結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年02月10日(月曜日)

商人舎2月号発刊とロピア米国研修第2班の到着

Everyone, Good Monday!
[2025vol⑥

2025年第7週。
2月10日。

月刊商人舎2月号、本日発刊。202502_coverpage

特集は、
本気の52週MD

[Cover Message]
2019年、ユニーがドン・キホーテに買収された。店はMEGAドンキに変わった。現場の人間たちが言った。「目が覚めた。今までより、とにかく忙しい。これが小売業だと思った」。さらに付け加えた。「仕事は3倍以上の密度になったけれど、売上げも給料も上がった」。3倍の密度の仕事こそが「本気度」を示すものだ。
一方、「52週MD」の創始者鈴木哲男は定義する。「毎週の重点販売商品を中心に商品計画と販売計画と販促計画を連動する組織的仕組みづくりのこと」。
しかしこの考え方を採用している多くの企業に「やってる感」が蔓延している。成果よりも、頑張る姿勢を見せること。その反対語が「本気度」だ。あくまでも、徹底的に成果を出すことだけを目指す。2025年の新年度が始まる。2030年を視野に入れつつ、「本気の52週MD」を見せてほしい。

目次。
スクリーンショット 2025-02-11 081817

緊急特別企画は、
西友はどうなる?!

ご愛読をお願いしたい。

さてニューヨークに着いて4日目。
起きたら雪景色。
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私の部屋はザ・ニューヨーカーの30階。
有難いことに広いベランダがある。
パティオと呼ぶ。

そのベランダも白一色。
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夜間に雪が降ったが、
ニューヨークは雪に強い。
市内の道路はあっという間に除雪が済んでいる。
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今日は1班の帰国日。
JFK国際空港に向かう車中で最後の講義。
最後のメッセージは、
「自ら、変われ!」

そして皆を送り出した。
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第1班が手荷物検査場に入っていくと、
私たちはすぐに到着口へ移動した。

そして第2班がやってきた。
すぐに専用バスに乗り込んで、
視察に赴く。

ストップ&ショップ。
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標準的なスーパーマーケット。

今夜は第59回スーパーボウル。
全米最大のスポーツイベントだ。

どのチェーンでも観戦用のスナックを提案している。

ボアーズヘッドの試食。
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ボアーズヘッドはアメリカで大人気のデリ。
ハムとチーズのブランドだ。

私もみんなに勧めて試食した。
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アメリカに来て最初の視察店。
参加者からの質問に答えながら見て歩く。
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現地ガイドの富澤由紀子さんも、
アメリカ人の食生活や
ショッピングスタイルを教えてくれる。
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この店、4日前に来た時よりも、
断然いい売場になっていた。
週末のスーパーボウルに向けて、
売場を充実させた。

しかしこの売場の出来栄えに波動があることこそ、
普通の実力の店だということを証明している。

次に、
ウォルマート・スーパーセンター。

世界最強のフォーマット。
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日曜の午前中。
実に、よく人が入っている。
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レジ前のロールバックの嵐。
アメリカもインフレで節約志向が強まっている。
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壁面のシーゾナルコーナーはバレンタイン。
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一方、レジそばでも、
バレンタインプロモーション。IMG_1072
複数カ所での展開。
ウォルマートはどの企業よりも、
プロモーションを徹底させる。

エブリデーロープライスを基本にしていると、
売場がつまらなくなる。

するといくら安くても、
顧客は飽きる。
そして店から足が遠のく。

だからウォルマートは、
最大限のプロモーション演出をする。

主動線上のアクションアレー(島陳列)は、
テレビの展開。

75インチ448ドル、70インチ398ドル、
そして65インチ338ドル。
スーパーボウルを大型画面で見る提案。IMG_1076

商人舎の亀谷しづえGMもお買い得商品を購入。IMG_1089

全員で記念撮影。
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ターゲット。
ウォルマートと同じビジネスモデルのライバル。
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この店は生鮮食品を絞った、
ディスカウントストア業態。
ウォルマートのスーパーセンターに対抗するのは、
食品強化型の「スーパーターゲット」。IMG_1156

ターゲットはアパレルに強い。
ウォルマートが男性的な店づくりなら、
ターゲットは洗練された女性的な内装デザイン。IMG_1145
れでもウォルマートと対比的だからこそ、
ターゲットはマーケットチャレンジャーになっている。

ターゲットの隣に、
リドルが出店。
ドイツ出身のリミテッドアソートメントストア。
ボックスストアとも呼ぶ。IMG_1108

同じビジネスモデルの「アルディ」より、
生鮮食品の品揃えが豊富だ。
売場面積は1.8万平方フィート、507坪。

「BIG DEALS」サインが目立つ青果売場。IMG_1131
PB比率はアルディの9割に対して、
リドルは7割くらいか。

急遽、インタビューに応じてくれた。IMG_1123

店長のビクトルさん。
通訳は浅野秀二さん。
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アルディとの違いや、
リドルでの働きがいを存分に語ってくれた。IMG_1137

全員で記念撮影。
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そして隣のショッピングモールの一角に、
アルディ。
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導入部はプロモーションアイテム。
カラフルな段ボール陳列でPBを売る。
スーパーボウルのお客の爆買いで、
売場は欠品だらけ。IMG_1165

売場奥に青果売場。
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主通路にカート什器を置いて、
空箱を回収。
その空き箱がカラフルだ。
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アルディとリドル。
ドイツのライバル。

それがイギリスに出て、
テスコやセインズベリーを凌駕した。
ウォルマートは傘下のアズダを手放して撤退した。

アメリカではどうなるか。
アルディは成果を上げている。
リドルとの激しい競争で、
周辺が打撃を受ける。

これは間違いない。

初日最後の視察は、ブルックリンの
ホールフーズ環境対策店。
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スーパーボウルの買い出しのためか、
多くのお客でにぎわっている。
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いつもはネットスーパーで済ませる顧客も、
今日は来店しているのだろう。
こんなホールフーズは久々に見る。IMG_1202

「GAME DAY」の仕掛けが売場の随所で見られる。IMG_1243

ロテサリーチキンはほぼ売り切れ。IMG_1250

グロサリーも売れていて、
商品によってはご覧の状態になる。IMG_1227
賑わいのある店を見るのは楽しい。
ネット販売の増加のために、
ホールフーズは店頭顧客が減った。
だからこそこんな店は嬉しい。

最後にブルックリンのダンボ地区。
マンハッタンのビル群を背景に撮影。IMG_1264

疲れ切ってホテルに戻る。

そのあと4チームに分かれて夕食会。

もちろん肉のロピアだから、
ステーキレストラン。
私はミッドタウンにある
「ストリップハウス」。IMG_1268

ポーターハウスステーキをいただき、
最後は骨に残ったおいしい肉にかぶりつく。IMG_1269

日本ではできない楽しみ方だ。
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これが本当においしい。
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デザートはこれ。

まわりのメレンゲを炎で焼く。
中はアイスクリーム。
超美味。
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こちらはチョコレートケーキ。
ザッハトルテの大型版。
チーズケーキもいただいた。
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皆、大満足。
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お疲れ様。

けれど本番は明日です。

では、皆さん、元気です。
Good Monday!

〈結城義晴〉

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