今日は千葉県の海浜幕張。
毎日、なんだかんだで飛び回っている。
2階のロビーにいたら、
鈴木哲男さんと遭遇。
お元気、大活躍。
商人舎2月号に寄稿していただいた。
ありがとうございます。
それから写真を撮り忘れたが、
笹川譲さんから声をかけられた。
㈱明治屋商品事業部の関東支店副支店長。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科で、
私の講義を受けてくれた。
2004年度の3期生だ。
懐かしい。
まだ商業界社長の時代、
毎週土曜日に講師をしていた。
「ホスピタリティマーケティング」
頑張ってほしい。
イオン本部に来ると、必ず誰かに会う。
目的はインタビュー。
2018年の7月に、
イオンリテールの米国研修があった。
私がコーディネーター。
今、当時のブログを見返してみても、
ほんとうに中身の濃い研修だった。
伊藤さんも参加して、
グループ発表では準優勝だった。
当時は浦和美園店店長。
伊藤さんにとっては初めての米国旅行で、
それが原点となったと言ってくれた。
2021年に営業企画本部長に就任して、
現在の4大フェアなどをつくった。
立て板に水のような語り。
実にいい内容のインタビュー。
途中から間渕和人さんも参加してくれた(右)。
執行役員経営企画本部長。
広報部長の森拓也さんも加わって、
和やかな座談会のようになった。
みんなアメリカ研修の修了生。
伊藤さんの営業企画革新の考え方に、
私も目から鱗だった。
いい勉強になった。
インタビューの内容は、
月刊商人舎3月号でお披露目する。
楽しみにしてください。
最後に全員で写真。
私の隣から間渕さん、伊藤さん、森さん、
そして広報部の関本彩佳さん。
撮影は山本恭広編集長。
ありがとうございました。
帰りの電車のなかでも思った。
いいインタビューだった。
イオンにやってくると、
いつも同窓会のようになる。
それは嬉しいことだ。
さて日経新聞の記事。
「セブン、発注システム刷新」
セブン-イレブン・ジャパンが、
店舗の基幹システムを全面改革。
今年の春から順次、ストコンを廃止する。
そしてタブレット端末やスマートフォンに変える。
アメリカでは当たり前のようになっている。
それをセブン-イレブンの2万1000店が、
業界の先陣を切って始める。
ストコンは「ストアコンピューター」。
スーパーマーケットやチェーンストアでは、
必須のシステムだ。
従業員の勤怠管理や廃棄商品の登録、
商品の販売動向などの情報を一元管理する。
セブンは1978年に、
発注端末機「ターミナルセブン」を導入。
システムの刷新を執拗に繰り返してきた。
それはセブン-イレブンの独壇場だった。
鈴木敏文の執念ともいえるシステム構築だった。
なによりも「単品管理」を支えた。
現在も店舗ではNEC製のストコンをはじめ、
発注用、検品用の専用端末を使用している。
今後はタブレットとスマホが、
それらを兼ねた機能を備える。
1店舗に平均4、5台ずつ本部から貸与される。
ストコンに入っていたデータや、
独自のネットワークは、
クラウドで管理される。
これまでは発注や販売データ分析などは、
事務所に戻って端末で作業した。
これからは売場で働きながら、
ブレットやスマホでそれができる。
従業員が事務所と店内を行き来する回数は、
1日当たり4割程度減る見込みだ。
現在は複数店を経営するオーナーが増えている。
新システムでは複数店の実績を、
同時に比べることもできる。
勤怠管理も簡単になる。
さらに商品やイベントに関しても、
事前設定によって、
関連情報が定期的に端末に配信される。
レジは全国で約4万5000台稼働している。
これも26年度中に新システム対応の、
小型サイズのタブレット端末に切り替えられる。
レジの刷新は17年以来約9年ぶり。
小型化によってレジスペースは30%以上空く。
そのスペースを使って、
カレーパンや焼き菓子、スムージーなど、
レジ横商品を増やす。
新レジは英語、中国語、韓国語の表記も可能。
増加するインバウンド客への対応も強化する。
セブン&アイにとっては久しぶりに、
明るいニュースだ。
加盟店のためのシステム刷新は、
フランチャイズビジネスの最重要案件だ。
その現場のためのシステムは、
鈴木敏文の思想を受け継いでいる。
セブンもイオンも、
日本小売業のリーダー企業として、
革新を続けている。
嬉しいことだ。
〈結城義晴〉