ゴルフ「立心の会」。
今日は名門・茨城ゴルフ倶楽部。
クラブハウス横の彫刻。
山崎正義作「有無」
ゴルフの神髄は「無心」にある。
有の心を静め、
無の心で臨む。
Outはそれができたが、
Inはできなかった。
如実にスコアに表れた。
中村博さんと山本慎一郎さん。
茨城ゴルフ俱楽部西コースは、
カートが導入されていない。
だから全ホールを徒歩でラウンドする。
ゴルフの王道だ。
私は1万9000歩を超えた。
それでも一打を打ってから歩くと、
その間に考える。
この考えるタイミングが、
ゴルフというスポーツに適している。
プロはカートに乗らない。
歩き続ける。
そして打つ。
そのとき優れたプロは「有」の心を静める。
それがゴルファーを「無心」に導き、
集中した「一打」が放たれる。
仕事も同じだ。
経営も同じだし、
政治も同じ。
石破茂に「有」の心が生まれた。
いや「有」の政治世界に育って、
当たり前の感覚になっていた。
それは今の時代には許されない。
恩師と仰ぐ田中角栄の全盛期とは違うのだ。
さて、メジャーリーグベースボール。
ドジャースとカブスが来日している。
開幕シリーズが来週の火曜と水曜に開催される。
そのプレシーズンゲーム。
球場は東京ドーム。
いつもメジャーの試合をテレビで見ているから、
東京ドームがひどく狭く感じられた。
昼のカブス対阪神タイガース戦。
カブスの鈴木誠也は2番・指名打者。
二松學舍付属高校から広島東洋カープへ。
2019年と2021年にセリーグの首位打者。
大リーグ3年間で本塁打55本、
通算打率2割7分8厘。
30歳になった。
立派なメジャーリーガーだ。
このゲームも7回に、
バットを降りながらレフト前ヒットを放った。
阪神は先発投手の門別啓人(もんべつけいと)が、
5回を無安打無四死球無失点。
わずか55球の完全投球で勝利投手。
北海道出身の20歳。
2022年ドラフト2位の左腕。
阪神が3対0で勝利した。
期待が持てる。
夜のゲームは、
ドジャース対読売ジャイアンツ。
大谷翔平が1番指名打者で先発出場。
紹介の必要はないが鈴木と同じ30歳。
巨人の投手はエースの戸郷翔征(とごうしょうせい)。
宮崎県都城市生まれ、
聖心ウルスラ学園高校出身。
2018年ドラフト6位の24歳。
エキジビションマッチだったが、
ドジャースが5対1で快勝。
3回に新加入のマイケル・コンフォートが、
見事なホームラン。
2014年ドラフト1巡目で、
ニューヨークメッツ、
サンフランシスコジャイアンツを経て、
今年、ドジャースに加わった。
32歳の外野手。
活躍するだろう。
低め外側の球を救い上げて、
ツーランホームラン。
このシチュエーションでよく打てるもんだ。
その後、テオスカー・ヘルナンデスも本塁打。
ドミニカ出身、32歳の外野手。
これで一挙に5得点。
ドジャースの投手陣は、
抑え投手を並べたブルペンデー。
大谷は2打数1安打2打点、1四球。
8回に退いたようだが、
私は昼間の疲れでうたた寝していた。
それにしても、
大谷翔平のライトスタンドへの放物線。
「久々に帰ってきたなっていう感じがしたので、
いいゲーム、いい打席だったと思う」
淡々と語った。
大谷は「無心」を心得ている。
以て自戒とすべし。
〈結城義晴〉