ユニクロの「エアリズムマスク」とon-line会議の「ゼブラ企業」
Everybody! Good Monday!
[2020vol㉔]
2020年第25週。
6月第3週。
梅雨明け予想は、
近畿、関東甲信などが、
7月21日となっている。
沖縄はもう6月12日に明けてしまった。
今年の梅雨は、
シトシト降り続くのではなくて、
豪雨らしい。
その豪雨の中に晴れ間もある。
降るものにして日和は梅雨のまうけもの
〈正岡子規〉
日和はもうけもの。
そう考えて日々を過ごしたい。
鬱陶しい梅雨。
今日の商人舎流通SuperNews。
ユニクロnews|
オールシーズン用「エアリズム マスク」6/19販売開始
待ってました! とばかりに、
エアリズムマスクが発売される。
価格に注目していたが、
1パック(3枚組)で税別価格990円。
サイズはS・M・Lの3種。
Sは子ども用/小学生以上目安。
Mはちいさめ、Lはふつう。
防御性能を高めるため、
独自の3層構造を採用。
表側のメッシュ素材、
内側のエアリズム。
中間には高性能フィルターを内蔵。
この高性能フィルターはBFEを99%カット。
BFEはBacterial Filtration Efficiencyで、
バクテリアろ過効率のこと。
飛沫や細菌・ウィルスが付着した粒子、
花粉などを99%ブロックする。
この点がいい。
洗濯用の中性洗剤を使用して、
洗濯機で洗うことができる。
20回洗濯してもフィルターは、
一定の効果を持続する。
「エアリズムマスク」のネーミングも絶妙で、
多分、マスク市場を席巻するだろう。
私は㈱商業界の編集長のころから、
部下や周辺に言い続けてきた。
「後出しジャンケン
負けるべからず」
ユニクロはマスクでもそれを実行した。
さて今日は午後から、
オンライン会議。
まず午後1時から、
大久保恒夫さんとミーティング。
(株)リテールサイエンス社長。
中身は内緒。
そのあと、午後3時から、
㈱True Dataの若手と質疑応答。
コロナ禍は社会をどう変えるか。
True Dataの烏谷さんが、
PEST分析でたたき台を作ってくれた。
それをもとに、
ディスカッションして、
私がまとめる役割。
後半は流通業はどう変わるか。
そしてTrue Dataはどう貢献できるか。
みんないい意見を言ってくれた。
コロナは世界を変える。
その「変わる」という事実だけが、
変わらない。
コロナは時間を早める。
交通革命と情報革命のなせる業である。
国や地域や社会が、
素早く、激しく変わる。
経済も産業も、企業も商売も、
迅速に、大きく変わる。
しかし、どう変わるのか。
何が元に戻るのか、何が戻らないのか。
それはわからない。
わからないなりに、
よりよく観察し、
自分のミッションと、
自分の強みをよくよく考えれば、
何をすべきかがわかる。
1時間半の予定が、
それを過ぎても終わらない。
「名残惜しい」といった印象を残して、
ミーティングは終了した。
若い人たちと話をするのは、
とても楽しいし勉強になる。
True Dataの人たちはもちろん、
Knowledge Merchant Works㈱も、
ユニコーン企業ではなく、
ゼブラ企業を目指している。
ユニコーン企業は、
一角獣の企業。
未上場で創業10年以内の、
ベンチャー企業のこと。
英語では「Startup Company」。
自社の成長を第一の優先順位として、
急成長が見込める凄い企業のことだ。
対してゼブラ企業は、
シマウマの企業。
アンチ・ユニコーンの企業。
より良い社会の構築に寄与することを、
第一の企業目標として、
持続可能な範囲での成長を追求する。
ポスト・コロナのビジネスシーンは、
ゼブラ企業の時代となる。
振り返ってみれば、
商業界も倉本長治も、
ゼブラ企業であれと主張した。
損得より先きに善悪を考えよう。
店の発展を社会の幸福と信ぜよ。
公正で公平な社会的活動を行え。
これが私の「本籍地」の思想だ。
ZOOMでのオンライン会議。
「商売十訓」を思い出した。
ありがとう。
では、みなさん、今週も、
公正で公平な社会的活動を行え。
Good Monday!
〈結城義晴〉