帰国してから眠くて仕方がない。
これを時差ボケというのか。
とにかく寝ている。
60歳代までは、
20日以上も米国各地を移動し、
さまざまな仕事をこなした。
一人で動くことも多かった。
今回は1カ所に留まって、
ホテルの部屋も変えず、
生活スタイルを堅持した。
けれど疲れが溜まった。
ホテルに到着して、部屋に入った。
翌朝、目覚めて、窓を開けた。
ベランダは広くて、
私はそれを「パティオ」と呼んだ。
2月8日に石破茂総理がワシントンにやって来て、
ドナルド・トランプ大統領と握手した。
雪の日は意外に寒くはないが、
それ以来、私の庭は冷蔵庫となった。
しかしディナーに出かけた。
ストリップ・ハウス。
店内はガラガラ。
アメリカ人は家でスーパーボウルを見ている。
食事に来ていたのは日本人の二組だけだった。
2月13日、積もった雪は少しずつ解け始めた。
ジェイムス・デイヴィッド・バンス副大統領に指示する。
雪は解けていった。
2月16日には雨が降った。
9・11メモリアルパークは、
冷たい風が吹いてひどく寒かった。
新しい班がやってくるたびに、
初日の晩はステーキハウスに行った。
寒いけれど毎日、
ブルックリンラガ―を飲んだ。
(ギネスのグラスに入っているが)
パティオから西側を望む。
今年の秋には、
商人舎スペシャルコースで、
ニューヨークを訪れる。
帰国してみると、
商人舎流通スーパーニュース。
ウォルマートnews|
’24年度年商6810億ドル5.1%増/過去最高収益を更新
2025年1月期決算。
過去最高収益を更新。
売上高6745億ドル、前年比5.0%増。
1ドル150円換算で大台を超えた。
101兆1807億円。
営業利益293億ドル(4兆4022億円)で8.6%増。
純利益 194億万ドル(2兆9154億円)で25.3%増。
期末店舗数は米国内5205店。
スーパーセンター3559店、
ディスカウントストア355店、
ネイバーフッドマーケット671店、
サムズクラブ 600店。
国外が5566店で、
合計1万0771店舗。
一方、
Amazon news|
’24営業収益6380億ドル11.0%増/2年連続で2桁伸長
2024年12月期決算。
営業収益6380億万ドル(95兆6939億円)、
11.0%の増加は2年連続2桁伸長。
営業利益686億ドル(10兆2890億円)で86.1%増、
純利益592億ドル(8兆8872億円)で94.7%増。
ただし商品売上高は2723億ドル(40兆8467億円)、
アマゾンウェブサービス売上高3656億万ドル。
54兆8472億円で14.7%増。
さらに第4四半期売上高を比べると、
ウォルマートは1805億5400万ドル(27兆円)、
アマゾンは1877億9200万ドル(28兆1688億円)。
ウォルマートとアマゾンが逆転した。
2025年度は通期で逆転しそうだ。
ウォルマートは21世紀に入ってから、
エクソンモービルを抜いて世界第一の企業となった。
その後、原油価格の変動によって、
何度か首位の座を譲ったが、
2014年以降は安定してトップの座にあった。
新しい局面が生まれるかもしれない。
しかし商品販売額という消費局面では、
相変わらずウォルマートが首位だ。
アマゾンはウォルマートの半分以下である。
今回も店頭とオンライン販売の現実を見る限り、
両者の格差はものすごく大きかった。
オンライン主力とはいえ、
そのリアル店舗アマゾンフレッシュは、
惨憺たる店頭状況だった。
もちろんアマゾン傘下となったホールフーズは、
いい状態だった。
それを加えても、
店頭力とネットスーパーの総合力は、
ウォルマートに軍配が上がる。
現場を見ていてつくづくと思う。
それを忘れてはならない。
〈結城義晴〉