1月最後の日。
月刊商人舎の入稿も佳境に入った。
朝からデスクに向かって、
ひたすら執筆。
悩みに悩んで、
方向性が決まってくると、
集中して一気呵成に終わりまで書ける。
それでもずっと椅子に座っていると、
足の先からふくらはぎにかけて、
冷たく感じるようになってくる。
⑴奥深くしゃがむスクワット33回。
⑵スロートレーニングを15回。
⑶しゃがんでから速く立つスクワット10回。
時間がないときには⑶は省く。
もっと時間や気力がないときには⑵も省く。
けれど⑴は必ず1日に3セットやる。
三度目には⑴を34回。
そうすれば1日100回となる。
毎日、1回ずつ増やしていく。
昼過ぎにスクワットして、
夕方の3時ごろに原稿を1本仕上げた。
そして3時45分に会社を出て、
東京・丸の内の東京會舘へ。
ちょっと恥ずかしいけれど、
駅のホームでもスクワット。
野本弘文協会会長のごあいさつ。
東急㈱代表取締役会長。
2025年の情勢を分析して、
協会の活動を報告した。
来年10月には、
第22回アジア太平洋小売業者大会が、
東京で開催される。
野本会長はこの大会に力を入れている。
来賓ごあいさつは
日本商工会議所会頭の小林健さん。
三菱商事㈱相談役。
日商でも今年は賃上げの話題がもちきりだ。
小林さんは指摘する。
「防衛的賃上げが6割を占める。
消費者の脱デフレマインドは道半ば」
その通りだ。
乾杯のご発声は、
好本達也協会副会長。
J.フロント リテイリング㈱取締役。
好本さんがアジア太平洋大会の委員長。
元気に「乾杯!!」
それから懇親。
まず山本慎一郎さん。
小売業協会のCIO研究会座長。
㈱カスミ前社長で、
USMH㈱執行役員経営戦略本部長兼デジタル本部長。
ゴルフ「立心の会」の仲間だ。
日本小売業協会は商品マスターの整備に取り組む。
その中心となって活躍している。
㈱ライフコーポレーションの森下留寿さん(中)。
取締役専務執行役員 。
江口法生さん(左)は、
日本スーパーマーケット協会専務理事。
森下さんとはライフの繁盛店の話をした。
日本チェーンストア協会会長の尾﨑英雄さん。
㈱フジ代表取締役会長。
チェーン協会長の大役、
ありがとうございます。
玉生弘昌さんは昨年10月に、
㈱プラネット会長をご退任。
そこで名前だけの名刺をいただいた。
1枚1000円也の高級名刺。
一般社団法人流通問題研究協会会長、
㈱True Dataの取締役。
3月になったらゴルフしましょう。
矢野靖二さんは、
㈱大創産業社長。
3ブランド複合出店が絶好調。
「DAISO」「Standard Products by DAISO」、
そして「THREEPPY」。
矢野さんには私なりの経営の考え方をひとくさり。
泉田幸雄さんは協会副会長で、
日本ボランタリーチェーン協会名誉会長。
小林英文さんは日本小売業協会専務理事。
そしていつもお若い増井徳太郎さん。
全国スーパーマーケット協会副会長。
㈱伊藤園フードサービスのお二人。
唐沢進治社長(中)と山下一秀さん(左)。
山下さんは営業本部副本部長。
最後の最後は野本会長とツーショット。
商業界の二月ゼミでは基調講演をしていただいた。
福岡の原田政照さんが運営委員長のときだ。
原田さんは惣菜の㈱MHホールディングス会長で、
野本さんとは小学校から高校まで同窓。
実家は同じ商店街で商いをしていた間柄。
日本小売業協会は、
1978年に設立された。
初代会長には永野重雄さんが就任。
新日本製鐵会長で、
経済同友会代表幹事・日本商工会議所会頭。
財界四天王と呼ばれた。
1984年に就任した第2代会長は、
五島昇さんで、これまた、
財界四天王のおひとり。
日本商工会議所会頭、東急電鉄社長・会長。
日本小売業協会は、
凄い人たちがつくった協会なのだ。
第3代は三越会長だった市原晃さん。
そして第4代会長はジャスコ会長の岡田卓也さん。
チェーンストアからの会長だった。
第5代は伊勢丹社長の小柴和正さん、
第6代は再び三越会長の中村胤夫さん、
百貨店からの会長が続いた。
そして第7代がサークルKサンクスの土方清さん。
コンビニエンスストアからの会長。
第8代会長は故清水信次さん。
スーパーマーケット協会会長、
日本チェーンストア協会会長など歴任。
もちろんライフコーポレーション会長。
野本さんは第9代会長だ。
第2代の五島さんの系譜といえる。
毎年、この日本小売業協会賀詞交歓会で、
業界の新年会が幕を下ろす。
閉会してから東京會舘下のタリーズで、
流通科学大学教授の白鳥和生さんと、
さまざまな情勢について語り合った。
とくにM&Aの情報交換は意義があった。
二人とも一応、「情報通」なのだ。
ただし、内容は秘密。
明日から2月だ。
最後に朝日新聞「折々のことば」
第3331回。
できるはずだと
思い上がるから、
行き詰まるんです。
〈篠田桃紅(とうこう)『これでおしまい』から〉
「永遠にやったって、
できないに決まっていること」を、
自分はやっているから、
行き詰ることがないと、
107歳のときの書家は言った。
御意。
〈結城義晴〉