「ちょっと変わったヤツが必要なんですよ。」
Everybody! Good Monday!
[2020vol㊿]
2020年の第51週。
12月第3週に入って、
残りは3週。
1月元旦の週を第1週として、
毎週毎週月曜日に第何週と数えてきた。
そして第51週。
コロナ一色の2020年だった。
令和の元号となって2年目だったが、
それも残念ながらどこかに霞んでしまった。
さて、月刊商人舎12月号。
[特集]ロピア関西第3弾!「鶴見の陣」
「乱立の均衡」を打ち破るUFOは
大阪モデルの「青信号」(?!)
お陰様で大好評。
単品購買のお申し込みは以下へ。
月刊商人舎も商人舎ホームページも、
写真をたくさん使う。
とくにこの3号は写真を多用した。
それは結城義晴の撮ったもの。
もしくは亀谷しづえの撮影。
たとえば、ロピア。
牛・肉・一・頭・買。
たとえばヤオコー。
価格コンシャスゾーン。
平和堂。
ノンフード売場。
サミットストア。
惣菜からベーカリーへ。
そして、とりせん。
ツルヤのファサード。
ベイシアの外観。
45年間、店と売場と商品の写真を撮ってきた。
筋金入りの流通カメラマンでもあります。
その写真も味わってください。
楽しんでください。
さて今日は、
アメリカ大統領選挙選挙人投票日。
ジョー・バイデン候補が大統領になる。
早く全権を掌握して、
COVID-19拡大を止めてほしいところだ。
ワクチンが開発されたとしても、
接種・投与には時間がかかる。
しかも副作用の問題も、
完全には解決されていない。
マスク着用令でも発して、
この事態に歯止めをかけてほしい。
さらに今日は、
今年の「漢字」が発表された。
「密」
もちろん新型コロナウイルス感染拡大防止の、
「3密」や「密閉、密集、密接」の「密」。
妥当な選択でしょう。
日本漢字能力検定協会の調査と発表。
応募総数20万8025票のうち、
2万8401票、13%強が「密」を選んだ。
ちなみに2位は「禍」、3位は「病」。
来年も「密」に関しては、
避けねばならないだろう。
しかし「密談」や「密議」は、
組織運営上、敬遠したい。
「緻密」や「濃密」は仕事の上で必須だ。
さて今週の私のスケジュール。
今日は朝から商人舎ZOOM会議。
みんなの健康を確かめて、
互いに予定を確認し、
商人舎1月号特集の内容を説明した。
明日と明後日は、
社外取締役の会社の役員会。
どちらもオンラインで参加する。
明後日と明々後日は、
商人舎オフィスで、
対談や座談会。
ソーシャルディスタンシングで開催します。
そして金曜日は、
ヤオコーの「年末記者会見」。
でもこの状況だから、
私は遠慮しておきます。
川野澄人社長、いい話をしてください。
さて、今日は午前2時に起きた。
そのために昨夜は10時前には寝た。
全米女子オープン最終日観戦のため。
渋野日向子が4アンダーでトップにいる。
大いに期待が持てる。
しかし荒天で明日に順延。
目が覚めたので長々と、
3日目のビデオを眺めさせられたが、
二度寝してしまった。
明日も午前2時起きだ。
もちろんその間にも、
原稿執筆は続けている。
今日は朝刊休刊日。
そこで昨日の朝日新聞「折々のことば」
第2022回。
ちょっと変わったヤツが
必要なんですよ。
優等生ばかりを集めていても
いい酒になりません。
〈輿水(こしみず)精一〉
「ブレンドウイスキーは
いろんな原酒を混ぜて造る。
そのとき”欠点のない”原酒ばかり集めて
造っても”線が細い”ものにしかならない」
サントリー名誉チーフブレンダー。
「そこにあえて異質な酒を加えると、
風味がぐっと奥深くなる」
私は清酒では本醸造が好きだ。
なぜか大吟醸純米よりも、いい。
このブレンドの良さがあるのだと思う。
しかし「変わったヤツ」のブレンドは、
酒に限らない。
小売店舗の品揃えにも、
ショッピングセンターの店揃えにも、
ちょっと変わったヤツが必要だ。
そして人間のチームにも、
個性ある者が求められる。
野球漫画のドカベンには、
男岩鬼や天才殿馬がいた。
エース里中もドカベン山田太郎も、
変わったヤツだ。
三拍子そろった高校球児ではない。
映画では特攻Aチーム、
ミッションインポッシブル、
古いけどナバロンの要塞。
いずれもフィクションだけれど。
実務の世界でも、
ピーター・ドラッカーは、
「強み」を活かせと説いた。
それは平均的な人間でなくてもいい、
というメッセージである。
もちろん組織には、
すべてに通じたゼネラリストも必要である。
ただし、受験勉強のできる優等生は、
実は画一化された人間になりやすい。
とくに実務の世界では、
より良く学べば、
知識や知恵の質量は増えて、
結果として個性的な人間ができる。
店や部門は、
そんな個性集団でありたい。
では、みなさん、今週も、
自分らしく。
Good Monday!
〈結城義晴〉