2007年07月30日(月曜日)
結城義晴のオピニオン「2007・7・29参議院選挙」
「勝利とは、たいていの場合、相手から恵んでもらうものである」
昨7月29日の参議院選挙において、
民主党大勝、自民党惨敗の結果が出た。
さまざまな業界に関係する自民党参議院議員も、
束ねて、落選。
しかし、勝った民主党にも、
勝因らしきものは見当たらない。
与党が、自ら転んだだけである。
「勝利とは、たいていの場合、自ら勝ち取るものではない」
「相手から恵んでもらうものだ」
今回の参議院選挙、まさしくこの言葉どおりであった。
だとしたら、民主党にも自民党にも、
自ら変わることが望まれている。
どちらが、国民のために、
自らを変えることができるか。
それを国民が見ている。
変わらなければ、やがて滅びる。
だから「安部総理の続投」に関しても、
それが自民党を変えることに、
直結しているか否かによって、
審判を下されるに違いない。
小泉純一郎前首相は、「変える」と唱え続けて、
名宰相の名を欲しいままにした。
店も会社も、自ら変わらねばならない。
変わり続けねばならない。
これを「イノベーション」という。
私自身も。
<㈱商業界社長 結城義晴>