Everyone, Good Monday!
[2024vol㊾]
2024年第49週。
12月第1週。
月刊商人舎10月号。
2024年末「おせち商戦」の必勝法
顧客が買いたくなる正月感ある売場づくり
読んでおいてください。
紀文食品の堀内慎也マーケティング部長の提案。
年末年始商戦にかけては業界随一の専門家。
そして今年は、
「最高の曜日回り」。
最長は9連休。
旅行は「安・近・短」。
最初のヤマは「12月21日・22日」の土日。
早仕掛けが浸透してきた。
だから早すぎる立ち上げは、
店全体の機会損失を招く。
ちなみに大安は19日(木)と25日(水)。
正月感の演出が効果を発揮する。
今年末年始商戦への結城義晴の提案。
「顧客の心をスイッチさせよ」
今、絶好調の店も、
弱含みの店も、
普通の店も、
自分らしい「選ばれる店」を目指す。
その恰好の舞台が、
年末年始の商戦だ。
顧客を喜ばせる。
顧客を湧き立たせる。
顧客に来年への生きがいを提供する。
ちいさな喜び、つくります。
ささやかな幸せ、ご提供。
あすへの希望、つむぎます。
それがあなたの仕事です。
「共働きの家族層が多い関東南部の消費は強いが、
年金で生活するシニアが多い北部では
収入が増えず節約志向が強い。
客数を増やすため価格対応を強めていく」
これ、久喜吉羽店オープンのときにも、
中間決算の記者会見でも言っていた。
ヤオコーは関東で南北政策をとる。
その南の政策と北の政策は異なる。
「節約意識の高い地域で、
日替わりの値引きを実施するなど、
地域の顧客に合わせた
販促や品ぞろえに注力する」
エブリデーロープライスとハイ&ローを、
地域に合わせて使い分ける。
しごく当然のことだ。
「南北で売上高伸び率は
数ポイントも開きがある」
この発言の意味は、
東大阪のオーケーの店には、
どう反映されるか。
楽しみだ。
別に東大阪が、
関東の北と同じとは思わないけれど。
最後に、
「2024ユーキャン新語・流行語大賞」
今年の世相を映した言葉や話題になった言葉。
大賞はドラマ「不適切にもほどがある!」
これを略した言葉「ふてほど」が選ばれた。
この番組が始まってからしばらくして、
私まで毎週見るようになってしまった。
「ふてほど」は知らなかったが。
宮藤官九郎脚本のコメディー。
阿部サダヲ演じる主人公が、
1986年から2024年にタイムスリップ。
昭和と令和、それぞれの時代の対比。
現代では「不適切」な言動が、
昭和の時代には当たり前だった。
コンプライアンスに縛られた令和の私たち。
昭和の人間の直截的な言い回しは痛快だ。
むしろ今のほうが幼児的なのかもしれない。
だが、そのギャップがひどく面白かった。
ハラスメントは断じて許されないけれど。
そしてこのギャップの面白さは、
年末年始商戦にもきっと生かせる。
弱含みの店でも、
普通の店でも、
もちろん絶好調の店でも。
ちいさな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。
では、みなさん、今週も、
「あすへの希望」、届けてほしい。
Good Monday!
〈結城義晴〉