セブン&アイ決算説明会の「自主MDは間違い」か?
「ハギビス」と名づけられた台風19号。
いよいよ上陸が決定的となってきた。
ワールドカップラグビー2019。
12日開催予定の2ゲームの中止が決まった。
豊田市のニュージーランド対イタリア、
横浜市のイングランド対フランス。
惜しいなあ。
ラグビーワールドカップは、中止したら再戦はしない。
とくに英仏対決は見たかったなあ。
私たちも、
土曜日曜に計画していたゴルフ合宿を、
残念ながら中止とした。
今日は朝から東京・池尻。
遊歩道の先に東名高速と国道246号線が見える。
有名なニー・ヨン・ロク。
東邦大学付属大橋病院。
大改装移転して、
素晴らしい現代病院に変身。
今日は半年に一度の眼の検査。
私の右目は、
白内障、網膜剥離、緑内障と、
眼病の百貨店状態。
それでも右目から、
わずかでも視力と光が得られるならば、
最悪を覚悟して、最善を尽くす。
一度、横浜商人舎オフィスに戻って、
再び、渋谷へ。
渋谷ファーストタワー。
ベルサール渋谷ファースト。
セブン&アイHD決算説明会。
スライドを映しながら、
井阪隆一社長が延々と説明してくれる。
井阪さん、手元の資料を見続ける。
全体の数字を解説し、
そごう西武、イトーヨーカ堂、
日米のセブン-イレブン。
事細かに説明してくれる。
誰かに任せてもいいのだろうが、
それが自分の役目だと言わんばかり。
セブン-イレブンの説明のときには、
前を向いて自信をもって話す。
井阪さんの専門分野だからだ。
説明が終わると質疑応答。
左から井阪隆一社長、
後藤克弘セブン&アイホールディングス副社長、
伊藤順朗同常務執行役員、
永松文彦セブン-イレブン・ジャパン社長。
これにもほとんど井阪さん一人で答えた。
コンビニエンスストア問題に関しては、
永松さんが簡単に回答した。
井阪さんとともに、
3カ月3割減俸となった後藤さん。
セブン・ペイの問題を理由に、
デジタル戦略推進本部長の役職も解かれ、
記者会見では終始、無言。
㈱セブン・ペイ小林強社長は退任。
「一番の問題は、
グループ全体のセキュリティー意識の欠如」
井阪さんは何度も答えた。
しかし私なら、そうは言わない。
自分の問題意識の欠如、と言う。
詳細は商人舎流通スーパーニュース。
セブン&アイnews|
第2Q 3兆3132億円減収も増益、海外コンビニ牽引
さらに月刊商人舎11月号で、
結城義晴の分析。
セブン&アイはどこに向かったらいいか。
記者会見が終わると、
例によって囲み取材。
井阪さんと永松さんに、
輪ができた。
テレビカメラも囲みの外側から映す。
私は田中陽さんと懇談。
日本経済新聞社編集委員。
日経新聞の「流通の権威」。
みなさん、田中さんの署名記事は、
見逃さないでください。
ときどき私もこのブログで、
その記事を解説させていただく。
さて、セブン&アイホールディングスは、
どこに行けばいいのだろう。
今回は利益は最高益だったものの、
3000人のリストラと組織構造改革ばかり。
その先に何が見えているか。
それにしても井阪さんの発言の中の、
「自主MDが間違っていた」。
この考え方は間違っている。
そのやり方が間違っていただけで、
自主MDを止めてはいけない。
将来を見失うことにならねばいいが。
〈結城義晴〉