セブン-イレブンの「市中感染」とweb会議のPhysical Distancing
Everybody! Good Monday!
[2020vol⑯]
2020年第17週。
4月第4週に入って、
来週からゴールデンウィーク。
緊急事態宣言も7都府県版が、
4月8日(水)午前0時に発出されたから、
明日の21日(火)で2週間が経過する。
その2週間後の5月6日(水)の連休明けを、
緊急事態宣言解除の目途としているが、
どうやらそれで収まりそうもない。
商人舎流通SuperNews。
セブン-イレブンnews|
FC&直営の7店舗従業員8名が新型コロナ感染
週末の3日間。
4月17日(金)から4月19日(日)。
セブン-イレブンは、
7店舗8名の新型コロナ感染を発表した。
[4月17日発表の3店舗]
[FC]セブン‐イレブン練馬北町店
[FC]セブン‐イレブンさいたま宮原3丁目店(2名)
[FC]セブン‐イレブン名古屋栄生駅北店」
[4月18日(土)発表の2店舗]
[FC]セブン‐イレブン荒川町屋2丁目店
[FC]セブン‐イレブン足立江北3丁目店」
[4月19日発表の2店舗]
[直営]セブン‐イレブン西院駅南店(京都市)
[FC]セブン‐イレブン道の駅米沢店(山形県)
セブン-イレブンはこの3月末時点で、
日本国内47都道府県すべてに、
2万0929店を展開している。
しかし3日間で7店舗8名。
働いている人たちのことや、
その不安と恐怖を察すると、
言葉がない。
これはかなり、
「市中感染」が、
進んでいることを示している。
市中感染とは、
「日常的に社会生活をしている
健康な人に起こる感染症」で、
「感染経路を特定することが難しい、
外因性感染のひとつ」。
セブン-イレブンは、
他のチェーンより客数が多い。
そのために従業員数も多い。
したがって感染者を出す確率が高い。
「市中感染」も進みやすい。
そこでやらねばいけないことは、
「フィジカルディスタンシング」である。
世界保健機関(WHO)は最近、
言葉遣いを置き換えている。
“Physical Distancing”
「あえて言い換えているのは、
人と人のつながりは引き続き
維持してほしいから」
“social”には、
「社会」や「社交」といった意味がある。
だからSocial Distancingは、
「社会的距離の保持」と訳され、
その「社交」のニュアンスを持つ。
そこでWHOは、
「物理的な距離」を保つことを、
あえて”Physical Distancing”と呼んで、
逆に電子メールやソーシャルメディア、
web会議や電話などで、
人と人とのつながりを維持することは、
奨励しようと考えた。
フィジカルディスタンシングは、
セブン-イレブンでこそ、
今、必要だ。
繁盛してレジに行列ができる店も、
フィジカルディスタンシングの方法を、
考えてほしい。
さて今日は朝から横浜商人舎オフィス。
自宅から10分。
自家用車で送ってもらう。
亀谷しづえゼネラルマネジャーも、
自分で車を運転してやって来る。
公共交通機関は、
できるだけ使わない。
そして11時から、
web会議。
㈱True Data社長の米倉裕之さん、
取締役CSOの中津武さん。
それに執行役員の越尾由紀さん。
意見を言う時にはついつい、
手振り身振りになってしまう。
新しい方法でのミーティング。
だんだん楽しくなってくる。
午後2時からは、
ナレッジマーチャントワークス㈱と、
やはりweb会議。
社長の染谷剛史さんと、
ユニットマネジャーの柳沼克彰さん。
こちらは大阪と東京の2カ所と、
さらに横浜の商人舎をつないで会議。
染谷さんとは会議が終わってからも、
Zoomで個別に話し合った。
これは悪くない。
しかしweb会議は疲れる。
通常の会議体とは、
集中力のかけ方が異なる。
なんというか、
1対1で講演している感じ。
新しい時代がやって来る。
その新しい時代の新しいmeeting。
なかなか新鮮だ。
さて今週の私のスケジュール。
今日の月曜日は2つのweb会議。
明日の火曜日も、
フィジカルディスタンシングで、
第一屋製パン㈱取締役会。
移動は自分の車。
明後日の水曜日も、
True Dataのweb取締役会議。
木曜日は必須の検査と診察。
毎日、商人舎SuperNewsを公開して、
月刊商人舎5月号の準備をして、
単行本の最終段階の原稿を整理して、
最後に毎日更新宣言ブログを書く。
冷静に恐れつつ、
自分の出来ることを、
精一杯、やり続ける。
いつも、今年の商人舎標語。
「世のため、人のため。」
最後に昨日の「折々のことば」
第1791回。
目的に対する
手段を提供することで
役に立つのと、
そもそもの目的、価値を
創造するということで
役に立つのと、
二つあるわけです。
(吉見俊哉『大学はもう死んでいる?』から)
吉見さんは元東京大学副学長の社会学者。
「役に立つか立たないかで
学問の価値を測る風潮がある。
やれデータだのエビデンスだのと」
「けれども、
データサイエンスで予測できるのは、
現在の延長線上にある未来でしかない」
私がいつも使う3つの研究。
⑴基礎研究
⑵応用研究
⑶実用化研究
目的に対する手段の提供が、
実用化研究。
そもそもの目的や価値を創造するのが、
基礎研究や応用研究。
小売業やサービス業は、
実用化研究オンパレードだが、
基礎研究や応用研究も必須だ。
そして、
「大事なのは
“非連続的な社会の変化”に
創造的に対応できる
知性であり想像力だ」
このコロナ禍で、
「非連続的な社会の変化」が生じる。
その時にいかに創造的に対応できるか。
日々、このための知性と創造性を磨きたい。
では、みなさん、今週も、
世のため、人のため。
Good Monday!
〈結城義晴〉
4 件のコメント
いいですね
宮本善弘さん
ありがとうございます。
返信嬉しいです。熊本からの発信でした。PD発想、熊本ホテルキャッスルでも活かします。熊本城は良い「変化」の象徴です。宮本拝
宮本さん、熊本キャッスルホテル、楽しみですね。頑張ってください。