今日は2024年最後の責了の日。
月刊商人舎1月号。
今年最後の原稿を執筆。
Messageと特集の1本目の原稿。
私としてもいいものが書けた。
そして入稿。
七海真理さんのデザインが、
これまた秀逸。
私、大いに感動した。
表紙や定義集、編集後記なども、
全部責了して、
全員がハイテンション。
この雑誌は来年1月10日に、
お披露目します。
会心の出来栄え。
ご期待ください。
今回は主要チェーンストアトップに、
緊急アンケートをお願いした。
そして迅速にご回答いただいた。
心から感謝したい。
とくにイオンリテール社長の井出武美さんは、
真っ先に対応してくださった。
それから大創産業社長の矢野靖二さんも、
素早い回答だった。
アークスは横山清会長が、
自ら書いてくださった。
ほんとうにありがとうございました。
商人舎ならではの提案の質によって、
お返しをします。
さて、日経新聞の「悠々球論」
スポーツ欄のコラム。
野球評論家の権藤博さんが書いていて、
毎回、とてもいい。
その権藤さんの「私の健康法」
中日ドラゴンズの現役投手の時代には、
皮肉を込めて言われた。
「権藤、権藤、雨、権藤、
雨、雨、権藤、雨、権藤」
先発に、リリーフに、
毎日のように登板した。
そのために肩を壊して、
短い現役生活だった。
指導者となってからは、
[先発・リリーフ・抑え]という、
画期的なシステムを完成させた。
現在のプロ野球は、
例外なく権藤方式を採用している。
権藤博は、
野球のイノベーターなのだ。
「薄いトースト2枚とバナナ、
市販の野菜ジュースの朝食」
シンプルなブレイクファスト。
「済ませて散歩する。
30分から40分、
距離にして3キロくらい」
「少し強弱をつけて、
100メートルくらい大股で歩くこともある」
「ペースもコースも自由に。
長続きの秘訣だ」
「散歩では両手に1.4キロほどのダンベルを持ち、
上下左右に上げて体操する」
歩くのは全身運動。
ダンベルをもって、
上半身も鍛える。
今の私には残念ながら、
朝の散歩の時間はとれない。
権藤さんのもう一つの健康法はゴルフ。
「相手が減り、週1ペースではなくなったが、
年末恒例のハワイ旅行では
1週間、毎日ラウンドする」
これは私にも真似ることができる。
権藤さんは78歳のとき、
ワールド・ベースボール・クラシックの
コーチに指名され、引き受けた。
「あのときも周りから心配されたが、
私は全く平気だった」
「6時間、ずっと、
立っている自信があったからだ」
現役コーチでいけるかどうか。
権藤さんなりの目安は、
「試合の3時間に加え、練習の3時間、
立ちっぱなしでいること」だった。
「グラウンドの上にいる間は立って、
選手とともに戦いたい。
でないと、コーチの資格はないと思っていた」
私も1日6時間の講義をする。
もちろん立って、身振り手振りで。
それができなければ、
講演や講義はしないつもりだ。
権藤さん。
「今も6時間立っていられる。
ただ、さすがにコーチはできない」
「投手が1試合で投げる百何十球の全部を
記憶できなくなったからだ」
体とともに頭がしっかりしていなければならない。
私の場合は原稿執筆と講演・講義。
これで頭はフル回転となる。
最後に睡眠法。
「みんな年を取ると、寝られずに困るという。
私は十分寝られる」
「途中で目が覚めて、寝られなくなっても、
無理に眠ろうとはしない。
逆に、何なら本でも読んでやろうか、
と思うと案外眠れる」
「寝ようと焦るからいけない。
じっと目を閉じて、
横になっているだけで寝たのと同じ、
と思えばいい」
「自分は今、布団の上にいて、
満員電車で立ちっぱなし、
というのと比べたら極楽だ……」
「そう思って気楽にしていれば、
うとうと、となる。
眠れない夜はお試しを」
私の睡眠法は、
床に就いて目を閉じて、
直前のゴルフラウンドの反芻をする。
ホームコースならば、
18ホール全部を覚えているから、
それができる。
一打一打を思い出しながら、
丁寧に復習のラウンドをする。
大抵、3ホールくらいで、
眠ってしまう。
私も眠れないことはない。
きちんと朝食をとり、
散歩で全身を動かす。
ダンベルで上半身を鍛える。
ゴルフで体を動かす。
頭を使う。
そしてよく眠る。
権藤式健康法。
私もやります。
そうすれば80歳を超えても、
健康寿命を満喫することができる。
来年も頑張ります。
㈱商人舎は今日で1年が終わった。
冬季休業に入ります。
ありがとうございました。
〈結城義晴〉