結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年04月20日(日曜日)

「穀雨のイースター」のわかりやすい「ことば」

二十四節気の「穀雨」
穀雨(こくう)は、
穀物の成長を助ける雨のこと。

田畑の準備が整い、
それに合わせて春の雨の降るころ。

そろそろ田植えの季節だ。

一方、欧米では、
「イースター」
キリスト教の「復活祭」。

イエス・キリストは処刑されたのは、
よく「13日の金曜日」と言われるが、
確かではない。

西暦30年の4月7日の金曜日という説、
西暦33年の4月3日の金曜日という説。

そして3日後に復活したとされる。

キリスト教では復活祭の日を決めている。
「春分の日の後の、
最初の満月の日の翌日曜日」

だから毎年変わる。
今年は4月20日、
昨年は3月31日だった。
来年は4月5日。

イースターの象徴は卵だ。

アメリカのスーパーマーケットでは、
卵が主役になる。

卵は新しい命が生れてくることを象徴している。

このイースターの日に、
ウラジーミル・プーチンが、
勝手に「停戦宣言」を発した。

モスクワ時間4月19日午後6時から、
21日午前0時までの30時間。

そして軍事行動を停止するよう命じたらしい。

しかしウクライナ側、
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、
「信用できない」と表明した。
ロシア軍が砲撃を続けているようだ。

そして「真の停戦」を求めた。
????????????

穀雨にしてイースター。
1日中、家にいた。

午後、二人の孫娘がやってきた。
姉娘にウォルマートで買ってきた、
アルファベット遊具をプレゼントした。
IMG_1926 (002)

とても喜んで、
お風呂にまで持って入っている。

さてほぼ日の糸井重里さん。
今日のダーリン。

井上ひさしさんの言葉。
私もよく引用する。

「むつかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
ゆかいなことを、
いっそうゆかいに」

糸井。
「このことばの見事なところは、
○○を△△に、△△を□□にと
しりとりのようにつなげている技術なのだが、
○○も△△も□□のどれも否定せずに、
次々に衣装を替えて
別の姿にしているところだと思う」

その糸井さん。
『決定版 一億人の俳句入門』を読んでいて、
「俳句を詠むとき、大事なこと」に感心した。
51G8JruQPkL

その大事なことは三つ。

一、わかるように詠む。
一、すっきりと詠む。
一、いきいきと詠む。

糸井さん。
「これは、わかりやすいし、
わかりやすくない」

「”きっとそうなんだろう”
という実感もあるが、
わからないとも言えるし、
もっとわかりたくなる」

「本のなかには、
これの説明もあるけれど、
そう簡単にわかったなんて
言えないことが書いてある」

そして言う。
「こういうのが、いちばん
“おもしろい”んだよなぁ」

ん~、よくわからない。

蛇足のように書いてあるのが、
「やさしく、つよく、おもしろく」
これも、「よくできているなぁ」と、
糸井は自画自賛。

「やさしく、つよく、おもしろく」は、
日刊イトイ新聞創刊25周年記念、
25の「お宝ことば」の一番目で、
ほぼ日という会社の行動指針を表すことば。
otakarakootba

まず、「やさしく」は前提。
そして、「やさしく」あるために、「つよく」。
さまざまなことを実現できるように「つよく」。
そのうえで、「おもしろく」という価値を生み出そう。

商人舎と言うか結城義晴の信条は、
「今日も一日、優しく、強く」

糸井と似ている。

五番目は、
「正直は最大の戦略」

山岸俊男著『信頼の構造』の言葉。
いちばん正直な人が、
いちばん生き残る」

八番目が、
「おちつけ、たのしめ」

いざ、なにかに取り組むとき。
いよいよここからが本番だぞ、
というようなとき。

ふたつの4文字。

「おちつけ」は、
「さんまのまんま」という番組のセットの
掛け軸に書いてあったことば。

もうひとつの「たのしめ」は、
矢沢永吉がコンサートに臨む直前など、
逃げ出したいくらいのプレッシャーがあるとき、
自分に言い聞かせることば。

明石家さんまの「おちつけ」と、
矢沢永吉の「たのしめ」。

セットにすると、とてもよい。

九番目。
「いいことをしているときは、
悪いことをしていると
思うくらいで
ちょうどいい」

糸井重里が尊敬する思想家、
吉本隆明が親鸞の善悪についての思想を、
消化したうえで生み出したことばらしい。

商人舎にも言葉はある。

徹底することは、
「きびしく、こまかく、しつこく」

戦略の言葉。
「小さく、狭く、濃く、深く」

孫娘たちがもう少し大きくなって、
わかりやすいというくらいに、
なってくれればいいのだけれど。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人

東北関東大震災へのメッセージ

ミドルマネジメント研修会
海外視察研修会
商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2025年4月
« 3月  
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.