UAゼンセン第1回流通産業労使フォーラムの「普通の特別」
令和元年初の8月もあと4日。
九州北部には記録的な大雨。
私の生まれ故郷は、
福岡県福岡市早良区。
ここも大雨だ。
結城一族が住んでいるが、
みんな大変だろうし、
不安だろう。
わが日本列島は、
地震列島にして台風列島、
そしてすこしずつ、
亜熱帯地方の雨期のようになる。
心からお見舞いしたい。
そして現地の小売産業やサービス産業が、
人々のライフラインとなってほしいと願う。
今日の私は横浜商人舎オフィスで、
月刊商人舎9月号の必死の入稿仕事。
午後から東京・水道橋へ。
東京ドームシティホテル。
UAゼンセン流通部門主催。
第1回流通産業労使フォーラム。
昨年までは労使懇談会という名称で、
6回まで開催されていた。
その昨年までの労使懇談会が、
「顔合わせ」や「心合わせ」だったとすれば、
これからの労使フォーラムは、
「力合わせ」だという。
まったくその通り。
私は夕方の開催記念パーティから出席した。
主催者挨拶は藤吉大輔さん。
UAゼンセン副会長にして流通部門部門長。
藤吉さんはすこぶる機嫌がよくて、
「心合わせと力合わせ」の、
手ごたえを感じたような挨拶だった。
来賓あいさつは参議院議員のお二人。
河合孝典さんと田村まみさん。
河合さんは労使が力を合わせて、
「軽減税率問題」などに、
本気で取り組まねばならないと主張した。
田村まみさんは、7月の参議院選で、
国民民主党の比例代表でトップ当選。
イオン出身の参議院議員の誕生だ。
おめでとう。
1年前の”候補”のころは初々しかった。
これから猛勉強して、
存分に力を発揮してほしい。
流通を代表する政治家になってほしい。
乾杯の発声は高橋了さん。
流通部門副部門長。
高橋さんは流通部門の政治担当で、
先の「力合わせ」の話をしてくれた。
乾杯の後は懇親。
田村まみさんと記念の写真。
去年はこうだった。
私は月刊商人舎8月号の特集を贈った。
「我ら、ポリティカル・マーチャンツ!」
藤吉さんと握手。
藤吉さんは間違いなく、
流通産業の鍵を握る人の一人だ。
それから㈱平和堂の皆さん。
私の右は夏原行平さん、専務取締役管理本部長。
左は本持慎二さん、教育人事部長。
そして両サイドは平和堂労働組合のお二人。
右が中央執行委員長の千秋章造さん、
左が中央執行書記長の山本昇司さん。
その夏原さんと小苅米秀樹さん。
小苅米さんは㈱ベルジョイス会長で、
お二人はコーネル大学ジャパン「伝説の1期生」
㈱万代の加藤健さんと西城敏幸さん。
加藤さんは取締役総務担当、
西城さんは万代ユニオン中央執行委員長。
この10月で退任する。
ありがとうございました。
イオンリテール㈱副社長の西松正人さん。
管理担当でホームコーディ事業も担当する。
㈱イトーヨーカ堂の樋口昭さんと石合弘二さん。
右の樋口さんは取締役管理本部長、
真ん中の石合さんは労働組合中央執行委員長。
㈱フジの皆さん。
私の隣から豊田洋介さん、中西信将さん。
豊田さんは取締役管理本部長。
中西さんは人事総務部次長兼労務政策課課長。
そしてフジユニオンの高橋慶長さんと富永篤さん。
高橋さんは中央執行委員長、
富永さんは中央書記長。
アクシアルリテイリング㈱のお二人。
五十嵐安夫さんと矢島良彦さん。
五十嵐さんは副社長で、
矢島さんは原信労働組合中央執行委員長。
各社とも労使揃って参加している。
それから狐墳英毅さんと白鳥和生さん。
弧墳さんは一般社団法人徳育経営研究所常務理事。
㈱長崎屋の幹部だった。
白鳥さんは日経新聞社編集局調査部次長。
最後に大塚耕平参議院議員と、
商人舎ゼネラルマネジャーの亀谷しづえ。
UIゼンセン同盟の時代から、
この労働組合との関係は深い。
「流通産業政策」策定の際は助力した。
UIゼンセン同盟会長だった落合清四さんには、
コーネル・ジャパンの講師をお願いした。
元連合会長の高木剛さんには、
商人舎発足の会の発起人になっていただいた。
そして労働組合と経営者が、
互いにそのポジショニングを主張し、
理解しあったうえで、
まさに「心合わせ」と「力合わせ」を、
していかなければならないと思う。
それが「Political Merchants」の、
これからのあり方でもある。
東京ドームホテルは、
雨模様の中にくっきりと浮かんでいた。
最後に昨日の朝日新聞「折々のことば」
第1563回。
特別なものを
特別に作っても
特別ではないんですよ。
(川俣正)
「逆に、身近にあって、
不要とされた”普通”のもので
何か違うモノを作るのは”特別”だ」
(『高校生と考える世界とつながる生き方』から)
Politicalとは、
特別なものではない。
身近なもの、普通のものだ。
その身近なもの、普通のものから、
特別なものが生まれる。
田村まみさんと再会し、
UAゼンセンの労使を見ていて、
その「普通の特別」を強く感じた。
それが我らの、
ポリティカル・マーチャンツだ。
〈結城義晴〉