サービス業の人たちが選挙に行けば、
世の中は変わる。
国民の意思が反映されて、
世の中はよくなる。
だから、
選挙に行こう、
投票しよう。
私、ずっと言い続けている。
商人舎流通Supernews。
イオンnews|
全国145のイオン商業施設内に衆議院議員総選挙「投票所」を設置
イオン㈱の全国145カ所の商業施設に、
「期日前投票所」と「当日投票所」が設置される。
2007年の秋田県議会議員選挙から、
投票所設置協力を始めた。
以来、全国の商業施設を投票所として提供。
昨2023年4月の統一地方選挙では、
138カ所で投票所を設置した。
顧客にとっては買物などの来店時に投票できる。
同時にそこで働く人たちが、
休憩の時間などに投票できる。
私はそれも大きな機能を果たすと思う。
投票率は大いに上がる。
イトーヨーカ堂news|
イトーヨーカドー・アリオ20店舗に期日前投票所設置
㈱イトーヨーカ堂も20店舗の施設内に、
期日前投票所を10月16日(水)から順次設置する。
こちらは期日前投票所だが、
とてもいい。
イズミはまだ広報されていないが、
2022年の参議院選挙では、
ゆめタウンやゆめシティ8カ所に、
期日前投票所を設けた。
日本全国のショッピングセンターや大型店が、
とくに地方の市町村では選挙に協力できる。
いい社会に向かって、
小売業の店舗が機能する。
いいことだ。
そこで働く人たちも、
投票できる。
選挙に行こう、
投票しよう。
昨日も書いたが、
私はとくに支持政党をもたない。
政党政治しかないとは思うが、
その政党への信頼感が薄い。
その分、人物に投票する。
多くの有権者が本当に信頼できる候補者を、
国会に送れば、
信頼できる国会議員が増えて、
いい社会につながる。
そう考えている。
選挙に行こう、
投票しよう。
さてイオンのニュースばかりだが、
イオン東北news|
イオンスーパーセンターを2025年3月1日吸収合併
存続会社はイオン東北。
来2025年3月1日が効力発生日。
着々と進む。
シナジー効果は5つ。
⑴共同仕入れと商品の共同開発
⑵システムの統合
⑶サプライチェーンの再構築
⑷資材、什器、備品等の共同調達
⑸ネットビジネスの共同研究、共同開発
イオン東北は2020年3月1日、
マックスバリュ東北㈱と、
イオンリテール㈱東北カンパニー食品事業が、
経営統合して誕生した。
その後、2021年9月に、
東北カンパニー全体が、
イオン東北に統合された。
一方、イオンスーパーセンターは、
2005年11月21日に発足。
イオンの最初のスーパーセンターは、
2000年9月開業。
マックスバリュスーパーセンター弥富店。
私も覚えている。
販売革新編集長だった。
2001年にはイオンスーパーセンター五城目店、
2002年、ジャスコスーパーセンター天理店。
このころ岡田元也社長(当時)は言っていた。
「この業態にすると、
ワンフロアの一律レジで、
非食品がよく売れるんですよ」
しかし結果的にイオンは、
スーパーセンターを完成さることのないまま、
現在に至る。
アメリカでは、
ウォルマートスーパーセンターが、
最強のフォーマットとして、
同社の中核事業となっている。
ターゲットは、
スーパーターゲットを展開しているが、
立地が限られていて、店数が少ない。
ディスカウントストアのターゲットが中心だ。
イオンはターゲットと同じような状態。
ウォルマートのスーパーセンターは、
非食品総合ストアとしてのディスカウントストアと、
食品のスーパーマーケットを、
コンバインさせて生まれたフォーマットである。
もっとも成功したコンビネーションストアである。
ウォルマートは、
ディスカウントストアだけでも、
十分に採算がとれる。
コンバイン戦略は、
採算がとれる二つ以上の業態を、
結合させる作戦である。
イオンのスーパーセンターも、
他の日本のスーパーセンターも、
前提としてのディスカウントストアを、
完成させることはできなかった。
ダイエーのディーマートも、
イオンのメガマートも、
イトーヨーカ堂のダイクマも、
専業で始めたMr.Maxも、
ディスカウントストアとして、
儲かる店にはならなかった。
だからスーパーセンターはつくれない。
今回、イオン東北に吸収されることも、
いい判断だろうと思う。
イオングループとしては今、
イオンビッグ㈱が、
ディスカウントストア専業企業となっている。
ただしこのフォーマットは、
食品中心の廉価店で、
アメリカの非食品総合ストアではない。
日本のスーパーセンターは、
ベイシアやオークワ、プラントなどが、
それぞれに営業を続けている。
鹿児島の阿久根には、
AZスーパーセターも健在だ。
それでも米国のウォルマートのようには、
巨大な本命フォーマットにならない。
難しいフォーマットなのだ。
しかし難しいことをやり遂げたから、
ウォルマートは世界一となったのだと思う。
模倣困難性とはこんな仕事のことを言うのだ。
〈結城義晴〉