あるがままに受け入れる
結城義晴・4月から5月にかけての「20日〆行動日誌」
□人間ドックを除いては、小学校4年の夏の水晶体摘出の手術、中学1年春の盲腸の手術以来の入院を経験しました。「あるがままに受け入れる」――これが今月の私でした。
□4月20日の夜、名古屋に入って、コンサルタントの木村博志さんと一献。翌朝はユニーの研修に。午後は前村哲路常務にご案内いただいて、ユニーやイオンのショッピングセンターを視察。感謝。前村さんとは意気投合。商業界ゼミナールのテープの愛聴者。
□24日、8時、月曜ミーティングと部長会。25日、午前中、テンポスバスターズの森下篤史社長来社。午後、パチンコチェーンストア協会訪問。山田孝志会長に面談。夕方、『販売革新』拡大媒体会議。26日、目の治療。今年、2月ゼミナールが終了してから調子が悪くなった右目の治療です。夕方、役員会。27日、朝から静岡へ。ユニーの研修。雨模様。今回も木村さん同道。講演し、食事して、そのまま、帰京。三井住友銀行へ。夕方、『パチンコホール経営革新』の販売会議。その後、役員会。28日、横浜大口のユニー関東本部へ。研修。2時間55分の熱演。最後に力が入った。午後、山王病院へ。そのまま医師の指示で、タクシーで池尻大橋の東邦大学医学部付属大橋病院へ。即、入院。診断は網膜剥離。29日、30日と繰り返しの検査。
□そして5月1日、夜、7時30分から2時間の手術。北善幸先生、小林晶子先生には心から感謝。この病院、網膜剥離の権威です。お勧めします。それでも術後、夜中に出た病院食は完食。規則正しい入院生活。目は使えず、経過を見続ける。今年のゴールデンウィークは快晴が続いた。頑張って、7日退院。結局10日間。黄金週間を全部、病院のベッドの上で過ごした。その後3日間、自宅で静養。しかし手術とはいえ、こんなに文字通りの休みを取ったのは入社以来初めてのこと。目も順調に回復。ただし、白目の部分は、傷だらけ。完全治癒まで2、3カ月はかかりそう。それでも8日には『食品商業』編集長の山本恭広君に会って、シアルドール審査のレクチャー。そう、急遽、パリで開催される国際ヒット商品コンクールの審査員の役目を交代してもらったのです。9日、10日と溜まっていた講演のレジュメをつくって、メール送信。11日出社。山本君は10日に出発。感謝。11日、12日、リハビリ出社。13日、大橋病院で診断。良好。視力は落ちる。でも失明は逃れた。あるがままに受け止めて、周りの人々に感謝。手術の時も、入院中も、いつもの言葉を思い浮かべていた。「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」。力が湧いてきた。この言葉にも感謝。
□15日、朝、8時から月曜ミーティング。その後『食品商業』拡大媒体会議。山本君も日曜には帰国していて、報告。残念ながら、シアルドール・カテゴリー賞は獲得できず。午後、PTB有識者懇談会出席。今回は自民党の参議院議員・秋元司さんの講義とそれへの質疑応答。秋元さんは、彼が小林興起前衆議院議員の秘書時代からの旧知の仲。現状が良く分かるレクチャー。16日、東京目白の椿山荘。「安土敏著『日本スーパーマーケット創論』発刊記念セミナーとパーティ」。私は基調の講演。安土さんの2時間半の講演は、実に良かった。呼びかけ人として、イオンの岡田卓也さん、西友の渡邊紀征さん、ライフコーポレーションの清水信次さん、ヤオコーの川野幸夫さん、カスミの小濵裕正さん、ヨークベニマルの大高善興さん、紀ノ国屋の増井徳太郎さん、しまむらの藤原秀次郎さん、CFSコーポレーションの石田健二さんといったそうそうたるメンバーが駆けつけてくださって、盛り上がった。荒井さん、おめでとうございました。17日、名古屋。寺岡ニューバランスフェアで講演。18日、朝から出版合同会議。午後、役員会。19日午後、お台場国際展示場で「小から大への成長法則」セミナー。商業界主催。こちらは渥美俊一先生と私の二人羽織。といっても、渥美先生がほとんど持論を展開してくださるという内容に、私が、ゲスト講義するといった趣向。昨年に続く同テーマ・同タイトルのセミナーで大好評。私は終わりのところで抜けて、日本チェーンストア協会総会のパーティへ。岡田さん、清水さん、渡邊さんなど、出版記念パーティ参加の皆さんと再会、感謝のお礼。もちろん佐々木孝治協会会長にも、ユニーの研修のご報告。
□あるがままに受け入れる。今、私に起こっていることには、すべて、そんな心で向き合っています。そして「今日も一日、優しく強く」、「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」でやっていきます。ところで、目薬の差し方、ほんとに上手になりました。
<結城義晴>