商人舎流通スーパーニュース。
セブン&アイnews|
創業家による買収を断念/資金調達に目途付かず
日経新聞は朝刊一面で、
「セブン買収の創業家案、伊藤忠が離脱」
伊藤順朗セブン&アイ代表取締役副社長は、
伊藤興業㈱の社長でもある。
この伊藤興業がセブン&アイ買収に動いていた。
それがとん挫した。
伊藤興業は伊藤忠商事㈱に、
戦略パートナーとして出資参画要請をしていたが、
その伊藤忠が撤退を公表した。
だから伊藤興業も手を下せなくなった。
セブン&アイは5月の株主総会で、
セブン-イレブン・コーポレーションに社名変更する。
一方、中間持ち株会社として、
すでにヨーク・ホールディングスを設立している。
こちらは米国投資会社ベインキャピタルに、
交渉優先権を与えていて、
いずれ売却する予定だ。
そのセブン-イレブン・コーポを、
伊藤興業が買収するという案だったが、
それが駄目になった。
カナダのアリマンタシォン・クシュタールは、
セブン&アイの買収提案を継続している。
決断はセブンの特別委員会に委ねられている。
相変わらず迷走していると、私は思う。
特別委員会は、
独立社外取締役で構成されている。
しかしなぜ、自分たちのことを、
自分たちで決められなくなったのか。
会社は誰のためのものか。
それを考え、貫かねばならない。
いつも言っているが。
丸の内側には右から、
新丸ビル、丸ビルと並ぶ。
その向こうに三菱ビル。
㈱OICグループ丸の内オフィスがある。
血液と尿の検査。
そして田嶼尚子先生の診察。
肝心のヘモグロビンA1cは6.3%。
72歳としては合格。
中性脂肪も140、グルコースは97。
尿酸値も5.0。
3回目の生活習慣病療養計画書を提出した。
まったく問題なし。
また1カ月、頑張ります。
東海道線で横浜に戻る。
そして商人舎オフィス裏の遊歩道。
奥はシェルタワーヨコハマ。
夜の10時ごろまでかけて、
10ページの原稿を完成させ、入稿。
常盤勝美さんの力作を、
山本恭広編集長、亀谷しづえGM、
そして結城義晴が三人がかりで、
いい原稿にした。
楽しみにしてください。
仕事が終わると夜食を食べて、
横浜駅まで歩く。
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ダイエーnews|
イオンフードスタイル横浜西口店10/27オープン
2023年10月27日(金)に、
イオンフードスタイル横浜西口店として、
スクラップ&ビルドのオープン。
商業施設はCeeU Yokohama(スィーユーヨコハマ)。
特徴の一つとして、
「CATCH&GO」が併設されていた。
話題のウォークスルー店舗。
商品を手に取って、店舗を出るだけで、
自動的に決済ができる店だ。
弁当やホットデリカ、飲料、菓子など、
約400品目を品揃えして、
時短購入ニーズに応えようとした。
利用客1日1000人を見込んでいたが、
いつ通っても顧客の姿は見えなかった。
そして閉鎖してしまった。
あとには花売場が広げられてスペースを埋めた。
アメリカのアマゾン・ゴーも失敗に終わった。
そのスーパーマーケット版は、
アマゾンフレッシュ。
レジのない店舗、
キャッシャーのいない店。
コンセプトの理想は凄かったが、
今のところすべての実験はとん挫している。
イオンの 「CATCH&GO」も、
この状況は見えていた。
ドラッカーの言葉が思い出される。
「イノベーションは未来のためではなく、
今のために行われなければならない」
ん~、その通りだ。
セブン&アイの抜本改革も、
今のために決断されなければならない。
「今」の対象はいつも第一に、
今の顧客と今の従業員である。
〈結城義晴〉