いよいよ2024年の年末際の商戦。
私は20代の駆け出しのころから、
年末には店を回った。
1977年から1980年代は、
毎年、関西スーパーマーケットの店舗を巡った。
そのあとは、関西スーパーとともに、
ニッショーも訪れるようになった。
当時、関東では、
サミットストアが抜きん出ていた。
関西スーパーとニッショーは、
販売革新から丸々一冊の別冊号を出した。
『関西スーパースタディ』
『ニッショースタディ』
サミットは食品商業から、
『サミット・スタディ』を発刊した。
これらは米国Progressive Grocer誌の、
「コロニアル・スタディ」を模倣し、
さらに深く追求した雑誌だった。
PGを超えたと私たちは誇らしく思っていた。
年末にヨークベニマルを訪問することもあった。
それから最近はヤオコーを見る。
関西では万代の阿部秀行社長の臨店に、
同道させてもらって、ライフなども見る。
今年は関東のロピアを巡った。
福島道夫取締役が、
車を出してくれる。
福島さんの臨店に便乗する。
年末の売場は情報の宝の山である。
各社が力を入れて、
最高の売場をつくろうとするからだ。
そのロピア黒川店。
朝9時15分ごろ到着して、
オープン前の売場を見る。
年末の開店直前でも、
オペレーションは淡々としている。
かつては火事場のようにバタバタとしていた。
けれど今はそれがない。
惣菜だけ少し空きがあるが、
それでも主要アイテムは並んでいる。
崎野敬紘さんも臨店している。
神奈川・千葉・埼玉統括営業本部の鮮魚事業部長。
先日、商人舎に新製品を届けてくれた。
福島さんにはアドバイスを受けて、
早朝から年末用の買物をした。
ロピア店舗開発部の鈴木義和さんも、
黒川店の助っ人に入っていて、
私たちの面倒を見てくれた。
商人舎流通SuperNews。
スーパーバリューnews|
ロピアとコラボ/国立店12/4リニューアルオープン
ロピア傘下の㈱スーパーバリューは、
今年、内田貴之社長のもとで、
店舗改装に精を出した。
12月4日(水)、スーパーバリュー国立店を、
ロピアモデルに改装した。
八百物屋あづまは、
YAOMONOYA AZUMA。
ローマ字表記が新しさを出す。
精肉部門は「MEAT LOPIA」
すべての売場に顧客が入っている。
GOCHSOU MARCHE。
ロピア中部営業本部の店づくりを採用している。
グロサリーには汽車の模型。
これもロピアの象徴。
スーパーバリューは完全にロピア化した。
スーパーバリュー直営のホームセンターより、
品揃えが専門化し、PBも入って、
マーチャンダイジングが強力になった。
スーパーバリュー国立店。
凄くいい店になった。
来年は収益店舗に変わるだろう。
そのあと横浜に戻って、
港北ニュータウンへ。
東急SC。
2011年4月29日にリニューアルオープン。
そのときにロピアが入居した。
ブログに書いた。
ロピアの躍進の原動力になった店だ。
そして現在もロピのドル箱店舗。
最新のリニューアルで、
鮮魚の日本橋魚萬は、
ワンウェイコントロールになった。
最後の最後に握り寿司を買った。
そして福島さんとツーショット。
ロピアは正月は4日まで休業する。
しかし関東営業本部では、
ららぽーとTOKYO-BAY店、
ららぽーと海老名店、
ららぽーと堺店が、
1月1日から営業をする。
ショッピングセンターの店だからである。
その1月1日の店には、
幹部が勢揃いして売場づくりをする。
1月1日に休みたいパートタイマーさんがいる。
彼女たちを休ませるために、
幹部や本部スタッフが集合して、
商品をつくり、店を運営する。
これはロピアらしい制度だ。
年末の忙しいときに、
福島さんに案内していただいた。
売場でも車中でも、
いろいろ話をした。
戦略的なこと、
そしてポジショニングについて、
ディスカッションした。
福島さんはいつも考えている。
糸井重里さん。
「マンガを描くのを仕事している人だとか、
お笑いの人たちの『ネタ』のメモだとかも。
サービス業の人が微笑みを絶やさないように、
人間が呼吸をするように、
アイディアを考えてる」
これが福島道夫だ。
今年も本当に、
ありがとうございました。
いつも考え続ける。
来年もそんな年にしたい。
〈結城義晴〉